ｓｔａｒｍａｙのブログ

話は少し戻りますが、11/20に行われた、親の会主催の発達医療センターの小児科医の先生
（mayとstarの主治医）との懇親会。
自己紹介が始まり、他のお母さん方が我が子の発達障がいについて近況を話し始めました。
すると、妻の表情がみるみる変わって行きます。

フラッシュバック。
お母さん方の話を聞く内に、幼少期の辛い記憶が溢れてきます。

自己紹介の順番が妻に廻って来ました。
他のお母さんと違い、ただ一人妻だけが、当事者の立場として話を始めました。


小学校4年生の時に初めて「死にたい」と思った時の事。
うつ病を発症して看護学校を中退した時、自分の人生はこれで終わったと思い、
自分の中で自分が音を立てて崩壊していった話。
そして、母親に一緒に死のうと言われた話・・・


もういい、もういいから。
もう、頑張らなくていいから。
辛かった時の事を思い出さなくていいから。

私は、そう言って妻を止めようと何度も思いました。
でも妻には、辛くてもどうしても他のお母さんに言いたかった事がありました。

「我が子に対して決して希望を捨てないで欲しい。」



今日は、mayとstarの主治医との診察日でした。
当然、先生は妻の事を覚えていました。
今日はmayとstarの診察ですが、妻の事が心配で気にかけていて下さいました。

奥さんはあの後、大丈夫でしたか？
他のお母さんの話でどんどんフラッシュバックしておられたので。
あの感じだと、相当しんどいだろうなって思います。
その後、奥さんはどうですか？

私は、あの後フラフラしながら帰宅し、そのまま寝込んでしまった事を先生に伝えました。


「高機能自閉症」と「うつ病」は密接な関係にあります。

子どもの頃から自尊感情を失い続けると、いずれ二次障がいを引き起こします。
幼い頃から厳しくしつけられ、自尊感情を完全に喪失した妻は、小学4年生の時には
既に、希死観念を抱くまでになりました。
そんな状態でも、まだ見過ごされてきました。

そして、看護学校に入学して２年後・・・
乖離、自殺未遂にまで至ります。
当時の記憶は、妻にはありません。

妻のうつ病は、掘り起こせば小学校低学年にまで遡るほど、相当根の深いものです。
その根底には、妻の持つ自閉特性がある事は言うまでもありません。
医者が「予後不良」と診断した所以です・・・


子どもの事を良く観察してあげて下さい。
ささいな変化を敏感に感じとれるように、「我が子センサー」の感度を高めて下さい。
子どもの変化を感じ取ったら、すぐに対処してあげて下さい。

決して、根拠の無い先送りはしないであげて下さい。
それが私の、心からの願いです・・・




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