家庭内単身赴任？オヤジの手酌日記

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  似たもの同士

  今晩は。独酌です。昨日ここに書いた関連会社の方は独酌よりも若かったそうで、享年４４歳。早過ぎますね、残されたご家族が気懸かりです。直接は独酌の管轄下の業者ではなかったので、それ程親しかった訳ではないのですが社内でたまに見掛けました。昨日も用事が済んで「それでは失礼します」と椅子から立ち上がった瞬間に胸を押さえて倒れたそうです。体型は何処からどう見ても【メタボ】、典型的な心筋梗塞の症例だったそうです。直ぐに救急車を呼んだ上で、心得のある者が救命処置を行っていたのですが病院に搬送後、１時間もしない内に息を引き取られたそうです。普段は元気そうに見えたのですがねぇ･･･他人事ではありません。独酌も気を付けねばと思いました。（今更かい！）土曜日は「これでもか！」という程アワビを食べてご満悦の独酌ハハでしたが、独酌チチはサウナに行かなかったのが心残りな様子。それでも酒をだいぶ呑んだので、終いには風呂にも入らずに寝てしまいましたが。一人当たり３枚のアワビを食べて、正に「鮑三昧」の一日でしたが、ムスコは「メシが貝ばっかてのもなぁ･･･ラッコじゃあるまいし」と罰当りなことをぬかして夜中に冷蔵庫や棚をゴソゴソ漁って何か喰っていたようです。「チッ!　またシーフードかよぉ！」「贅沢言ってんじゃないわよ！」「でも育ち盛りだからねぇ･･･」「魚・魚・魚･･･もうウンザリだぁー！」「肴とこれがあればジイチャンは天国だぞ」「ジジイ、ズレてんぞ。こっちに戻って来～い！」「とにかく肉よこせよぉー！」翌日、日曜日はチチの希望で全員でサウナへ行く事に。幸い家から徒歩２分で「湯宴ランド」という施設がある。朝一番で行きたがるジジイを宥めすかして、ヨメが仕事から戻るまで待つ事にする。サウナから出た後は直ぐに食事に行く事になってるので昼食は軽く蕎麦。「３時に湯宴ランド前」と待ち合わせの時間と場所を決めると、ムスコは逃げるように遊びに行った。テレビでゴルフを見たりして時間を潰していたが、２時半に我慢しきれず独りで出掛けるチチ。ホントにどいつもこいつも･･･ヨメから「３時に間に合わない」と電話があったので、独酌とハハも出掛けました。１時間遅れでヨメも合流。しかし、ムスコは来ない。携帯は鳴るけど出ない。どうせ、自分の部屋にブン投げてあるのだろう。最近は殆ど携帯を持ち歩かない。猫が首に懸けられた鈴を外すようなモンかな？５時半になりレストラン？の予約の時間も近づいたので出る事に。晩飯はヨメの希望で【レッドロブスター】である。独酌とチチは食べるものが無いので、この店は嫌なのだがヨメがどうしても「活きロブスターの豆板醤炒め」というのが食べたいと言い張るので渋々同意。まあ、昨日はかなり張り切って料理をしたからよしとするか。「昨日はご馳走になったから今日は好きな物食べてね」元々がハハがヨメにこう言って外食する事になったわけだし。喰うものもそうだが、酒がないのが何よりネック。しかし、小岩という場所は家族で食事の出来る店が殆どないので土日の夜はいつも満員。幸いムスコの同級生のお母さんが昼間パートをしてるので席は確保出来ている。最初にこの店に来た時「ビールは何があるの？」と訊ねて「瓶と生になります」こう真顔でウエーターに答えられて以来、オーダーはヨメに任せている。今回は時間も人数も決まっていたから、先にオーダーをしていたようで次々と運ばれてくる。それは良いのだがムスコがまだ来ない。サウナから出て一度家に戻り「レッドロブスターにいる」とメモを残してきた。ゆっくりと呑んで食べていたのだが、８時近くになっても来ないので諦めて帰る事にする。そんでもって「お会計」･･･約４万円。この味でこの値段か･･･高いんじゃねぇ？食べきれなかったピザとロブスターをパックに詰めてもらい帰路へ。チチ・ハハはこのまま帰ると言うので駅まで送る事に。最近は学習して、呑みたい時は電車で来るようになった。外へ出ると雨が降っていたが、家に戻った際に傘を持って出たので困りはしない筈だったが･･･大き目の傘を２本持ってきたので、チチ・ハハで一本、独酌とヨメで一本と傘に収まったのだが、チチ・ハハは一つの傘には収まらないようだ。チチが傘を持つとハハの肩や頭は濡れ放題である。元々あまり気を使う方ではない。怒ったハハは「貸しなさいよっ！　私が持つから！！」今度はハハがチチを置き去りにして行くのでチチがびしょ濡れである。チチは最近「膝が痛い」と毎日のように生体やら外科に通っていて、この日も軽くビッコ。ハハも全然気を使わないタイプなので、自分独りでスタスタと行ってしまう。どっちもどっちだ。ヨメは後ろから見て大笑いしていた。笑いながら歩いてると独酌の携帯が鳴った。出てみると警察署からだった。聞けばムスコがスーパーで万引きしてる男を捕まえたのだとか。事情聴取や何やらでこの時間になったそうで、今からパトカーで家まで送ってくれるとの事。それはご親切にと思ったが、もっと早く親元へ連絡しても良さそうなもんだが。チチ・ハハに話すと「おう！でかした！！」とチチは喜び「焼肉でも食わしてやるか？」と言うが全員腹一杯なので却下。とりあえず２人を駅まで送って家に帰る。玄関を開けると･･･餓えた野獣が一匹おりましたとさ。

  2008年09月09日

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  三昧！

  今晩は。独酌です。土曜日の午前中に家でテレビを観ていたら宅配便が来ました。サインをして荷物を受け取ります。玄関のすぐ近くに認印を置いてあるのですが、ヤマトも佐川も「サインで良いですよ」ハンコを押してくれと言うのは、郵政くらいなもんですね。民間になったとはいえ、そこは元「親方日の丸」ですね。届いた荷物は100ｘ50ｘ30（センチ）位のトロ箱（発砲スチロールの箱）です。エラク重い。開けてみて納得。差出人の名前を見た時から何となく中身の察しは付いていたのですが。とりあえず、母親に電話を掛けます。「もしもし、今日ヒマ？」「ヒマって言えばヒマだけど何で？」「よかったら夕方ゴハン食べにきな」「お父さん起きたらサウナ行くって言ってたけど」珍しくまだ寝てるのかと思ったら、夜中２時位に起きて新聞も来ないから閑を持て余して散歩へ行ってたらしい。朝食を食べたら眠くなったので二度寝の最中との事。「どっちでも良いけど、アワビ一杯あるよ」「行く、すぐ行く！」逸る母親を夕方５時頃に来いと宥めます。黒・赤、合わせて１６枚のアワビとサザエが１０個入ってました。それと保冷剤の代りに水を詰めて凍らせた５００のペットボトルが３本。重いわけだ、アリガトネ　Ｈちゃん。「今、お父さん起こしてくるから！」いや･･･だから夕方で良いんだってば。寝かしておいてやれよ。「３時頃で良い？」「５時か６時で良いってば！」結局４時半に来た。ヨッポド好きなんだなぁ。まずはお刺身で。刺身の場合「黒」の方が美味しいと思うのだがヨメは硬いと言って嫌がる。まあ一杯あるこったしと「赤」も幾つか刺身にしてみる。確かにこっちの方が柔らかい。ヨメもこれなら食べられると喜んでいた。ただし真ん中の一番柔らかいとこしか食べない。「はい、あ～ん！」「？」何かを箸で口に運ぶので齧ってみたらアワビの縁の硬い部分だった。「アンタ硬い方が好きなんでしょ？」そうじゃねぇ～だろぅ～！（￣△￣#）くぅぉらぁー！独酌チチの大好物の「水貝」今日は肝も一杯あるから裏漉しして付タレも作る。ムスコは肝の部分は食べないので幾つか余る。日本酒なら生か塩辛にするのが一番だが、今日はジジ・ババの希望でシャンパンと白ワインなので、軽く湯掻いてレモン醤油で。生の肝をワサビ醤油で食べるのとはまた違った味わいに。こちらの方が味が軽やかでシャンパンやワインに合う。踊り焼きは「赤」の方が良い。炭火の上に置いて焼けたら醤油と酒を半々に合わせたものをひと垂らし。「ジュー!」といったらレモンを絞って。これを送ってくれた知人の住む千葉県の房総では醤油の代りに味噌だそうだ。ババ、ヨメ、ムスコ３人が「踊りより、バター焼きが良い」というのでステーキとバター焼きを作る。ムスコは焼いても肝の味がダメらしい。肝を外して、タマネギの微塵切りをバターで炒めて醤油とレモンを加えて煮詰めたソースを掛けてみた。ムスコが馬鹿みたいな勢いで喰い出したので後悔する。･･･やらなきゃ良かった。蒸しアワビも作ってみる。こうなると、どうしても日本酒。この見てくれの悪いのは何でしょう？正解は「擂り流し」。作り方は至って簡単。殻を外して口の部分を切ったアワビをおろし金でゴリゴリと擂りおろすだけ。あとはダシと塩で味と濃度の調整をお好みで。こんな風に冷たく冷やして供すれば、火照った体にスッと染みこむ涼やかな肴に。和風ビシソワーズといったところか。もっとも沢山ないと出来ない贅沢な一杯。マグロとヒラメの刺身、ヨメ特製のピータン豆腐、キムチ、だだ茶豆･･･好きなものばかり並ぶからか、珍しく小食の独酌チチがケッコウ箸を付ける。最後にベランダでマツタケを炭火で焼こうとした時に雨が。週末になると天気の悪い東京です。仕方がないので台所でガスで焼く事に。「肉がないじゃないかぁ！」ムスコが喚くのでマツタケと一緒に牛肉をバターで炒める。仕上げに醤油を鍋肌から回しかけ、レモンを半個分ギュー!香りに釣られてジジ・ババも箸をだすほど好評でした。このお話の続きは明日となります。日曜日に阿呆ムスコにパソコンを弄られてネットに繋がらなくなり、先程やっと治ったのですが会社の方から関連会社の方が心筋梗塞で急死されたとの連絡がありました。事実関係の確認と事後処理などで病院へ来て欲しいとの事。「独酌さんとこ近いから、ちょこっとお願いしますよ」総務の奴は簡単に言ってくれるが、ウチから聖路加はそんなに近くはないんだけどなぁ･･･まあ、そんな訳でちょっと出てきます。おやすみなさい。

  2008年09月08日

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  「タレ」と「たれ」

  今晩は。独酌です。８月の終わりは秋を思わせるような陽気だったのに、９月の声を聞いた途端に暑さがぶり返した東京です。今日は涼しくて過ごし易い気候だったのに、ヨメは「熱っちーぃ！、熱っちーぃよぉ！！」毎日、独りで騒いでエアコンをガンガン効かせてます。独酌とムスコは「寒い、寒い」と家の中で厚着をしてます。夏なのに勿体無い。ウチのヨメ、更年期か？今年は、お中元にやたらと素麺を戴いたのでコレを消費すべく家中でせっせと素麺を食べてます。独酌は素麺のツユは基本的に「クジラ」でダシを採ります。「クジラ」といっても本皮（塩くじら）です。これを薄く切り、タマネギと一緒に煮込みます。味付けはシンプルに醤油と酒のみ。たったこれだけですが驚くほど滋味に溢れたツユが出来ます。干椎茸を戻して、その汁ごと加えればお客様にも出せると思います。あくまで好みですけど。今日ぐらい涼しければ温麺でも良いかも。北海道や青森では、お正月にクジラでダシを採った麺をよく食べていたようです。しかし、独酌のハハの故郷の新潟や山形ではクジラの旬は夏とされていました。だから独酌も「夏 ＝ 素麺 ＝ クジラ」という図式が頭の中に刷り込まれています。今は冷凍や塩蔵の物しか手にはいりませんから季節感も薄れてきてしまいました。それよりも、値段がネックになってるのかも知れませんね、食卓に上らなくなっているのは。商業捕鯨が全廃になる迄、「鯨肉」は肉の中で一番安いものでした。その肉よりも更に安いのが「本皮」と呼ばれる脂の部分や、「さえずり」と言われる舌、「百尋」と言われた腸などの内臓などでした。本当に日本人は鯨の全てを利用していたんだと判ります。その本皮も今では半分「高級食材」になっています。調査捕鯨の対象になってる鯨の製品はまだお手頃ですが、【ナガスクジラ】の本皮とかになると･･･最近見たのは８０グラムで１３０００円だったかな？･･･最上級の松坂牛並みです。今回のは、そんな高級品ではなく、千葉で獲れた【ツチクジラ】の本皮です。これ【ミンククジラ】より安いんです。たまたま近所のスーパーに「塩クジラ」が売っていたので、何も考えずにカゴに放り込んで買って来ました。家に帰ってパックの裏に貼ってあるシールを読んだら「ツチ」と書いてありました。「ツチ」というのは「槌」の事で口の形から名付けられたのでしょう。「槌」というと普通の人は「ハンマー」を連想するのでイマイチ姿形が思い浮かばないかも知れません。しかし、ここで言う「槌」は昔、藁などを叩いて縄を作る時に使った円筒形の「木槌」の事です。英名は【Baird's beaked whale】で、これまた紛らわしい･･･と言うか解り難いです。「beak：嘴」ですが、この「嘴」は殆ど鳥のクチバシ＝「bird　beak」を指します。だから【Baird's beaked whale】を【Bird's beaked whale】と勘違いする人がタマにいますね。でも英名の意味は『Baird（ベイアード）という人が発見した口先がBeak（くちばし）みたいなクジラ』です。まあ、見てくれは「クジラ」というより「イルカ」です。もっとも両者の違いはサイズだけなんですけどね。４メートル未満をイルカ、それ以上大きくなるものをクジラと呼んでいます。このクジラは何故かＩＷＣ（国際捕鯨委員会）の管轄外になっているので商用として捕獲しているようです。房総の【たれ】が有名ですが、生の肉や本皮も売っているようですね。しょっぱいし、特有のクセがあるので好き嫌いの分かれるところです。昔は硬い「ビーフジャーキー」みたいなのしかありませんでしたが、最近では柔らかい製品もあります。軽く炙ってマヨネーズを添えると誰でも食べられる味になります。買って来た塩クジラのパックには「塩抜きしてお刺身でもお召し上がり戴けます」と書いてありましたが、ワサビを付けようが生姜を付けようが、ちょっと脂っこ過ぎて飲み込めません。と、言うわけで今回も素麺のダシへ。少し濃い目の味にして冷やしておくと箸休めにもなります。素麺を肴に酒を呑みながら海外のニュースをみたら、気になる話題がありました。米国ほか世界各地の主要都市で3日、環境・動物保護団体が日本の捕鯨やイルカ漁などに抗議する大規模なデモ活動を行った。保護団体は、小型のクジラやイルカなど約2万頭が日本の漁民により殺されていると非難している。【9月4日 AFP】スペインのバルセロナにある日本領事館前で、日本のイルカ漁に抗議してデモを行う動物保護団体のメンバーワシントンD.C.の日本大使館前でイルカに扮して日本のイルカ漁に抗議する環境・動物保護団体の人々マニラの日本大使館前で、日本のイルカ漁に抗議してデモを行うフィリピンの環境・動物保護団体のメンバーロサンゼルスにある日本領事館近辺で、日本のイルカ漁に抗議してデモを行う環境保護団体のメンバーこれ等のデモ活動はワシントンD.C.、ロンドン、ベルリン、香港、コルカタ、マニラ、カラカス、バンクーバーなど、50近くの都市で展開されたそうです。ワシントンD.C.を拠点とする【Animal　Welfare　Institute：動物福祉協会】と【Human Society International】のメンバーは、日本のイルカ漁を「世界で最も大規模な虐殺だ」と非難してます。言論の自由はどんな事があっても守られるべきものだし、人の考え方は色々だから何を言ってくれても構わない。ただ、デモだ何だに参加してる連中に思い出して欲しい事がある。まず、スペイン。日本はクジラもイルカも食用にしている。他にも食べるものがあると言われればその通りなのだが、少なくとも君らの国の闘牛のように遊びで動物を殺しはしない。次にフィリピン。何であんなに沢山いたジュゴンがいなくなっちゃったか判ってるのかな？世界中で保護しようとしてるのに、君らが密漁までしてせっせと喰ってくれるからなんだよ。最後にアメリカ。「ヤンキー・ホエーラー」と呼ばれ、世界中の海をクジラの血と死体で埋め尽くしてたのは誰だ？クジラだけじゃなくアーリーアメリカン（インディアン）も派手に殺しまくってたな。昔の悪行を悔いて、後世の行いを正そうというのなら構わないがそうではないだろう。コートジボワールの首都アビジャンの港に水揚げされたイルカ。当然、食肉として捌かれるのだが文句を言われてるのを聞いた事がない。日本以外の国の捕鯨やイルカ漁に関して。商業捕鯨を行っているアイスランドやノルウエーだって日本ほど悪し様に言われはしない。「日本の捕鯨に反対すれば金になる」もはや↑は世界の常識になっているのに、未だに踊らされてる人が沢山いるわけだ。そう思いながら素麺の煮浸しを食べてたら、ナガスクジラに比べて槌クジラの本皮が一段と不味く感じられてしまった。不味い物を我慢して喰って、世界中から虐められるんじゃ立つ瀬が無い。どうしてこんな事になったんだろう？責任者、出てこ～い！

