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カテゴリ:毛利楓
本日はトーンの作業をしているところを報告します。 前回、インク汚れがいくつもあった稲毛(小山田)殿のコマです。 汚れは問題なく消せました。 ほぼ全面にトーンが入っている演出を目指しました。 直垂の部分のトーンはいわゆる「重ね貼り」っぽく見せるために 2枚目のトーンレイヤーを少しずらしています。 アナログのトーンは 線数と向きをそろえて重ねると 良い感じの濃さやにじみが出るんだけど、 デジタルトーンだと ぴったり重ねただけでは効果が出にくいらしいのです。 ただ、このデジタルトーンのずらし技。 失敗すると印刷した時にべったり真っ黒になって 「トーンがつぶれる」感じになってしまうのです。 うちの稲毛殿の直垂は55線50%なので しばしば真っ黒になってます。 本が出来てから発見して変なうめき声出したりしてます。 おじさんだらけのコマです。 おじさんじゃない人も混じってるんだけどね。 黒っぽい所は描き込みで仕上げているので 実はベタ塗りをしていません。 根性でガリガリやったら、結構黒くなった。 ペン入れの段階でちょっと描き込みが足りないかな?と思って デジタルでさらに線を増やしたりもしました。 毛利楓さん、作業が雑なので こういうガリガリ描く方法はあこがれていたものの 遠慮して来たのですが、 今回すごく楽しかったのでまたやりたくなって来た。 遠慮なんて要らなかったのだよ。 ばんばんチャレンジして行くべき。 写真は試し刷りです。 日奉のおっさんの大規模集中工事をしているところです。 「俺の頭の中の日奉のおっさんはこうじゃない」 と思って赤でイメージに合う線を探しています。 どうして下描きの時に気が付かないんだよ!?(爆泣) くやしくてムキになって直しています。 この後、PC上であっという間に何とかなった。 深く嘆き悲しまなくてよかったのかも知れない。 写真が足りないので 昨年の秋に東京都府中市で撮って来た 武蔵国府の国司館(の復元)の写真を見て。 奈良時代の儀式の様子らしいです。 今回の話は武蔵国府が舞台なのですが、 建物の資料とかはあまり集められなかったのです。 平安時代末期の官庁とかの復元模型も欲しい。 府中市さん、作って。 消失点がズレまくったコマです。 調度はPC上で細かい線を引き直しました。 かなりズレてるみたいだったんだけど 全て直してたらもう完成しねえよ!と思ったので、 ぼちぼちな感じにしておきました。 本が出なかったら、 それってあまりにもつらいじゃないですか。 次回、表紙を描く! 突然のゲシュタルト崩壊に泣く!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024/03/18 03:53:18 PM
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