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狂人ブログ ~旅立ち~

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October 18, 2010
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レッドライン.JPG
 構想7年、総作画枚数10万枚以上。CG全盛の時代に、あえて手描きにこだわった意欲作。
 遠い遠い未来。宇宙最速を決める5年の一度の祭典「レッドライン」を舞台に、超リーゼントのウルトラ純情ボーイ・JP達レーサーの、活躍と熱いバトルを描く。


 マイッタ。やられた。これまたドエラい映画に出遭ってしまった。もし諸兄姉が、今年中に一本しか映画を観られないとしたら(そんな状況はめったにないが)、小生は胸を張って本作の鑑賞をオススメする。
 
 とにかく、4年の歳月を費やして描かれたという作画が、凄まじすぎるの一言。一見、アメコミ調の濃い作風でありながら、随所にジャパニメーションらしいデッサン無視の過剰なディフォルメとユーモア、そして金田伊功氏を意識したという懐かしくも新しいド派手な演出とアクションが散りばめられ、観ているだけで気持ちよく大興奮の渦に叩き落してくれる。
 長い間アニメヲタクをやっているが、ここまで線と色彩に力強さを感じた作品は、ちょっと記憶にない。単にドギツいとか、無駄に濃いという意味ではなく、線一本一本に宿る躍動、色一つ一つに備わったエネルギー、すなわちこの絵そのものが持つダイナミズム、エロティズム、生命力が、スクリーン全体から怒涛に溢れ出ている。
 ケレン味と勢い任せ、最後はイイハナシダナーで適当に誤魔化せばいいじゃん、的な作品が横行闊歩する昨今、同じバカをやるならここまで徹底してやらなければモノにならんという、お手本のような作品である。この入魂の作画を観るためだけに、1800円払う価値は充分にある。

 そんな映像を相乗させるかのごとく、劇中曲の完成度は超弩級にして秀逸。
 アドレナリンがガロン単位で過剰分泌する事ウケアイのご機嫌ナンバーが、劇中これでもかっ!!と目白押し。無意識にアクセル全開必至につきカーステ使用厳禁の、五感全てを刺激するクール&ホット&クレイジーな音で、興奮のボルテージは一気にマックス越え。アニメ・CM音楽界の絶対王者・菅野よう子さん以外で、久々にサントラを買おうと思ってしまった。

 個性的すぎるキャラクター達のバランスも素晴らしく、大筋ではJPとその周囲にスポットを当てながら、他のキャラクターのバックボーンや物語も少しずつ盛り込み、しかも展開そのもののスピード感を損なわずに見事収束させた手腕は、もはや脱帽を通り越して土下座モノ。
 また、演じる木村拓哉氏、蒼井優の現職声優陣に勝るとも劣らない芝居のセンスに加え、脇を固める青野武氏や、今年初旬に亡くなられた郷里大輔氏の熟練した技術もキラリと光る。

 なお一部、フリスビーを演じた浅野忠信氏に不満の声も上がっているが、…まあ確かに、お世辞にもうまくは無かったが(笑)、その程度で本作の価値が著しくさがるものではない。
 万が一、この一点を引き合いに出し、本作を駄作と断じる者がいたとするならば、それは愚の骨頂と言わざるを得ず、君はもう映画館に行かないほうがいいよ、お金と時間の無駄だから、と老婆心を呈する他ない。

 
 ビジュアルはもちろん、音楽、ストーリー、キャラクター、全てが限りなく完璧な作品。残念ながら小生の拙い文章力では、本作の魅力を0.1%も表現できないが、「マイマイ新子」をアニメーションの持つ物語の新しい可能性を指し示した作品とするならば、本作は今のクリエイター(を名乗る連中)が忘れ去った手仕事の凄みを見せつけ、真のクリエイティブ、エンターティメントの何たるかを指し示した作品だと、小生は断じたい。
 それにしても、昭和30年の片田舎を描いた作品が、これから向こう20年30年のアニメをあり方を体現し、近未来の何でもありカーレースを描いた作品が、アナログなスタイルを用いた原点回帰を体言するとは、なんとも不思議な話しである。
 ともあれ、これだけの仕事が出来る御仁がいるのなら、日本のアニメはまだまだ死なないと確信できる。なのでどうか、安心して引退してください宮崎駿監t(以下略)。


 とにかくこの迫力、スピード、興奮、爽快感は、一度スクリーンで体験しておかないと一生後悔する。
 まだどうしようかと迷っているそこの諸兄姉。今すぐ、迷わず、映画館へ足を運んでいただきたい。大満足は保障する。


 ポロリもあるしねっ!!!
 (ホントです) 


 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆☆☆

 素晴らしい作品に出逢えて感謝!!久々の星5つ!!!



REDLINE


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最終更新日  October 18, 2010 09:00:23 PM
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