  2008年09月05日

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  かい〇〇に手を噛まれる

  今晩は。独酌です。皆さんはお家で何かペットを飼われてますか？独酌は基本、生物全般に好きなので出来れば色々なペットを飼いたいと思っていますが、マンション住まいなので今のところは小さな魚とエビと一緒に暮らしてます。まあ、ヨメが生物全般嫌いなので大型の動物やちょっと変わった動物は飼えないと思ってますが、犬か猫は飼いたいなぁ。しかし、ウチのヨメは異常に猫を毛嫌いする。子年生まれだからか？「何でそんなにニャンコ嫌いなのさ？」「だって噛んだり引っ掻いたりするから怖いのよ」ふ～ん、嫌いなんじゃなくて怖いのか。となると益々ダメそうな気がする。（TOT）シクシクムスコは「ミニチュアダックスが欲しい」と小学校の頃から言っているが、絶対に世話をしないのが判っているので買ってやらない。独酌がヒマなら飼っても良いんですけどね。ヨメも猫ほどは嫌いじゃないみたいだし。「何で犬は良いのさ？」「ワンコは猫と違って引っ掻かないもん」そりゃ、あんまり引っ掻いたりはしないだろうけど、噛むぞ。『飼い犬に手を噛まれる』という諺があるくらいだもの。でも実際は、自分の家の犬に噛まれたという話はあまり聞かない。犬を飼ってらっしゃる方で自分の家のワンコに噛まれた事ある人います？独酌の弟は家の犬に足をよく噛まれてましたけど。（笑）猫の方が噛むこと多いかも知れませんね。独酌は子供の時に実家で色々なペットを飼っていました。犬、猫、金魚、錦鯉、熱帯魚、亀、インコ、文鳥、ワニ、etc「ワニ！？」と、お思いの方もいらっしゃるかも知れませんが昔は夜店とかでも普通に売ってましたよ。売られていると言うより、「金魚掬い」と同じノリで「ウナギ釣り」や「カメ掬い」＆「ワニ掬い」もあったのです。今みたいに「ワシントン条約」とか「動物愛護」とかはありませんでしたから色んな動物が売られていましたね。ピンク・グリーン・ブルーに塗られたヒヨコを筆頭に、水玉模様のウサギとか･･･怪しさ満載。ある年、近所の神社の縁日で【やんばるくいな】を売ってるのを発見しました。その時はもう子供じゃなかったので騙されませんでしたけど。独酌が見たところでは変な色に染めたウズラの雛でした。今時、小学生でも天然記念物を売っちゃいけない事くら知ってるぞ。テキヤもチットは考えれば良いのに。昔、売られていたワニは本物です。スリナムメガネカイマン夜店とかだけじゃなく、ペットショップや熱帯魚屋でも売られていましたね。こういう小さな赤ちゃんワニが。ただし水槽とかに貼ってある紙には大抵「大きくなりません」と大嘘が書いてありました。独酌は近所の熱帯魚屋で買ったのですが、「もう殆ど大人だからこれ以上大きくならないよ」と言われて20センチ位の一匹を購入。ちょうど家に90センチの水槽が一つ余っていたのでその中で飼うことにしました。メダカや虫を餌としてあげていたのですが、その内に普通の肉も食べるようになりました。皆さん知ってました？　ワニも鳴くって。お腹が空くと鳥の雛のように「ピーピー」鳴いて餌をねだります。鶏肉を持って行ってやると独酌の手から直接食べます。おお、懐いてる懐いてる。可愛いなぁ･･･せっせと餌を食べさせたのでスクスクと育ちました。「あれ？　デカクならない筈じゃ･･･」３～４ヵ月後には買ってきた時の倍のサイズに。大きくなるに連れて動きも活発になりました。餌を一杯食べて運動するのでマスマス大きくなります。目が良いらしく水槽のガラス越に独酌のことをじっと見てることがあります。餌を近づけると待ちきれないのか前足をガラスに懸けて立ち上がるような素振りを見せる事も。そして遂にジャンプするようになりました。最初は「おう！　ウチのワニは凄い芸が出来る」と喜びましたが、どうやら殆どのワニが跳ねるようです。日に日にジャンプする高さも記録更新です。そして半年後、水槽の前を通りかかっただけの独酌の腕を目掛け飛び掛ってきました。余程、腹が空いてるのだろうと思ったのですが餌をあげた後で飛び掛ってきます。どうやら動くものに反応して噛み付くようです。不用意に手を近づけて２度ほど噛まれました。『かいいぬ』ではなく『かいまん』に手を噛まれた独酌です。１年後、シッポで水槽のガラスを叩いて割るくらい成長しました。大きくなると鳴きません。ただ空手の「息吹」みたいに「コーッ！」といった感じで呼吸音で威嚇するように。水族館に行って訊ねたら2.5～3メートルには成るとの事。流石に飼いきれず、知り合いを通して施設に引き取ってもらいました。それに比べりゃニャンコの噛みなんて可愛いモンです。人の趣味は色々で、虫を飼う人もいればイグアナやトカゲ、暫く前にニュースに出た傍迷惑なバカは毒ヘビを飼ってましたね。オマケにこのバカ、『かいへび』に手を噛まれて死に掛けてるから笑える。どんなに可愛がっても爬虫類は懐かないみたいな気がするなぁ。基本、鳴かないし無表情だから何を考えてるのか良く判らないし。同じ無表情でも魚は人に馴れます。大きいのは。いつも行く鮨屋が飼ってるアロワナは飼い主の顔だけじゃなく足音も聞き分けてますからね。だからってコイツに懐かれても困るけどね。噛む動物も困るけど、噛む人も困る。こういう事ではなくて、こんなんだったり、こんなんだったり、こんなんだったりである。愛情の表現なのかも知れないが、やられてる方のペットが喜んでるとは限らない。ちょっと前に流行りましたね。当然、猫バージョンも直ぐに発売。これで本当にコミュニケーションが取れるのかは疑問ですが、ペット達の本心としたら、こうかも知れませんね。（＾＾）

  2008年09月04日

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  たんたんたん

  今晩は。独酌です。このマークご存知ですよね？【The Rolling Stones】のシンボルマークですよね。老いて益々元気な彼等の1971年発売のアルバム【Sticky Fingers：スティッキー・フィンガーズ】のジャケットに採用されて以来、ストーンズのロゴマークとして使用されています。考えたらトレードマークを使った最初のロックバンドじゃないかな？トレードマークとしてだけじゃなくアイテムもどっさり。この絵は英国の芸術家John Pasche氏が1970年に製作したものです。こちら↓が原画。【Tongue】John Pasche　1970このほど、この原画をロンドンにある博物館（Victoria and Albert Museum）が92500ドル（約1000万円）で購入したそうです。独酌はてっきりこの絵、もしくは権利はストーンズが買い取っているもんだと思っていましたが作者がずっと所有していて最近アメリカのオークションに出品したのだそうです。今回はイギリスの博物館が落札しましたが、違う国のへそ曲がりが落札して「もう、ストーンズに使わせない！」とか言い出したらどうする気だったんでしょう？購入資金の50％は、英国のアート慈善団体【Art Fund】が負担したそうです。ミックはとんでもない金額の慰謝料を払ってますが、その金の何十分の一かでこの絵を買った方が良いんじゃないかと思います。今後はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に常設展示されるそうです。メデタシ、メデタシ。独酌も落札しました。【Tongue：タン】落札というより普通に買ったんですけど。黒毛和牛は舌も黒いんですよ。皮を剥いたり筋を取ったりするのが結構メンドウですけど、キレイにしてあるのに比べたらダイブお手頃。だから今回は皮付きを購入しました。でも素人がやるとムダが出る（ダイブ小さくなった気が･･･）ので同じかなぁ？先週、急な仕事が入りムスコと約束していた「映画＆メシ」に行けなかったので、知り合いの肉屋の専務に頼んで買っておいてもらいました。常々ムスコが「一回、腹一杯牛タンを食べてみたい」と言ってましたので。こんなモンを腹一杯食べたら、気持ち悪くなるか腹を壊すかのどちらかだと思うのだが･･･焼肉屋で最初に１～２枚食べるというイメージがあるので、牛タンばかり食べた事ないから判らないが。いつも行く焼肉屋は「タン塩」一人前５枚である。これを二人前注文して、独酌とヨメが２枚づつ食べて残りはムスコ。いつもこのパターンだが喰い足りないらしい。「もっと注文すりゃいいだけの話だろ？」とお思いの方もいらっしゃるかも知れないが、これはこれで訳があります。「塩終る迄タレ厳禁！」これが独酌家の焼肉ルールだからです。タン塩やミノ塩とタレが揉み込んである肉を一緒に網に載せるのは許しません。肉に何も付いていないなら構いませんが、基本的にはタン塩 → ミノ塩 → と食べ進んでカルビやロース、ハラミなどのタレ味に突入します。ムスコとしては「タンはもっと食いたいが、カルビも早く食べたい」という葛藤があるわけです。せっかく家に七輪もバーベキューコンロもあるのですから、たまには好きなだけ食わせてやるかと。発砲スチロールの箱に氷詰めで届いた牛タン。耐潤紙というのだろうか？　よく冷凍の刺身とかを包んでいる緑の紙にグルグル巻きにした上でビニール袋に入っていた。「何、ナニ？」興味津々で覗き込むので袋から出して見せてやったら「ゲッ!　なんだそれぇ、キモイ！！」仰け反って台所から逃げていった。専務が「是非、根元を刺身で食え」というので試してみたがちょっと脂っこ過ぎる。もう少し先の方をワサビ醤油、生姜醤油、ポン酢にモミジと色々と試した。牛タンにアサツキを捲いてポン酢で食べるのと、柚子胡椒で食べるのが結構美味しい。どっちにしろ生じゃ沢山はたべられませんけどね。「やっぱりコレだね！」ムスコは普段は酸味のあるものは殆ど食べない。酢の物とかは嫌いな方だ。しかし、牛タンを食べる時だけはレモンをやたらとかけて食べる。この日は家にあったレモン６個を全部使い切った。独酌とヨメは何枚か食べれば沢山なので、残りは全てムスコの胃へ。最初に牛タン丸ごとの半分くらいを切り分けたのだが、あっと言う間に呑みこんで「もっと喰いたい！」600～700グラムはあると思ったんだが･･･もう酒を飲み始めていたので今更キッチンへ行くのも億劫だしと思い、「自分で切って食え」と言ったら暫く台所でゴソゴソやったいた。「オマエ、噛み切れるのか、ソレ？」「大丈夫、大丈夫、柔らかいもん。さすが仙台の牛タン！」いや、仙台じゃなくて那須なんだけど･･･「もうレモン無いの？」「さっき全部絞っちゃっただろうよ」「仕方ない、アレで良いや･･･」冷蔵庫からポッカレモンを取り出して来た。一応は果汁100％を謳っているが濃縮果汁を還元したものだから、やはりフレッシュとは違う。バカでもその辺は判るのか、「ん～、ナンかイマイチ違うなぁ･･･」と首を捻っていた。それでも結局は完食したんだけど。「レモン汁に浸けて」というよりは「レモン汁でタンを洗いながら」喰っていた。「何でそんなにレモン浸けるんだ？」「たくさん浸けた方がサッパリして食べやすいじゃん！」「ふ～ん」「それに酸っぱいもの食べると食欲出るじゃん、今日みたくあんまり腹減ってない時もさ」えっ？　食欲なかったの？　これで？　　１.５キロの牛タン完食して言うセリフじゃないと思うんですけど。オメエ「腹も身の内」って言葉をしらねぇだろ？

  2008年09月03日

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  ・・・を下さいな。

  今晩は。独酌です。昨日のお話の続きで、やっと日本酒のお燗に戻ります。「お燗たーじゅ」のその前に。家にこれがあったら世の中のお父さんの98.5％は早く帰ってきます。独酌だったら、もう家から出たくなくなります。いわゆる「引篭り」になる危険性すらありますね。長火鉢じゃなくて囲炉裏があったらもっと嬉しいなぁ･･･鳩徳利でも良いのですが、せっかく炭火と灰があるのですから銅壷を。この銅壷は循環型なのでどちらか一方だけ馬鹿みたいに熱くならないので便利です。「鳩徳利」ご存知でしょうか？横から見るとこんな形をしてます。お尻の部分を灰に挿して炭火で燗をつけたり出来る優れものですが、外人に見せると大抵の人が「尿瓶」と勘違いしますねぇ。独酌の友達のアメリカ人も言いましたよ。「オマエ、こーゆー趣味あったの？」携帯用の銅壷もあります。これを持って花見に行きたいなぁ･･･酒器もちゃんと割れない錫のセットがあります。錫は唇に当る感触が柔らかくて良いですね。今やカレーとラーメンは日本人の国民食だぁ？どこの間抜けがぬかしてるんだ？日本人の国民食といえば、今も昔も↑これだっ！！いかん、またズレかけてる。とにかく、その燗酒をより一層美味しく飲もうという努力の結果が「お燗たーじゅ」なのです。ネーミングはトホホですが、効果は絶大！考案者は東京のある居酒屋の店長と言われていますが、【山廃】や【きもと】に力を入れている蔵元では昔から知られていました。方法は簡単。熱めにお燗をつけたお酒を高い所から注いで器に受けます。高ければ高い所から注ぐほど大量の空気を含みますが、温度は下がります。それと、このお寿司屋さんみたいに徳利で受けようとすると難しいです。こういうの出来る人は別ですが。要は高い所から注いだお酒が、口に運ばれた時にちょうど良い温度になってればＯＫ。寿司屋のご主人は少し手が震えて溢してしまいましたが、温度は丁度良い「人肌」。日本酒の旨味が最大に引き出される温度です。「旨い！」最近の独酌には何を呑んでも「旨い！」と感じる悪い傾向が見られるのですが、今回は別。同行した総務の課長も力を込めて、「ん～まい！」と叫んでましたから。「雛には稀な･･･」と言いますが、お客に美味しい物を提供しようと努力する姿勢と情熱があれば場所は関係ないのかも知れません。独酌はこの手法を知っていたので目新しさは無かったのですが、口には出さず美味しく頂きました。本当に美味しいので「あぁ･･･旨い」と独りでに科白が漏れます。ご主人がニコニコしながら「宜しければ」とアワビの肝の塩辛を出してくれました。独酌も総務の課長も激しく「宜しいです！宜しいです！！」と喜びをアラワニ叫びます。メニューには無く、日本酒好きの常連客だけに出すサービスだそうです。あまりにも居心地が良かったので、ついつい長居をしてしまいました。本当はホテルで３～４時間仮眠をとって出発しなければ間に合いそうにもない強行軍なのに。美味しいお酒が飲めたからよしとするか･･･しかし、翌日の帰りの運転は辛かった。次の日に家でお酒をチビチビと（お燗たーじゅは無し）飲んでる時、ヨメに「燗銅壷買っても良い？」と訊いてみました。「かんどうこ？」丸で判らないようなので説明すると「お鍋で温めればいいでしょ。変な物買わないでよ、邪魔だから」お酒をお燗するだけではなく、干物を炙ったりも出来ます。独酌（独り酒）には打って付けです。「大体レンジでチンすりゃいいのよ」それだけは許さんぞぉ～！　･･･そんな酒をオレに出してみろうおりゃー！その前にちゃぶ台買わなきゃ･･･和室を潰されたので和式の家具は何も無い。唯一「和」と言えるのは座布団が１枚だけ。テーブルではなく、床に胡坐をかいて呑みたい時もあるので１枚だけ買ってきた。でも、１枚だけじゃ「注しつ、注されつ」とはいかないなぁ･･･こうやって一緒にしんみり呑んでくれる人が家にいれば、燗銅壷もお燗たーじゅも要らなや。なんちゃってね。

  2008年09月02日

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  ささやかな温もりを

  おはようございます。独酌です。新学期も始まり「ほっ！」とされてる方も多いでしょう。ムスコは時間ギリギリまで宿題をやっていて、ヨメが作った朝食も喰わずに飛び出して行きました。「あ～ぁ！　今日から昼ゴハン作んなくていいんだぁー！」ムスコが食べなかった朝食を自分で食べながら、ヨメはメチャクチャ嬉しそうです。「言わぬが花」ではなく「口は災いの元」とならないように口には出しませんが、そんなに一生懸命に作ってるようにも見えな･･･まあ、それとなく訊ねたら作る手間は厭わないが「何を作る？」かを考えるのが苦痛なんだとか。「そんなモンかねぇ？」「アンタは酒の肴しか作んないから楽しいの！」「ツマミ以外だって作るじゃないか」「たまぁ～にでしょ！　毎日毎日ゴハン作ってみなさいよ、１ヶ月で嫌になるから」やはり口にしなければ良かった。散々「どんだけ大変」かをグダグダ聞かされた上に「感謝が足り～ん！」と文句を言われ挙句の果てには「感謝の印に首と肩と越を揉め！」･･･（怒ぅ）･･･しかし独酌も、「Ｎｏと言えない日本人」･･･　結局１０分ほど揉まされました。先週末は北関東・新潟・福島と仕事で廻って来ました。仕事で行ってるので、何も楽しい事は無いのですがヒトツだけ嬉しい誤算がありました。土曜日の宿は二本松市のビジネスホテルだったのですが、素泊り（食事なし）でした。ド辺鄙な所は危険ですが、それなりの繁華街がありそうな場所なら外で自分の好きなものを食べる方が楽しいので、会社の総務には「出張先の宿は、なるべく素泊りにして」と常々言ってます。山の中で刺身を出されたり、冷めてフニャっとなった天麩羅をだされたりするよりは余程マシですもの。ホテルのフロントで教えて貰った寿司屋へテクテク歩きます。所要時間７～８分。店の構えを見て（回らない回転寿司みたいな･･･）失礼ながら大した期待もしないで暖簾を潜りました。とりあえずビールを頼み、ネタケースに目をやるとケッコウ良さげ。ご主人に訊くと、福島の漁港がある太平洋側と新潟、富山などの日本海側の両方から魚が入って来るのだとか。納得。ノドグロとシビ（メバチマグロだと思う）とスルメイカを刺身で頂きました。イカは塩とスダチが添えられていたりと一手間掛けてるので他の料理も頼んでみたら、どれもケッコウなお味。当然、美味しい肴がありますのでビールから日本酒に素早く移行します。お酒のリストを見ると、【大七】がずらり。おう、考えたら二本松市は【大七酒造】のお膝元ではないか。蔵元が町を作った訳じゃないから「お膝元」はオカシイかな？何にしろ【大七】と言えばお燗である。特にこの「きもと」のお燗は世界中の酒の中でも指折りの銘酒。まあ、独酌の個人的意見だがお店の主人にそう言ったら喜んでくれた。「嬉しいねぇー！、こういうお客さんが来るのを待ってたんですよ」何やらお薦めの呑み方があるのだとか。「試してみます？」当然、首を激しくブンブン振りました。縦に。「おい、あれ用意しな！」店の若い衆に声を掛けますが、言われた方は判らない様子。「あれだよ、アレ！」と手振りを添えてやっと判ったようです。暫くして若い衆が「ちろり」を持って現れました。それを受け取ったご主人は反対の手に徳利を握り、真剣な眼差しを注ぎます。「お燗たーじゅ」の始まりです。皆さん「Decantage：デキャンタージュ」はご存知ですね。若いワインの香りと味を立たせる為にやる事が多いですが、長期保存されて寝惚けてしまったビンテージを揺り起こす為に行われる事もあります。ロウソクの灯りで澱を確認しながら慎重にデキャンタへ移します。お高いワインだとこのように仰々しくなる事も。お家でやる場合にはロウソクより懐中電灯の方が無難。デキャンタもお好み、もしくは在る物でＯＫです。通称「フレンチ・ダック」と呼ばれるオーソドックスなものから豪華なクリスタルガラスの逸品まで様々ですが、キレイに洗ってあればペットボトルだって使えます。大量の空気に触れさせてワインを活性化させるのが目的ですから器は何でも良いのです。プロの手際がなくとも誰でも上手に出来る優れものもあります。フランスのデキャンタ専門メーカー【エスプリエルヴァン】製の【グランドアロマ】誰が注いでも器の内側を渦を描くようにワインが流れるように作られています。お高いワインだけでなく、１本1000円とかのワインでもデキャンタージュをする価値はあります。味が確実に変わります･･･と、言う事は「空気に触れないので味が変わりません」を売りにしてる箱詰めワインも呑む分だけはデキャンタージュをするべきだという事です。かくもお酒と空気は微妙な関係なのです。イタリアには「友人が訪ねて来る前日にワインの栓を抜け」という諺があります。独酌がこれをやると友達が来る前にワインが無くなってしまうので、ウチでは専らデキャンタージュになる訳です。澱が沈んでいるような良い（古い）ワインばかり呑むわけじゃないのでロウソクも懐中電灯もいらない事が多いです。デキャンタージュ ＝ 赤ワインのイメージがありますが、白やロゼも味や香りが立ちますのでやって損は無い･･･と言うより、絶対にやった方が得です。白ワインどころか「えっ？」と思うものも。ラベルが見えるかなぁ？　シャンパンの逸品「ヴーヴ･クリコ」をディキャンタージュしてるところです。シャンパンは「泡があってナンボ」みたいに思ってる人が多いので、これを見ると大抵の人が驚きますね。シャンパンだって空気に触れる事で更に香りが立ちます。もっとも、ちょっとやそっとじゃ泡の抜けきらないちゃんとしたシャンパンじゃないと出来ない芸当。イタリアの次はフランスの諺を。「良いシャンパンは朝まで歌い続ける」ちょっと話がズレました。日本酒のお燗の話でしたね。しかし、そろそろ出掛けなければ。続きはまた明日。それでは行ってきます。

  2008年09月02日

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  只今戻りました。

  今晩は。独酌です。只今、家に到着しました。何とまあ、驚くことに馬鹿ムスコが机に向かっております。東北道を走ってる時のスコールのような激しい雨はコイツのせい？いえいえ、皆様ご賢察の通り「夏休みの宿題」が終わっとりません！呆れ果て叱る気にもなりません・・・。そりゃ夏休みの後半（正確には終わり間際）にやる子もいるでしょう。しかし、終わってからやってる奴は（日付は変わり９月となりました）・・・そうそういないだろう。「あ！　いいとこに帰ってきたぁー！」「何がだよ？」「いや、オレ社会とか苦手だしちょっと・・・」ゴッ！（人差し指の第二関節でコメカミをピンポイントに）「てぇー！　なにしやがんだぁ！」「アタマ良くなるツボだ」椅子から引っくり返ってギャーギャー喚いていますが、付き合ってられません。引っくり返りたいのはコッチの方だ。２日寝てませんから。アホは放っといて寝ます。皆さんのお家ではヨモヤこんな風景はありませんよねぇ・・・それでは、おやすみなさい。

  2008年08月31日

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  伝わる想いと伝わらない想い

  今晩は。独酌です。昨日は中京・東海地方が大雨に見舞われてエライ事になってましたが、今日は東京も夕方から激しい雷雨です。まあ、雨は降ったり止んだりなので家のベランダの魚たちも大丈夫でしょう。どっちにしろ仕事が片付かず、家に帰れないので心配しても仕方がありません。それは、まあ良いのですが・・・またしても面倒な仕事を押し付けられて明日から群馬・上信越・北陸と廻ってこなければなりません。夏休み最後の日曜日ですから、ムスコと映画を見て食事に行く約束をしていたのですが・・・。早い時間にムスコに電話を入れて、行けなくなった旨を伝えると「仕事じゃじょうがないねぇ・・・まあ、来週でいいや。その代わり、【ご】買ってくれ」「【ご】？」「そうだよ、【ご】、囲碁！」「オマエ、囲碁なんか解るのかよ？」独酌だってよく解らないのに。今時の中学生は囲碁なんかやるのか・・・不思議に思って訊いたら漫画の影響で始めた子が沢山いるそうだ。「漫画？　囲碁の漫画なんてあんのかぁ？」あるらしい・・・今時は解らん。中々の迫力。何を見て描いたのかな？エッ（絵）－！？子供の観察眼と一瞬の記憶力には驚かされる。どうりで画面が変化するタイプのクイズは、ムスコより早く答えを見つけられない事がある訳だ。歳をとると、この直感的な認識力が衰えるのだろうなぁ。若い女性が「カッコいい！」と言う俳優も独酌にはこのように見える。当の本人は至って真剣だが、こう見えてしまう時もある。「可愛い子供と犬」と見るか「似てる」と見るか・・・人それぞれだと思う。主観の違いと言う奴だ。もっとも誰が見ても似てるという場合もある。次の画像を見て、皆さんはどんな事を想像します？「まさか、その辺の道端から引っこ抜いてきた花なんかじゃないでしょうねぇ？　舐めてっとブッ殺すわよ！」・・・こう感じる人もいるかも知れません。これじゃ・・・病んでますね。何で訳の解らない話をダラダラ続けてるかと言うと、コミニュケーションの難しさを改めて知った・・・会議の最中にもサンダル履きで指の怪我をアピールしつつ、全身から「足が痛いから遠くへ行きたくないなぁ～！」というオーラを目一杯放出してたのに・・・何でまたオレ？かくも人間関係は難しい。まあ、家族とも意志が上手く伝わらない事だってある。他人ともなれば、当たり前か。昨日と違いご飯は食べたのですが・・・眠い。かえって眠くなってしまいました。ですから今日も脈絡も締まりもないお話に・・・。「仕事じゃじょうがないねぇ・・・」ウチの馬鹿ムスコもこれ位は言うようになったんだな・・・来週はなるべく行けるように時間を作ろう。こう殊勝に考えてたのですが、ハタと思い当たりました。「代りに囲碁買ってくれ」何の代わりだ？　ホントにコイツは将来どんな風になるのやら？　子供の頃から将来が見えてるのもいますけど。「気安く触んじゃねぇーよ！」それから３５年が経ち・・・（うそ＾＾；）眠くてもうダメだぁ・・・そろそろ落ちます。それでは皆さん、また来週。

  2008年08月29日

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  真っ赤だな

  今晩は。独酌です。この世の終わりを告げる使者なのでしょうか？審判が下されたのでしょうか？阿鼻叫喚の世界・・・なんちゃって。参加者が互いにトマトを投げ合うスペインで毎年恒例の祭り【Tomatina：トマティーナ】が昨日２７日にバレンシア地方の【Bunol：ブニョール】で開催されました。市庁舎から打ち上げられる花火を合図に、ゴーグルなどを装着した大群衆が一斉にトマトを投げ始めます。今年、市が用意したトマトは１２０トン。北京オリンピックで５位に入賞した男子水球チームも参加したそうで、推定４万人が参加したのだとか。これは町の人口の４倍にあたります。会場付近の店は、入口を防水シートで密閉したりして「血の海」・・・もとい「トマト果汁」の流入を防ぐのだそうです。祭りが1時間後に終焉すると、市職員と住民らは巨大なホースで道路を掃除し、トマトまみれの参加者らは近くの川に設置された仮設シャワーで返り血（いや、だからトマトだっちゅーの！）を洗い流します。昔、近所の子供同士がふざけてトマトを投げあったのが事の始まりと言われてますが、詳しい事は判っていないそうです。また、何故「８月の最後の水曜日」に開催されるのかも不明だそうです。実際の戦争をやってる所が直ぐ近くにあります。流石ラテン系、能天気。でも人が銃で撃ち合うよりずっとマシか。楽しいかも知れないけど、「食べ物だぞ・・・」とどうしても思ってしまう独酌です。ヨメはトマトを食い物と認めていないので「参加したい！」と言ってます。しかし、普通サイズのトマトを本気で投げたのが当ったらかなり痛いと思うのだけど・・・スペイン人は女性も頑丈なのかな？確か、オレンジとか火の玉とかもっと物騒なモノを投げあう祭りもあった筈だから、それに比べれば幾らかマシなのだろうか？それでも道路を流れる「赤い河」を見る度に「どうにかなんないモンなのかなぁ・・・？」と思います。だってどう見ても「トマトソース」だもん。食うや食わずの人々が沢山いる中で、食べ物を粗末にしている人も沢山いる。スペインのトマト祭りの場合はイベントとして観光客を呼び込み利潤もあるのだろうが、日本やアメリカのように大量の食品を破棄している国・・・まして日本は食べ物を捨てられるような状況ではない筈。食料の自給率はお話にならないほど低いが、国民１人当りのＧＤＰ（名目国内総生産）は世界１８位。以前はヨーロッパ最貧国と言われたアイルランド。ジャガイモの不作などで食料不足になった時に国民の半数近くが国外に逃げたと言われる。しかし勤勉な国民性からか、現在ではすっかり立ち直りＥＵで第２位、世界でも第４位である。勤勉さは日本人の数少ない取柄だった筈じゃ？　何にしても、とても物を粗末に出来る御身分ではない。何時か本当に「餓え」に見舞われそうな気がして怖いのは独酌だけではないと思う。こちらも「トマト祭り」の光景のようですが、こちらは２年前のワールドカップが開催された時、フランス戦の応援に市庁舎前に集まった韓国サポーターです。トマトの赤ではなく、唐辛子の赤なんでしょうね。流石にキムチは投げ合わないな。儒教の国だし。って言うか、キムチ高いし。どうせ能天気に平和なら、こっちの方面でお願いしたい。今日は忙しくて酒もメシもお預けです。なもんで纏りのない日記になってますが、悪しからず。腹減ったぁ～

  2008年08月28日

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  稚内　～　那覇

  今晩は。独酌です。夏休みに入る前にこの日記にも少し書いていたオーストラリアにおけるアボリジニの受難の歴史ですが、今日はその続きを書こうと思います。皆さんは【Stolen Generation】という言葉を聞いた事がおありでしょうか？１９３０年代～１９７０年代、混血のアボリジニの子供を強制的に親元から引き離し白人家庭のもとで養育する隔離・同化政策がとられました。親たちから民族の伝統文化・知識・価値観を受け継ぐことができず、大人になってからもアイデンティティの喪失に苦しみ、心に深い傷を負わされたこの世代を指す言葉で、通常「盗まれた子供たち」と訳されています。この政策は、民族を抹殺する「genocide（大量虐殺）」であったとして現在、補償を求める声が上がっています。オーストラリアに入植した白人と先住民族アボリジニとの間に生まれた混血児を強制的に家族から引き離し、収容した子供達を教化し白人社会に適応させるという人類史上稀に見る愚行でした。純血のアボリジニは「進化上劣っている生物」だから隔離して自然淘汰？に任せ、１８８０年代以降増加しつつある混血アボリジニは人間（白人）に近い存在なので「保護」してキリスト教化し「人間にしてやる」という、白人至上主義から湧いた狂気でした。第二次大戦後、純血アボリジニもその対象にと狂気は広がっていきました。一定の年齢になったアボリジニの少女は強制的に白人男性と結婚させられ、幾世代も掛けて先住民を抹殺するという遠略でした。今では信じられない話だが、混血少女をメイドとして雇う白人男性には、彼女を性の対象とすることが政府から奨励されたのである。【RABBIT PROOF FENCE ：裸足の1500マイル】２００２年にオーストラリアで製作された映画です。劇中にこんな一場面があります。アボリジニ保護局々長ネビルが混血を重ねたアボリジニのスライド映像の前で言います。「混血児を文明化する、これがその答えです。人種交配も三代で肌の黒さは消滅します。白人文化のあらゆる知識を授けてやるのです。野蛮で無知な原住民を救うのです」この極めて傲慢で許しがたい思想は、明治以来の日本が、アイヌ民族に、琉球民族に、近隣アジアの諸民族に対して取り続けた態度と同じと言えます。だから日本はアジア圏で今でも信用されていない・・・と言うか嫌われてる。それなのに、つい最近までアイヌの人々に対する【旧土人保護法】という法律が残っていた。本作の原作者ドリス・ピルキングトン（1937年生まれ）は、主人公モリーの実娘でモリーと共にムーアリバー先住民居留地に強制収容された経歴を持っています。正に彼女たちが「Stolen Generation」で、現在のアボリジニの五人に一人はその世代に当たると言われています。舞台は1931年の西オーストラリア、ギブソン砂漠の端に位置するジガロング。１４歳のモリーと、その妹で８歳のデイジー、そしてモリーの従妹にあたる１０歳のグレイシーという、アボリジニの女性と白人男性との間に生まれた３人の少女の物語です。母親が子供たちに狩りを教え、空を舞う一羽の鳥を指差し「あれは精霊の鳥よ。何処にいようとも、お前を見守ってくれる」と語って聞かせる、そんな毎日。しかし、平穏な営みは突如打ち砕かれます。３人の少女はアボリジニ保護局によって「保護」の名目で強制的に母親から引き離され、西オーストラリアの都市バースの北にあるムーアリバー先住民居留地に強制収容されるのでした。「お前たちが逃げたら母親を酷い目に逢わせてやる」こう脅されて少女たちは母親と別れ過酷な長旅へ。辿り着いた寄宿舎は、粗末なベッド、バケツのトイレ、貧しい食事、英語以外の禁止、白人社会に溶け込む為の厳しい躾け、という監獄のような毎日が待ち受けていました。そんなある日、最年長で気丈なモリーが、施設から脱走して母の待つ家へ帰ろうと言い出します。こうして砂漠の故郷ジガロングまでの１５００マイルを徒歩で帰るという、３人の苛酷な家路は始まるのでした。マイルだとピンとこないかも知れませんので、キロに換算しますと1500マイル＝2400キロです。直線距離にして北海道の稚内から沖縄の那覇が大体2400キロです。彼女達は幼いながら知恵を寄せ集めてムードゥ（アボリジニ保護局の監視係で自らもアボリジニ）や警察隊の追跡を見事にかわしてゆきます。しかし敵はそれだけではありません。自然の脅威、遭遇する大人達、幼い２人の妹の根気と体力。・・・方角を見失い、あてどなく荒野を彷徨う彼女達は、かすかな希望を見い出します。ある白人女性が、遥か遠くのジガロングまで繋がっているという「ウサギ除けフェンス」の場所を教えてくれたのでした。原題はここからきています。食用及び狩猟用として輸入した野ウサギが19世紀後半、大量に繁殖し牧畜業に被害をもたらすようになった為、政府が設置したオーストラリア西部を縦断する全長5000マイルにも渡るフェンスの事です。遂に脱走から一ヵ月、彼女達はフェンスを発見して、あらん限りの勇気と気力を振り絞って再び故郷を目指して歩き出すのでした。フェンスに気付くアボリジニ保護局の執拗な追跡。嗅ぎ付けて追い回すマスコミ。メイド兼性奴隷にされているアボリジニ少女との出会い。空腹と疲労からの仲違い。未開の砂漠地帯・・・そして途絶えるフェンス。彼女達の苦難はまだまだ続きます。エンディングまでの道程は実に９０日間。２４時間テレビの１００キロマラソンなんぞ「屁」でもありません。（別に歴代の走者を卑下する気はないです）その後、無事帰還したモリーは砂漠の奥地へ移り住み、二人の娘を産み、穏やかに暮らしていたが、1940年11月、娘達と共に再び収容所へ移送されます。そして翌年、モリーは上の娘ドリスを残し、当時１歳半のアナベルだけを連れて再び脱走。なんと九年前と同じ道程を辿ってジガロングへと戻ったのです。ところがその３年後、娘のアナベルが再び施設へ送られ、そのまま現在も家族はアナベルと会っていない。これは実話である。あまりのひどさに言葉もない。収容所に一人残された当時四歳のドリスは、母の逃亡を知らないまま収容所で暮らし、クリスチャンとなり、白人達の思惑通り「完全に白人化した人間となった」ことを後に告白しています。ある時、父親の写真を見て彼女は仰天したと言います。何時の間にか自分の父親は白人だと思い込んでいたのだそうです。その頃の彼女は自分達の言葉もすっかり忘れ、アボリジニであることすら忘れかけていたそうです。その後、映像制作に関わるようになり自分の言語や歴史を学ぼうと思うようになった彼女は、やっと自らのアイデンティティを捜し求める決意をしたのでした。そして、叔母のデイジー（モリーの妹）から聞いた話を一冊の本にまとめたのが原作【RABBIT PROOF FENCE】です。 映画公開後のインタビューに応え、ドリスはこう語りました。「今、私は本当のアボリジニになれた」そしてこうも言ってます。「アボリジニとアイヌは若者に未来を託す点で共通している。若い世代に伝えたいことは、正しいと思ったらそれを実行する勇気を持ちなさいということ」地球の反対側の話ではない。日本人だって考えなければならない事が山ほどある。そして９０歳近いモリーは昔を振り返って言いました。「収容所の他の子供達は、母親のことを忘れてしまう程幼かった。でも、私はその時１４歳で母をよく覚えていた。家へ、母のところへ帰りたかった・・・」是非、多くの方に観て欲しい映画です。映画の子役たちは実際にアボリジニの血を引いています。その素晴らしい演技にも大きな拍手を送って欲しい。独酌は最後の方は良く見えなかったんですけど。なんせ壊れた水道管のように目から水がダバダバ漏れてたもんですから・・・ハンカチを用意してご覧下さい。

  2008年08月27日

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  ご利用は計画的に・・・

  おはようございます。独酌です。昨晩、ヨメの友達のＭちゃんが北京より帰国。当然オリンピックの観戦に行ってたわけですね。「アンタ、今日は何時頃に帰れる？」　とヨメから電話。「判んないけど、何で？」「Ｍちゃん迎えに成田行けない？」「無理！」まだ何か喋ってるようでしたが、電話を切っておきました。時間があったとしても足が痛いので車を運転したくありません。独酌の車はマニュアルですが、車体が軽い割りにトルク（簡単に言うと、車を進めようとする力）があるので比較的に運転は楽。その気になれば２ndにギアを入れっ放しで停止中のアイドリングから１２０キロ迄・・・こんなズボラも出来なくはない。それでも渋滞に嵌ったら・・・想像しただけで親指が痛くなってきたのでパス。それから５時間程の後・・・再びヨメから電話。「今、家に着いたとこ。これからＭちゃんと【Ｓ楼】にゴハン食べ行くよ。早く帰っといで」「オレの車で迎えに行ったの？」「まさかぁ！　Ｙちゃんの借りてったわよ」納得。ヨメはオートマしか運転しない。免許証の区分上はマニュアルも運転は出来るのだが、実質上は無理。２０年位オートマしか運転していないから、クラッチの繋ぎ方を忘れたらしい。暫く前に車で出掛けた先で知人に誘われて酒を飲んだので、ヨメに「車を引き取りに来てくれ」と電話をかけた。その後２～３軒ハシゴしてタクシーで帰宅したのだがヨメが戻っていない。真夜中を過ぎても帰らないので少し心配になり電話をしたら、まだ駐車場にいると言う。「何やってんだ？」「バックで坂道発進が出来ないのよっ！」「はぁ？」「何で頭を出口に向けとかないのよっー！」確かにビルの地下にある駐車所に停めた。駐車スペースは傾斜面と平面があるのだが、平面な場所は出口から遠くなるので車を停めた後にかなり歩かなければならない。だ、もんだから傾斜してるとこに停めた。頭を下にして。それ以来、ヨメはマニュアルの車に触ろうともしない。「これから帰るとこだから、ゆっくり行ってて」「直接【Ｓ楼】来なさいよ」「サンダルに履き替えたいから一度帰る」やっぱ靴を履いてると痛い。２日たっても地味に痛い。「お店の人にスリッパ借りたげるから直接来なさい」へいへい。鞄とか荷物も置きたいんだけどなぁ・・・何だかんだで３０分遅れで合流。独酌は中華の時は前菜に絶対注文します。生の蜆を紹興酒に漬けたもの。これもあれば食べます。定番のピータン豆腐。でもここのは香草と生姜が入っていないのでイマイチ物足りない。店のママにそう言ったら、ピータンに生姜というのは北京の食べ方で、これは上海風の味付けなのだそうだ。「香草は？　上海だって香草は食べるじゃないか」「日本は高いの！　だからネギ！」・・・ナルホド。【生春巻】のように見えるが、これでも春雨です。こっちにはチョビット香草が付いてきました。中にエビと湯葉が入っていてケッコウ美味しかったです。これはヨメの好物。独酌とムスコは食べられない。何でも喰うように誤解されてるようだが、食えないモノだってちゃんとある。八角などの香辛料はどうという事もないのだが、腸詰（ソーセージ）が甘いというのが、独酌の味覚の許容範囲を超えているので飲み込めない。前菜に続いては・・・その前に皆さんは【マコモタケ】をご存知でしょうか？見た事はありますよね？　では食べた事は？無い・・・ですよね、これは。冗談はさておき、名前は知らなくともコチラは食べた事がおありだと思います。最近ではスーパーなどにも出回るようになりました。独酌の家では３人とも好きなので見かけるとよく買います。最近まで【マコモ筍】という植物があるのだと思ってましたがヒョンなことからそうではないと知りました。きっかけはメダカです。ベランダでメダカを飼い始めた事は何回か書きましたが、その際に蓮などの水生植物と一緒に抽水植物を探したのが事の始まりでした。水底に根を張り、茎の下部は水中にあるが茎か葉の少なくとも一部が水上に突き出ているものを抽水植物と言います。ヨシ、ガマ、コウホネなどがありますが、その内のひとつがマコモです。こんな形で市販されてますが、ちょっと探せばその辺の水辺にワラワラ生えてます。見た目の通りイネ科の植物ですが、その証拠にこんな物も。何だかお解かりでしょうか？そう【ワイルドライス】です。北米大陸ではアメリカマコモ の種は古くから穀物として食用とされてきました。ライスではなく筍の話でした・・・このマコモの生育中にある条件が当てはまると【マコモタケ】が生成されます。その条件とは「黒穂菌 」という菌に寄生される事です。これに寄生され肥大化した新芽を【マコモタケ】と呼び、中国、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアなどのアジア各国で古くから食用とされてきました。日本では万葉集に【真菰】の名で登場してます。更に日本では、マコモダケから採取した黒穂菌の胞子を【真菰墨】と呼び、漆器の顔料として利用しています。黒くなってるところに黒穂菌がくっ付いてます。今回、お店で頼んだ「マコモタケの卵炒め」シンプルな塩味の小松菜の炒め物。キクラゲばっかり拾って食べてたらヨメに怒られた。ん？　中国にも小松菜あるのか？どうやって作るのか解らないが、青梗菜にも蟹の味が染みている。好！（ハオ！）どの道、肉ナシでは収まらない。「これが【牛肉のステーキ】と呼べるのかぁ－!？」　とムスコが叫んだ一皿。確かに分け合って食べるサイズじゃなかった。これは皮がパリパリに焼かれていて好！やっぱりヨメは甲殻類。独酌はやっぱりコレ！まあ、各自それぞれの好きなものを目一杯食べて満足、満足。・・・そう、勝手に思っていたらＭちゃんの箸があまり進まない。まあ、もともと食の細い女の人ではあるのだけど・・・。「口に合わない？」　とヨメが訊ねたら、「うんん、美味しいよ。でも今日はお鮨の方が良かったなぁ・・・」「あ！」　顔を見合わせる独酌とヨメ。確かにこりゃないわなぁ～。ごめんね、Ｍちゃん。今度は食べたい物を訊いてからお店を決めるからね。「ご利用は計画的に」ご利用になる時点で無計画だと思う。やはり「思い遣り」と「計画性」が大切です。食いすぎた事を含めて反省。m(--)m

  2008年08月27日

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  家庭内異種格闘技戦

  今晩は。独酌です。今日も降ったり止んだりでスッキリしない天気の東京です。ヨメは陽光アレルギーなので喜んでいますが、独酌はチト困った事が。土曜日にムスコが学校に置いていた剣道の防具を持って帰って来ました。１週間ほど練習も試合も無いので手入れをする為です。道着と違って簡単には洗えませんから、ファブリーズなどをたっぷりと吹き付けて陰干しします。放置しておきますと、夏場は殺人的な臭いを放ち異臭騒ぎが起きそうです。特に「籠手」。昔はこのように書きましたが、今は簡単に「甲手」と書く人もいるようですね。しかし３年生のこの時期に、呑気に部活やってるのはウチの馬鹿くらいのもんでは？　そう言いましたら、「Ｕだってやってるよ！」Ｕ君というのは小学校も同じだった同級生ですが、この家は剣道一家として区内で有名です。お祖父さん、お父さん、Ｕ君のお姉さん、そしてＵ君と・・・要はお母さん以外は全員が剣道をやってるわけです。そのＵ君は剣道の腕を認められ、既に某私立高校に特待生での入学が決まってるそうです。「あ～あぁ～！　いいなぁＵ君の親は。何の心配もなくて」「そりゃＵはつえぇーけどさ、オレだってそんなに・・・」「オマエの棒振りダンスとはレベルが違うんだよ」「なんだとぉ！　やるかぁー！」「デカイ口叩くじゃないか、アリジゴク」子供の時に見たことありますよね？「？」穴の中にはこんな奴が潜んでます。「その内に薄馬鹿下郎（ウスバカゲロウ）になるってな」成虫になると薄羽蜉蝣となります。当人は「変なとこで区切って名前を呼ぶな！」と文句を言ってるかも・・・ちなみにコウスバカゲロウオオススバカゲロウという種類もいます。小ウスバカ、大ウスバカ・・・虫には悪いけど益々「馬鹿下郎」に思えてしまう。（^＾;「ぶっとばす！　クソオヤジ！」「やっぱり下郎は口の利き方も下品だな。かかってきなさい、御ウンコ坊ちゃん！」空手用のプロテクターの代りにムスコは剣道の防具を。独酌はボクシング用のグローブだけ付けてベランダに出ます。最初は籠手とグローブを片方づつ（独酌は右利き、ムスコは左利き）付けてスパーリングをしようかと言ったのですが、「刀は武士の魂だ！」訳わからんこと言って竹刀を手放そうとしないので、異種格闘技戦に。「じゃあ、俺は足も使うからな」「卑怯者ぉ！」どこがじゃ？得物を持ってりゃ強いと思うなよボンクラ！・・・このような結果で父親の威厳と強さを見せ付けてくれようと思ったのだが・・・挟まりました。自主規制によりモザイクを。蹴りを放った時に親指が胴とムスコの腹の間の隙間に入り込み爪が剥げてしまいました。ここで負傷によりドクターストップ・・・ではなく、ヨメの叫び声で試合中止。「アンタ！　今日９時から塾でしょぉー！！」ムスコは慌てて鞄を持ってすっ飛んで行きました。「床に血ぃ付けないでよ！」ヨメは商店街の福引の会場の準備へ出掛けます。独り残された独酌はと言えば・・・若い時、空手の稽古の最中に何回かやりましたがこの痛みは慣れるという事がありませんねぇ。地味に痛いです。まあ、手当ての方は慣れたもんですけど。こんな訳で昨日は日がな一日、家で酒呑んでゴロゴロしてました。親指がズキズキ痛い以外は楽しい休日でした。ホント久し振りに無為な日を過ごしました。ケッコウこれって大事かも知れません。ヨメは怒ってましたけど。（＾＾；ただ、雨降られっとねぇ・・・濡れちゃうし・・・って、この格好じゃ、やっぱり不味いわな。会社行くの・・・どうすべい？

  2008年08月25日

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  何となくまったり。

  今晩は。独酌です。オリンピックも今日でお終い。閉会式は家のテレビで見る事が出来ました。そうは言っても今日はほぼ一日中ノンビリしてたんですけど。ホントは今日は商店街の感謝祭（夏祭りみたいなモンです）だったので、お手伝いしなければならなかったのですが、アクシデントがあって足の親指の爪が剥げてしまったので免除して戴き家でグータラと。ヨメに「何やってんのよぉー！」と怒られましたが、ある意味まったりと休日を満喫。休んでこそ休日ですもんね。ベランダには色々な生物がやって来ます。基本的には「来るもの拒まず」なのですが、あまり歓迎できないお客も。あ～！　やってくれたなぁ・・・バッタ君の食べ放題のサラダバーになっております。他にも水草にはアブラムシが・・・エビが入ってる場所には殺虫剤などの薬は使えません。ヤマト・ミナミのエビさん達は極度に薬剤に対して弱いんですよねぇ。色々やってくるならアブラムシの天敵のテントウムシも来てくれれば良いのに。仕方がないのでスプレーで水を吹き付けて虫を水面に落とします。水面にさえ落ちれば魚が「わっ！」と寄ってきて・・・人工飼料より美味しいのかなぁ？もの凄い奪い合いが展開されます。やっぱ新鮮なのは旨いよ！魚の餌やりが終わったら、今度は人のエサ。今日も涼しい東京ですが素麺にしました。ヨメもムスコも「スパゲッティーがいい！」とぬかしますが、お中元で貰った素麺を少しでも消費しなければなりません。ヨメとムスコの食事の支度を済ませて、今度は自分のアテ作り。生だと家では独酌しか食べない。ひっひぃひ・・・今日はホントに独酌、独り酒です。これもまた楽しいんですけどね。昼からずっと飲んでるので、そろそろお眠に・・・それでは今夜はこれにて失礼します。

  2008年08月24日

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  酩案内？

  今晩は。独酌です。昨日に続きましてお奨めのお酒のご紹介。◇繁桝【手造り本醸造】福岡◇(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!ここ数年で質が上がり、人気が出てきました。全銘柄コスパは高いのですが、ここの純米もお薦めです。「レイホウ」という酒米で造った物は純米にも関わらず２０００円以下で販売してます。ただ、今回は基本的に【本醸造：旧表記の１級】と【普通酒：同２級】から選びましたのでこの銘柄を載せました。☆石鎚【極み辛口】愛媛☆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!謳ってる程、辛いとは思いませんがキレはありますので幅広い料理を受け止められます。高知ではなく愛媛のお酒なのですが、土佐の料理屋でカツオのたたきと一緒に頂き感激しました。生のニンニクスライスが大量に載っていましたが、これに負けない腰があります。◆開運【祝酒】静岡◆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!バランスの良さは今回の中でＮｏ.１かな？日本酒にあまり馴染みのない方は、この辺りから試してみては如何でしょうか。味の良さだけでなく、包み紙のデザインが目出度さ満点なので贈答品としても人気あります。★日高見【本醸造】宮城★(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!独酌みたいな「呑べい」じゃなく、普通のお家のお父さんが晩ごはんのオカズを肴にして飲めるお酒です。勿論、呑べいが飲んでも美味しいです。★乾坤一【本醸造】宮城★(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!是非、白身のお刺身かホヤと合わせてお楽しみ下さい。海の幸は言う間でもありませんが、適度な酸がありますからお肉もOKです。☆大七【生もと】福島☆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!「クリープを入れないコーヒーなんて・・・」という名コピーがありましたが、独酌はブラックでしか飲まないのでピンと来ません。しかし、「燗をつけない大七なんて・・・」これは声を大にして言いたい！　と言うか叫びます！！今回ご紹介した中で「燗上がり」することに懸けてはＮｏ.１です。◇三井の寿【純米酒】福岡◇(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!「庭の鶯」と人気を２分する銘柄ですが、純米だってこの値段で出せるんです。要は蔵のやる気です。「やる気」の見本として純米ですが載せました。★墨廼江【本辛1800】宮城★(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!程好い酸があるので、意外と洋食にも合います。切れがありますから脂の廻った舌をリフレッシュしてくれます。「凛」という言葉が思い浮かびます。●日置桜【無濾過・非加熱 生原酒】鳥取●(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!冷で飲む人が多いのですが、発想を逆にして少し熱めに燗をつけると温度が下がっていく過程での味の変化も楽しめます。燗冷ましになっても味がダレないのは原酒の底力。火入れしてないのであまり長く保存は出来ませんから、開栓後はなるべく早めに呑んであげましょう。●龍力【特別本譲造】兵庫●(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!特にお米、それも山田錦にコダワリをもつ蔵ですがこのクラスのお酒でも実力を感じ取れます。●雨後の月【特別本醸造】広島●(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!１０年前なら(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!だったんだけどなぁ・・・ラベルも昔の方が風情があった。でも、このお値段でこの味ならまだまだイケマス。〇御湖鶴【純米酒】長野〇(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!大正時代からの蔵元ですが、数年前まで休業状態に近いような状況でした。若い息子さんが杜氏になってから、従来の造りを一変。ここ数年で急激に酒質が上がってきました。この先が楽しみな銘柄。「幻の酒」にならない事を祈ります。これも純米ですし、お値段も２千円を５０円ほどオーバーしてますが、応援の気持ちで載せてます。いけねぇ・・・涎が出てきた。温泉に年に一回行ってた人は２年に３回くらい行ってみません？お酒を一日に１合飲む人は２合飲んでみたら？いきなり「倍」かよと驚く人もいるかも知れませんが、お燗をゆっくり呑めばケッコウいけるでしょ？温泉に浸かってお酒を飲めば相乗的な経済効果も。政府が当てにならないから、自分たちで「好きな所と好きな物」にお金を使いませんか？そんな小難しい事は置いといて、どうです？【温泉＋燗酒＝極楽】ってえのは？それにしても世界的な某ガイドブックと違って当てにならない批評だなぁ・・・独酌のは【Ｍｅ酒乱】ガイドといったとこかな？まあ、いいや・・・さて、今日は飲みますか。（＾＾）

  2008年08月23日

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  安い、早い、旨い！（吉野家じゃないですよ）

  今晩は。独酌です。昨日、今日とめっきり涼しい東京です。昨晩この日記に書いたように、独酌が自分の舌で選んだお酒（独酌が「お酒」と言った場合は日本酒です）をご紹介します。選定の基準は、丸っきり独酌個人の好みです。しかし皆さんに是非知っておいて頂きたいのは『日本酒は本来、常温または燗をして飲むもの』という事です。だから最低限、燗をつけてもダレない物を選んでいます。そして値段は、お父さんが自分のお小遣いで買う事を前提に「２０００円」以下で選びました。楽天市場を値段の参考にしましたが、探せばもっと安く手に入るかも知れません。衰退気味とは言え、まだまだ何千種類もある銘柄のホンノ一部です。ですから独酌の意見は、あくまで酔っ払いの独り言という事で軽く眺めて頂き、ご自分の舌でお気に入りを探してみる事をお薦めします。人は日々の暮らしの中で、家族・恋人・友人・ペット・書物・絵画・映画・音楽・風景・・・色々なものから楽しみや慰めを貰っていますが、良いお酒は間違いなくその内のひとつになってくれますよ。おまけに、かなりの即効性アリ！（笑）だって独酌は呑んだ瞬間に癒されますもん。是非、皆さんもご自分の「やっぱこれだねぇ！」を見つけて下さいね。■菊姫【姫】石川■(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!あの北陸の雄、「菊姫」が気軽に晩酌を楽しんで欲しいと出した銘柄。同クラスに【菊】という銘柄もありますから、飲み比べてお好みの方をお選び下さい。●梅乃宿【本醸造】奈良●(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!「本醸造」とはアルコールの添加量が使用する酒米の１０％以下の製品が名乗る事が出来ます。アルコールを添加しない「純米酒」に迫る味わいでこの値段です。やや甘めで優しい味わい。女性にお薦めしたい銘柄です。◆上喜元【元】静岡◆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!この数年で県全体の酒造レベルが驚異的に向上した静岡です。お茶だけじゃありませんよ～！　飲んでみて下さい。□惣誉【特醸　辛口】栃木□(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!静岡とは逆に年々レベルが下がる一方だと思っていた栃木から久々に良いお酒が。「やりゃー出来るじゃん！」の見本です。◆喜久醉【普通酒】静岡◆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!「普通酒」とは添加するアルコールの量が酒米の１０％を超えるものを指しますが、決して「不味い」と同義語ではありません。ほんの僅かにアルコールの添加量を大目にして価格を下げる蔵元の努力と自信の表れの場合もあります。「純米」と表記しない限り何を入れてもかまいませんし、実際に糖類などを添加する事が多い中でこれには何も入ってません。▲初孫【本醸造】山形▲(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!どんなツマミ、どんな飲み方でもＯＫのオールラウンダー。ただ、やはりお燗で本領発揮です。キレのある辛口ですが繊細な味付けの料理の邪魔もしません。■黒龍【逸品】福井■(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!これも「普通酒」です。【逸品】の名は伊達じゃなく、正に蔵元の自信の表れ。真面目にまともに造れば、「ここまで出来る」という事のお手本ですね。◆駿州中屋【山廃本醸造】静岡◆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!力強い味わいの中に山廃特有のクセがありますので、あまり初心者向けではありません。でも、このクセが曲者で一度味を覚えると病みつきに。燗酒の好きな方には値段も含めてお奨めです。◆志太泉【普通酒】静岡◆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!これも「普通酒」。口に含むとダイレクトに旨味がくるので、最初に飲んだ時は「調味料」が添加されてるのだと思ってましたが、翌日アタマがすっきりしてるので原材料を読んでみてビックリ！　嬉しい驚きです。◎鶴齢【佳撰】新潟◎(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!大きな声では言えませんが、独酌は新潟の蔵の中で一番好き・・・いや、他の蔵も美味しいですよ。ここの製品は普通酒といえ、糖類・酸味料・旨味調味料などは一切使用しません。だから「綺麗」な味なんだと思います。☆梅錦【上撰栄冠】愛媛☆(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!以前、寒い冬に銀鱈の西京焼きを肴にこれをお燗で飲んだら何故か涙が出ました。上手い言葉が見つかりません。飲んでみて下さい。●亀齢【辛口純米　八拾】広島●(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!俗に「女酒」と呼ばれ甘口の多い広島のお酒ですが、これは甘さと切れを同時に兼ね備えた稀有な例。それが、この値段で・・・泣けます。（嬉しくて＾＾）◎大洋盛【紫雲】新潟◎(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!同じ地域で「〆張鶴」という大看板が醸されているので霞がちですが、旨さでは負けません！地元限定の銘柄でしたが、最近では通販などで手に入るようになりました。「八海山」「久保田」を両横綱、「寒梅」「白梅」「雪中梅」を大関に例えるなら小結クラスも実力者揃い。何時でも大関に昇進できるものばかり。新潟のお酒の層の厚さを実感して貰えると思います。□群馬泉【山廃本醸造】群馬□(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!冷で飲んだら、ただの酒。お燗をつけてこそパワー全開です。◎〆張鶴【花】新潟◎(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!言わずと知れた地酒王国「新潟」を代表する銘柄です。やはり三面川の鮭と一緒に味わいたいものです。鮭浸しを肴に、これのお燗を呑むと「日本人で良かった」と思えますよ。あれまあ、また字数制限が・・・という訳で、続きはまた明日。おやすみなさい。

  2008年08月22日

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  日本酒暗黒時代

  今晩は。独酌です。箱根からの帰り道、高速を走ってる最中にいきなり激しい風と雨に見舞われましたが無事に帰社。報告と明日の引継ぎなどをとっとと済ませて帰る事にします。家に帰るとムスコがパンツ一丁で「今日は寒いねぇ～！」・・・オマエ服着ろよ。ヨメとムスコが待っているので、今日は風呂には浸からずシャワーのみで我慢。確かに涼しいというか寒い位なのですが、ヨメが半分飲むと言うのでビールを開けました。まあ、今日はツマミではなくご飯のオカズだったのもありますが。【エビ・イカ・レタスのサラダ】【切干大根と油揚げの煮物】【ニラ玉】【鶏手羽元の塩焼き】【牛肉・キノコ・アスパラガスのオイスターソース炒め】【揚げナスの煮浸し】・・・これじゃ、酒は飲めません。「魚がないじゃないか」と文句を言ったら、「今どんだけ魚が高いか解ってんの!?」とヨメに怒られた。仕方ないので冷蔵庫を覗いてゴーヤとトマトを取り出し、ゴーヤはお浸しにしてカツオブシと白ダシを掛けて。カツオブシを「パラリ」と掛けようと思ったのに、一袋「バサッ！」と出た。（TOT)／おぅ、のぉ～！トマトは単に切って塩をガリガリ。それと【ホタルイカ沖漬け】これでやっと呑み始められる。ビールをグラス一杯で切り上げて、今日は【越の寒梅】を温いお燗で。杯を口に運んで飲み干せば、タイムラグ「０」で笑顔が零れる。温泉に入れなかったけど、心も身体も温まる。肩こりまで解れた気が・・・これは流石に呑んでる最中だけか。でも、口に含む前から匂いだけで嬉しくなって、呑込めば口から喉へ、喉から胃へと暖かさと幸せが・・・こんなお酒は、世界中探しても日本酒だけでは？この世界に誇るべきお酒が売れない？何故？　どうして？　Ｗｈｙ？独酌と同年代かそれより上の方で、青春時代を大都市で送った人は「日本酒は不味い」という意識があるのではないかと思う。都市部の小売店や飲食店で供される日本酒と言えば、所謂「灘」の大手メーカーの物ばかりという時代があった。「大関」「月桂冠」「松竹梅」「菊正宗」etc、etc、戦後の米不足の時期に考案された「３倍醸造」をそのまま続けて利益の追求だけに走った連中は『アルコールに米糠の臭いと化学調味料、砂糖をブチ込んだ物』を日本酒と称して売り捌いていたのである。本物の酒を知らずに、初めてこれを飲まされれば「日本酒とは何と不味い代物だろう・・・」となる。それに対して、新潟、山形、福島、石川などの所謂「地酒」の産地では真っ当な酒が造られ続けていたが、流通機構やメーカーの力の差で地元以外には知られていなかったのである。独酌は新潟の酒を母乳代りにして育ったようなものですから、初めて飲み屋で「大関」を飲んだ時には腐ってると思って吐き出しました。こんな物を旨いと思う人がいる訳もなく、だから大学時代のコンパなどで日本酒を飲む人は殆どいませんでした。その上、日本酒の名産地の出身者は何故かビールやウイスキーなど他の酒を飲む傾向がありました。地元で飲み飽きていたんでしょうか？　それでもこの連中は日本酒の旨さは知っている訳ですから、声を掛ければ飲みます。日本酒の産地から出て来てる友人に声をかけ、色々な地方の酒を飲み比べて「随分と味も違うのだなぁ・・・」これも大学時代に知った事でした。それから暫く時代が経ち、独酌が勝手に【日本酒の父】と崇める２人の尽力などがあり「地酒ブーム」が起こります。真ともに造った酒の旨さが全国的に知られるようになったのです。しかし、これには弊害もありました。先にも書いたプレミアの問題や、俗に言う「幻の酒」の出現などです。また蔵元も品評会レベルの酒を造ることに力を注ぐ傾向があり、全体的に価格が高騰する面も。幾度かのブームがありましたが、基本的には吟醸、大吟醸など華やかな香りの酒を冷やして飲むというものでした。リンゴや花の香りのする吟醸酒は、最初の一杯は楽しめますが食中酒には向きません。そしてバブルが弾けると、高い吟醸酒は売れなくなっていきます。良質で安価な外国産ワイン、「臭い」と敬遠されていた焼酎が実は旨い事が世間一般に認知された事など。色々なファクターが重なり日本酒業界は追い詰められていきました。生き残りを賭けて試行錯誤を繰り返す蔵元も、時代と共に世代交代が起こります。若い才能と情熱が新しいタイプの酒を生み出し、それが脚光を浴びるケースもありました。【十四代】などが該当する訳ですが、この酒も直ぐに「幻」の仲間入りを果してしまいます。バブル崩壊後の不況が長引くにつれ、消費者のニーズも変わっていきました。「安くて美味しい物を」本来は当たり前の事ですが、これが作り手と消費者の双方に共通の認識となったのです。ましてや、何かあれば直ぐにお小遣いを削られてしまう「お父さん」たちにとって「安くて美味しい物」を探し求めるのは当然です。だからという訳でもありませんが、明日は独酌が呑んで味を確かめた中から値段も手頃な品を幾つかご紹介します。楽天さんは「字数制限」があるのがちょっと面倒。それではまた明日ということで。おやすみなさい。

  2008年08月21日

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  温度差７０度！

  おはようございます。独酌です。昨日は早朝（と言うか深夜）に起き出して、神奈川の足柄下郡へ打ち合わせに行ってきました。「足柄下郡」と言ってもピンとこない方もいらっしゃると思いますので、解り易く言うと「箱根・湯河原」の辺りです。一昔前まで、日本有数の観光地だった箱根の温泉街も客離れが進み、今では非常に苦しい状況なのだとか。殆どの日本人は温泉好きだと思うので、何で閑古鳥が鳴いているのかはよく解らないのですが、箱根だけではなく熱海や富士五湖もホテルや旅館の倒産が相次いでいるそうです。いいと思うけどなぁ、温泉。皆さんも行きたくなってきたでしょ？独酌は出掛けるというより、ここで暮らしたい位です。打ち合わせを済ませ、次の案件があったので東京へ戻ります。こんなとこまで来たんだから、一風呂浴びたかったなぁ・・・仕事で来たのでそうとも言えず、後ろ髪を引かれつつも大田区平和島へ向かいます。午後３時に平和島に到着。目指すは大手食品会社の保冷倉庫です。入館の手続きを済ませ、防寒着を貸して頂き中へ。案内して下さる方の後に従って最初の扉の中へ入りました。「涼しい～！」この日は日中ケッコウ暑かったのですが、この部屋は現在マイナス２０度との事。次に向かった部屋は何とマイナス４０度。暫くは物珍しいのでアチコチ覗いていたのですが、涼しいのを通り越して寒くなってきました。寒いと感じてる内はまだ良かったのですが、その内に喉、鼻、腰、肩とアチコチ痛くなってきたので退散する事に。「さぶい、さぶーい！」直ぐには外に出られず、マイナス２０度の部屋へ戻り数分待機。次に気温０度の部屋で同じ事を繰り返し、最後は１０度の部屋で身体を慣らしてから外へ出ました。この時、外気は約３０度。マイナス４０度の部屋から直接飛び出してくると温度差が７０度もあり、大抵の人が具合悪くなっちゃうそうです。家に帰って風呂に浸かりました。箱根くんだりまで行って温泉に入れず、冷凍マグロの気持ちが理解できる気がするほど寒い所へ入ったので、家の小さな風呂でも「はぁ～、極楽、極楽」とお約束のセリフが口から出ました。風呂から上がって「さてビールを・・・」と思ったのですが、せっかく身体が温まったのにエアコンが効き過ぎていて薄ら寒いのでビールはパスして冷でお酒を。ヨメが出してくれたツマミも日本酒にピッタリだし。お盆を過ぎたのでお値段も手頃に。茶マメは茹でている時の香りから違いますね。これも今が盛り。ほやを食べてから日本酒を飲むと酒の質が１ランク上がったように感じるのは何故だろう？この前、新潟から買ってきた【鶴の友】はあっという間に飲んでしまったので、しょうがなく？【越の寒梅】を呑んでます。冷で飲む寒梅は旨いや。◎鶴の友【上白】新潟◎このお値段で【越の寒梅】【久保田】【八海山】などの名だたる銘酒に引けを取らない味わい。立派としか言いようがありません。【越の寒梅】を東京で手に入れようとしたら幾らになるのかは知らないが、何がしかのプレミアは付いてしまうだろうと思います。そこで想いをはせるのが蔵元の企業努力で作られている【鶴の友】のようなコストパフォーマンス抜群のお酒たち。日本酒は鹿児島県を除く全ての都道府県で作られています。それなのに昨年、販売量が焼酎に抜かれてしまった。何度かの日本酒ブームだかで、辛うじて命脈を保ってはいるものの、温泉と同じで先行きは明るいとは言えません。この辺の事は思うところがありますので、また続きを書きたいと思います。本日も箱根で温泉抜きの打ち合わせです。それでは行ってきます。

  2008年08月20日

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  親子の情景

  おはようございます。独酌です。お盆休みも終り、世間様もすっかり通常モード。本日はちょいと遠くで打ち合わせがあるので、早朝（深夜か？）の更新となりました。皆さんも一部の方を除いて、普段通りの生活に戻ったことでしょう。独酌の家の傍の工事も再開されました。小さな商店街の入り口に、それこそ「間口１軒」くらいの小さな店舗があったのですが、それを取り壊して別の建物を建てるようです。この辺は先の戦争で焼けなかったので、古い建物がかなり残っています。古い建物を壊して更地にするところ迄は進んでいた工事も、お盆期間は休みだったようです。この場所に、どういう訳だか猫が集まってきます。野良ちゃんばかりじゃなく、家ネコも参加してる模様。普段はあまり野良猫を見ない気がしてたのですが、こうして見るとケッコウいるんですね、この街。何に惹かれて集まってるのかは判りませんが、昼夜を問わず喧嘩してます。前にもちょっと書きましたが【仁義にゃき戦い】は継続中のようです。「何見てんだぁ、ゴラッ！」商店街での抗争の他にも、独酌の家の中でも小さな争いがありました。平常モードに移行したと言っても、それは社会人だけの話で学生はまだまだ夏休み。とは言えムスコは受験生ですから、普通だったらかなり忙しい夏休みになるはずなのですが・・・「ヒマじゃのぉ～」友達は皆、夏期講習だので忙しいので遊び相手がいないらしい。「ヒマじゃのぉ～じゃないでしょ！　少しは勉強しなさいよっ！」「へいへい」ヨメに怒鳴られ渋々テキストを拡げるが「やる気」はゼロ。テレビのオリンピックを眺めながら、何か頭にはいるのか？ものの数分で・・・呆れるのを通り越して感心する程の根気・集中力の無さである。ヨメが切れてケンカになった。「死にたいらしいな・・・」「うるせい！」毎度、こんな感じである。どうせやるなら、正しく麗しい王道の「親子ケンカ」をして欲しいもんである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・How　to　【見る者に感動を与える正しい「親子ケンカ」】「アンタはどれだけ馬鹿やりゃ気が済むの!?」「いい加減に目を覚ましなさい！」「うるせえよ、婆あっ！」パシッ！「アンタが憎くて打ってる訳じゃないよ・・・」「・・・・・」「痛いかい？　でもアンタを打った母ちゃんの心の方がもっと痛いんだよ」「ごめんよ、母ちゃん・・・」「判ってくれれば良いんだよ・・・」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【親子の情景】監督　オズ　ヤスジロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんな風になる訳もなく、毎度ウルサイ罵り合いである。うるせいなぁ・・・居間でやらんでムスコの部屋でやれよぉ・・・煩わしいからベランダに非難する事に。大振りなロックグラスに氷をたっぷり詰めて泡盛をダバダバ注いで、下駄を履いて外へ出る。心が和みます。厄介な騒ぎが終るまで物陰に身を潜める・・・連帯感すら感じますね。「ふ」と気付けば騒ぎが治まってる様子。今日は随分と早いなぁ・・・と窓から中を覗くとヨメが泣いてるようです。「悪かったよ母ちゃん・・・泣くなよぉ・・・」昨日は徹夜だったみたいだし、暑さでイライラしてるし・・・それより、我が子のあまりのデタラメさ加減に泣けてきたようだ。何にしても騒ぎが治まったので部屋へ戻ります。「母ちゃん、ボク心を入換えて一生懸命勉強するよ！」・・・で、次の日。つまりは今日。メシの後、まったりとオリンピック見ぃ～の、独酌のツマミを戸棚から盗みぃ～の、（正にこれが泥棒猫？）自分の部屋から竹刀を持って来て独酌に、「ちょっと面、打って」「何でだよ？」「真剣白刃取りの練習」そんでもって失敗。独酌＆ヨメ、ついでに本人まで大爆笑。ここでヨメが、そろそろ勉強しろと促す。「そんなに焦るなって！　やるときゃやるよ」よく言うぜ。そう思いつつも一緒にテレビ見ていた。お笑い芸人の歌合戦みたいなのをやってたのだが、賞金２００万円はともかく副賞がベンツ？どう考えても副賞の方が高いのでは？芸人の真似して２人で騒いでたら・・・ヨメ二日連続で噴火。やっぱ噴火するから「山ノ神」？どっちにしろ独酌まで怒られてしまいましたとさ。おしまい。それじゃ行ってきます。

  2008年08月19日

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  ２人で少し考えました

  今晩は。独酌です。昨日は久し振りに家族３人が夕食時に顔を揃えましたので外食する事にしました。珍しくヨメが「何でもいい」と言うので鮨屋へ。カウンターに座れたので独酌とヨメは適当にツマミをもらいながらチビチビと呑んでおりました。まあ、ヨメは途中から「生グレープフルーツハイ」に替えたのでチビチビではなくグビグビに変わりましたが。ムスコはネタケースを眺めながら握ってもらってますが、ウニ以外のネタを全部を喰う気らしい。だったら最初からお好みじゃなくて一人前単位で注文すりゃいいものを。時間の無駄である。おかげで独酌の食べたいツマミが中々出てこないじゃないか。どうせ、白身 → 光物 → マグロのように順序良く食べてる訳でもなさそうだし。ネタケースを折り返して２周目に入るかと思ったら、土佐礼子さんのマラソンのように途中で止まりました。「何か今日は食欲でないなぁ・・・もう食えないや」「何か・・・」ではない。鮨屋へ来る前にチリドッグ、ツナサンド、ハムチーズサンドとパンを３つも食べてたからなぁ・・・今度からこの手でいこう。かなり安くつく。ヨメは帳簿を見なければならないからと職場に戻りました。独酌とムスコは家に帰ります。独酌はテキーラとレモン、ムスコはハーゲンダッツのパイントカップとスプーンを抱えてテレビの前へ。「お前なぁ、直接スプーンを突っ込まないで喰う分だけ皿に入れろよ」「判ってるよ」そう言ったにも関わらず、スプーンを突っ込んでアイスを食べ始めた。「テメェ～　言ってることが判んないらしいなぁ・・・」握り拳を見せると、「何だよ、食べたいなら言えばいいじゃんかよ」「そうじゃねぇーよ、アイスだけじゃなく瓶とか缶の食べ物も直接、箸をつけたりするなっていつも言ってんだろ！」「また冷蔵庫に仕舞う奴はだろ」「・・・オマエ、それ全部喰うの？」「食べるよ。くれって言うならちょっと皿に入れるけど」さっき呑込んだ鮨は何処に消えてしまったんだろう？居間のソファーに座りオリンピックを眺めていましたが、午後１０時になったのでＴＢＳ系の【世界ウルルン滞在記２００８】へチャンネルを換えました。「何だよぉ！　オリンピック観ようよぉー！」「これ見るんだよ」「じゃあ、あっちで見るからいいよ」「喧しい！　お前こそ座ってちゃんと見ろっ！」『ドイツ国際平和村　戦場から来た子供たち』　８月17日放送最初はブツクサ文句を言ったり、携帯電話を弄っていたムスコも途中から食い入るように真剣に見入っていました。【ドイツ国際平和村 】冷戦終結後、1990年から2000年に起こった戦争で亡くなった子供は200万人以上、体に障害を負った子供は600万人、戦争体験により心に傷を負った子供は1000万人を超えると言われています。そして、今現在も助けを求めている子供たちが世界各国にいます。 紛争地域や危機に瀕した地域の子供たちを支援するために設立されたのが、ドイツ北部、オーバーハウゼン市にあるドイツ国際平和村です。1967年、ドイツ市民の手によって作られたドイツ国際平和村は、紛争などで傷つき、母国で治療することが困難な子供たちや病気になった子供たちをドイツに運び、治療し、母国に帰すという活動を行っています。手術後子供たちは、リハビリをしながら、年齢や国籍の違う子供たちと一緒に平和村の施設で過ごします。平和村の運営は、そのほとんどが寄付金で賄われています。「ウルルン」で、東ちづるさんが最初に平和村を訪れたのは1999年6月。以来、番組を超えて平和村の子供たちと関わり続けてきました。平和村の寄付金受付の口座を開設してから、寄付金は9年間で総額9億円を超えました。 平和村では、子供をドイツに連れてきて治療する活動だけではなく、紛争地帯などに医療施設を建設するという援助活動も行っています。カンボジアにはその活動の一環として10ヵ所の診療所を作り、予防接種や安全な出産指導などを行っています。今回、カンボジアでは治療することが難しい子供たちが、ドイツにやって来ます。内戦が終結しても、紛争地やその周辺には、爆発物、武器、地雷、不発弾などが残され、子供たちの多くが被害に遭っているのです。http://www.friedensdorf.de/welcome3.html番組の中には直視するのが辛い程の子供たちが沢山、映しだされています。腹部を兵士にナイフで刺され、腸が飛び出したままの状態の２歳の女の子。人形に仕掛けられた地雷により両手の肘から先を失った９歳の男の子。etc、etc、etc・・・「どうしてこんな酷い事すんのさ？」ムスコに訊ねられても答えられません。ある意味、これが一番哀しかったです。「性悪説」を引き摺りだして済まされる問題ではありません。戦争や紛争といった極限状態におかれた時、人はどのような行動をとるのでしょう？　こんな状況でオマエは聖人君子のような振る舞いが出来るのか？　と問われれば返事が出来ない独酌です。この番組が平和村の寄付金受付の口座を開設してから、９年間で総額９億円以上の善意が寄せられました。それでも資金はまるで足りないのだと言います。それよりも何よりも、９年が経過した今も「平和村」が在る事、そして収容している子供たちの数が増えている事・・・人間の愚行は変らないのでしょうか？「雨あられのように・・・」もはや比喩ではない。実際に建物、人の区別なく銃弾は降注ぎ続けたのである。戦闘の後にはぐれた家族を探す人々。「僕が何をしたんだい？」この子の目を見ながら返事が出来ますか？同情したり哀れんだりするだけなら、誰にでも出来ます。傷ついた子供たちの身体だけではなく、心もケアしていかなければなりません。独酌はこの子たちに「これが現実なのだから、貴方たちはこれを受け入れて生きていかなければなりません」と説くことが出来ません。だからスタッフやボランティアとして活動することなく、こうして家でただテレビを見る事しか出来ないのです。「オマエさぁ、勉強が嫌いなら無理して高校や大学に行かなくてもいいぞ。こういう子たちの為に働くってのもあるからな」「オヤジにしては悪くはない考えだねぇ・・・」「でもな、アホウが手伝いにきてもナンの役にも立たんからな」「わかってんよ・・・」能天気なアホはアホなりに感じる事があったようです。親子２人で少し考えさせられた夜でした。

  2008年08月18日

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  よー　ろーりんぐ　さんだぁ～　あぁ！

  おはようございます。独酌です。昨晩はアホーみたいな勢いで雨の降った東京ですが、現在は降ったり止んだりの曇り空。午後８時頃から雷光はピカピカと輝いていたのですが、雷鳴はまるで聞こえなかったので、これといって気にせず仕事を続けていました。ふと、目を上げた時に丁度、海上へ落ちる稲妻が。余程、遠いのか音は聞こえません。となれば花火を眺めるのと同じ気楽さで、♪　よ～　ろーりんぐ　さんだぁ～　（あぁ！）　　突然すぎたぁ・・・　（あぁ！）古い歌を口ずさんでましたら、一瞬闇を押しのけ昼間のような閃光が。0.2秒程のラグタイムの後に爆弾が炸裂したような大音響！頭に思い浮かびました。雷で驚いたのは久しぶり。風はそれ程でもなかったので風神・雷神の揃い踏みではなく雷様の単独ライブ。♪　俺の話を聴けぇ～！その後、正に「バケツをひっくり返したような」物凄い雨！でかい建物の中にいるので独酌はどうという事もないのですが、心配なのは家のベランダ。カラスに襲われ全滅したと思っていた白メダカが卵を水草に産み付けていて稚魚が２０匹程生き残りました。その子たちが外の気温に耐えられるようになったので、室内からベランダの蓮鉢へ水曜日に移動させたばかりです。メダカは小さい割には遊泳力があり、流れに逆らって泳ぐ習性があるので思った程、容器の外へ流れ出したりはしないのですが、それはあくまでも大人の話。やっとまともに泳げるようになったばかりの赤ちゃんメダカは？月曜からは通常のペースに仕事が戻るので、それまでにコナシテおきたい仕事があるのですが気になって気になってしょうがないので朝こうして帰ってきました。女子マラソンが見たいというのもありましたけど。ベランダを確認すると赤ちゃんメダカもどうやら無事の様子で一安心。体の大きな魚たちは全然平気で独酌が近ずくと夢中で【餌くれダンス】です。これを見ると可愛いくて、つい多目に餌をあげちゃうんですよねぇ・・・魚もメタボになっちゃうかな？ベランダの世話を終えてPCをつけたら、ブログ友の叫児朗さんhttp://plaza.rakuten.co.jp/boygeorge/が、昨日の雨の中を自転車で爆走していたのだとか。独酌だったら車でもちょっと考えますねぇ。まあ無事で何よりです。雨天の運転はご注意を！

  2008年08月17日

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  今日は何の日？

  今晩は。独酌です。お盆休みの３日目、今日８月１５日は・・・皆さんは学校で「何の日」と習いましたか？独酌は「終戦記念日」と小学校の社会の時間に教わりましたが、独酌より少し年上の人たちは「降伏の日」とか「敗戦の日」と教えられたのだとか。実際に新聞でもこの言葉が使われていたようです。１９４５（昭和２０）年のこの日に所謂【玉音放送】があったので多くの人は、何となく８月１５日に戦争が終ったようなイメージを持っているのでしょうが、日本の戦争行為の終結は降伏文書への調印がなされた９月２日でしょう。第二次世界大戦の終結日は国際法上では、講和条約発効の１９５２（昭和２７）年４月２８日とされています。独酌は今日も仕事でしたので「戦没者追悼式典」などにも行ってませんし、昼飯時にもテレビでオリンピックを眺めてたので黙祷すらしてません。それどころか、考えたら「お盆」だというのに何もしてません。「盆の入り」の１３日に【迎え火】と【精霊馬】を用意してご先祖様を迎えます・・・どうせ家に仏壇ないからなぁ・・・と言い訳がましく思っていたのですが、考えたらお盆に仏壇は関係ないか？　花を手向けたり、供物を供えたりするのは仏壇が無くても出来るもんな・・・そして明日、【送り火】と【精霊馬】（正確には帰る時は『牛』である）で送り出す。これが正しい「お盆」だわな。灯篭や提灯はともかく、ナスやキュウリは冷蔵庫に入ってる。要は気持ちの問題ですね。独酌ハハの実家は、裏庭の外れの方に一族の墓地があるので、盆の入りには家長を先頭にお墓まで全員でお迎えに行きました。暗い中を色とりどりの提灯が揺れている風景を今でも覚えています。その他に、自分の先祖だけではなく無縁仏や行き倒れになった人の魂を慰める為に道や辻にお供えしたり、川や海に供物を乗せた船を流したりする習慣がある土地も。上が「灯篭流し」下が「精霊流し」と呼ばれるが、独酌にはどう違うのか解りません。主旨としては同じ筈では？近年では環境汚染になると言って、物を川や海に流す風習は廃れてきているのだとか。「精霊流し」で思い出すのは【さだまさし】さんだが、「灯篭流し」というと独酌は８月６日に広島で行われるのを思い出します。元安川を色とりどりの灯篭が流れ、そのバックには原爆ドームが・・・この灯篭の種火は１９４５年８月６日に広島へ投下された原爆が起こした火災の「残り火」を保存し続けたものです。平和への祈りと、人が人に行った最悪とも言える悲劇を忘れない為、風化させない為にと毎年行われている行事だが、そんな思いを胸に眺めていると自然と厳粛な気持ちにさせられる・・・のだが、それをブチ壊すお間抜けな風景。誰だ？　原爆ドームの背後にデカイ真四角のビル建てたのは？おまけに横に高層マンション建てようとしてるみたいだし。古い物を何でもかんでも守れとは言わないが、景観というのは雰囲気とかも大事でしょう。センスないって言うか、それこそ空気読めよ！まあ、何もしてない独酌は他人のこと言えた柄ではないか。ナスは冷蔵庫に入ってるので「精霊馬」の牛バージョンは作れるのだが、そもそもお迎えしてないのだから帰りの足も要らないか？　とすれば【送り火】も同様だな。もっとも庭でもなければ気軽に火なんか焚けないご時勢である。「麻幹（おがら）」や「マコモ」を燃やすのだが、東京都は原則的に焚き火、野火は禁止である。だからなのか、提灯や灯篭も火を使わない電気タイプが主流。今更、遅いか・・・来年は少し準備をしようかな。今年はせめて花と果物でも供えるか。ただ、問題は夏休みでムスコが家に四六時中いる事。スイカやメロンといった果物を置いておくと、手品のように消えて無くなる。ウチではカブトムシやスズムシは飼えないな。少し遅いお盆と言えば・・・初めて見た時は鳥肌が立って、少し震えた。平日だろうと何だろうと、とんでもない数の見物客が押し寄せるようになった。宿の予約も有名ドコロは２～３年先まで一杯。観に行きたくても、中々行けないもんなぁ・・・風の盆。来週からは通常の生活が始まります。皆さんも体調など崩されませんようご注意下さい。仕事して、オリンピック観て、高校野球見て、酒を飲んでると・・・寝る時間がありません。休みで空いている筈の電車がやけに混んでいました。その上、やけにメガネを掛けた人が多い。全員が大きな鞄を担いだり持ったりしてる。非難を覚悟で載せちゃうが、９５％以上の人が↓である。実際にこの２人がいるわけではないが、男女共に非常にフクヨカでメガネをかけ、耳にヘッドホン、手にはＰＳＰかＤＬというのが共通。独酌が乗り降りする駅の隣でイベントやってるらしい。何をやってくれても構わないのだが・・・ほぼ全員が臭いのには参った・・・桃とタマネギと牛乳を拭いた雑巾を混ぜたような臭いが強烈に漂う。そこに女子の化粧品の臭いがミックスされ、鼻の利く独酌には拷問と同じ。暫く息を止めて我慢したのだが、目にチカチカと刺激がきたので辛抱しきれず途中の駅で降りた。走り去る電車を見送りながら「今日は何の日？」と思いました。今、家に帰ってネットを見て解りました。【東京コミックマーケット２００８】開催中。明日もあるのかぁorz　・・・（TOT）

  2008年08月15日

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  ウチにも金メダ・・・

  今晩は。独酌です。お盆２日目の今日、皆さんは如何お過しでしょう？独酌は本日も仕事でした。この時期は地方から上京して働いている人たちが田舎に帰るので、東京出身者は居残りで仕事というパターンがよくあります。「混んでいるし高い」時期にムリヤリ合わせる必要もないので、ここ数年は「却って楽かな？」と思ってます。それに仕事でも、世間様はお休みなので比較的にノンビリ仕事を進められます。何より嬉しいのは余計な用事や仕事を増やしてくれるお偉い連中がいないので計画したペースで仕事を捌ける事です。やってる内容は大して変わらないのに、この開放感！ストレスは溜めるべきじゃないですね。ライブでは見れませんでしたが、お昼ゴハンの時に北島選手の２冠達成を見る事が出来ました。「記録が出なかったのは悔しい・・・」本人はそうコメントしていましたが、何をおっしゃる立派、立派、ホント大したモンです。ロンドンも本気で狙って欲しいですね。メダルの授与の際も、１００メートルの方が感激の面持ちでしたが今回だって嬉しい筈です。通算４個目のオリンピックでの金メダルです。「金メダル」と言えば、ウチにも来ました。立派な「金メダイ」・・・と言うのは冗談ですが、本当に立派な↓が届きました。似てなくもないでしょ？これは四国に住む知人が送ってくれたもので【おたふくするめ】と呼ばれています。何が「おたふく」なのかと言うと、スルメというのは、その名の通りに「スルメイカ」を干したものを指すのですが、これは「アオリイカ」を干したものです。「イカ」と言えば殆どの人がこれを思い浮かべるでしょう。これを干せばご覧の通り見慣れたスルメの出来上がり。ここでややこしいのが「ケンサキイカ」。何が「ややこしい」？　とお思いの方もいるでしょう。「スルメイカ」を干すからこそ【スルメ】なのですが、この業界ではスルメイカ製を【二番スルメ】と呼び、ケンサキイカ製を単に【スルメ】または【一番スルメ】と呼ぶのだそうです。これからが旬のケンサキイカは新鮮なら刺身、それも「生造り」が最高だと独酌は思います。甘い身とコリコリした歯ざわりが嬉しい佳肴ですが、これを干したものがスルメとしての味わいも数等、上なのだとか。刺身などに出来ないくらい小さいのがスルメになっているのはコンビニなどでもたまに「乾き物」として売っていますが、【一番スルメ】と呼ばれるものは干し上がった胴体が３０～４０センチの立派なものだそうです。ケンサキイカは成長すると５０センチを軽く越えますからね。そして「おたふく」ですが、こちらは「アオリイカ」。高知では「もいか」、呼子では「水いか」と呼ばれる大型のイカで生でも加工したものでも値段はイカ界Ｎｏ.１．それを贅沢にも干し上げたのが【御多福寿留女】です。このように丸くて厚みのあるイカの外套（胴体）を開かないで干したものを「袋スルメ」と言いますが、これを四国では「おたふく」と称します。やはり形から来るものだそうです。厚みがありますので、延しながら干すことを繰り返すので手間が掛かってます。お味の方はと言いますと、「ずーっと口の中に入れて舐めていたい・・・」そんな感じの味です。他のイカ同様に「一夜干し」もあります。しかしこちらは旬の冬場しかお目にかかりませんので今回は無しでした。お歳暮に期待がかかります。頼むよＡやん。♪　お酒は温めの燗がいい・・・♪　肴は炙った烏賊でいい・・・正に最強の組み合わせか？夏に「お燗」もグー！なんです。冷たいものばかり飲みがちになりますし、冷房ガンガンで夏場の胃腸はケッコウ冷えてます。そんな時に温いお燗は、優しく優しく沁みていきますよ。どうせクーラー点いてるから部屋の中は涼しいでしょ？独酌は出来れば、あの店で「丸」でも突きながら大汗かいて燗酒を飲みたいくらいです。クーラーなしで団扇でパタパタしながら飲むのが良いのになぁ・・・暑がりのヨメはクーラーを停めると大騒ぎします。葱はダップリと！　お店の人に言えば幾らでも追加を持ってきてくれます。夏の盛りに炭火で煮炊きするんだから、そりゃ暑いですよ。頭や骨まで柔らかく煮上がったら山椒と七味をパラリ。燗酒で流し込めばパラダイス！大汗かいて一風呂浴びれば気分さっぱり。「さっぱり」と言えば６月～９月の間は暖簾が涼し気な麻に替わります。でも味付けはコッチの方が好きだったりして。夏の燗酒、是非一度お試しを。

  2008年08月14日

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  お盆初日

  今晩は。独酌です。今日からお盆ですから、お休みの方も多いでしょう。もしかしたら恒例「民族大移動」の真っ最中だったりして。独酌は仕事ですが、流石に都内の道はガラガラです。電車も空いていて快適。世の中やっぱり「夏休み」ってこってすね。家へ帰って、念願のオリンピック・・・テレビで見れたは見れたのですが、時間が悪いのか大した種目（失礼！）はやってませんでした。それにしても、アテネの時もこんなに競技の開始時間は遅かったかなぁ？朝っぱらはともかくとしても、１１時過ぎに休憩所にコーヒーを買いに行った時もチラッとテレビを眺めたのですが、これといったのをやってないようでした。日本で夏場に運動するなら少しでも涼しい朝方や、せめて午前中のように思うのですけど。水泳は別としても・・・冷房効いてるから関係ないか。水泳と言えば中国のプールはどうなってるんだろう？　記録ラッシュと言ってもタイムの縮み方が半端じゃないですもの。普通だったら血の滲むような努力の積み重ねで0.1秒とか0.2秒とかづつ地道に縮めていくのがお約束なのでは？プールの水が特別なのか？　風水？　そんな訳ないか。ただ、中国全体で電力が不足してる筈なんだけどなぁ。どこから引っ張ってきてるんだろ？　一般家庭の電気を停めたりしてなきゃ良いけど。北京とは時差１時間しかないから殆ど同じ感覚でやるような気がしていましたが、暑い盛りの昼過ぎから競技を開始すると、それだけ余計に電力やら何やらが必要になるのではないのかと、変な心配までしてます。まあ、幾らか下向いてきたとはいえ中国は、まだまだ景気は良いようだから、もう暫くはバブリーなのかも知れません。オリンピック終了後にどうなるかは気になるところですね。独酌も仕事があるとはいえ、少しペースをスローダウン。【シロウリ】は夏しか食べない気がします。今日は胡麻味噌和えで。【土用しじみ】の白酢和え。鰻の嫌いな独酌は「土用」といえばこの蜆か泥鰌です。似た様なカッコですが【鱧】はケッコウ好きです。夏は湯引きを梅肉で。箸休めの【唐辛子味噌の大葉巻き】。端っこに乗っかってるトマトは独酌しか食べないので、他のお皿に載せてもらえずにココに放り込まれました。独酌ハハの実家の方では、この大葉巻きを更に油で揚げます。それでは失礼して始めさせて頂きます。

  2008年08月13日

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  とりあえず戻りました。

  今晩は。独酌です。明日から旧盆ですので、夏休みに入られる方も多いでしょう。独酌は相変わらず仕事なのですが、とりあえず今日は家に戻れました。この日記を書いてるのが午前２時を少し回ったところですから、当然オリンピックは観てません。ＶＴＲを見るにしても、最初から結果が判っていて見ると面白くも何ともないので、なるべく会社や出先で「結果」を見聞きしないようにしていました。朝になれば、情報番組などで放送するでしょうから、それまでは新聞やネットニュースも目にしないように注意します。オリンピックは観れませんが、変わりに別な物を見れました。一昨日の朝に咲いた蓮の花。この日は、こんな珍客も。おまけに、ホテイアオイまで咲きました。この３枚の画像はムスコがメダカに餌をやる為にベランダへ出た時に撮影したもの。独酌の留守中の餌＆水やりを頼んでおいた。勿論タダでやる訳もないので、朝・夕一回につき100円也。今「越の寒梅」を冷で飲んでるのですが、夏場はやはり薄い器が良いですね。口に当る部分が薄ければ薄いほど爽やかに香りが立つ気がします。寒くなってきたら厚手の陶器や野暮ったい「ぐい呑」でも構いません。ほっこり、まったりとした口当たりは寒い季節には良いものですが、夏はやはり「すっ」と流し込める杯が良いです。流石に眠い・・・↑のようにならない内にベッドへ入ろう。それでは、今日はこの辺で失礼して休ませて頂きます。おやすみなさい。

  2008年08月12日

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  頑張れ！頑張れ！！

  今晩は。独酌です。皆さん、オリンピックを楽しまれてますか？独酌はまだ一度もライブの映像を見ていません。柔道の内柴選手、水泳の北島選手が金メダルを獲得した事は知っていますが・・・それ程の感動はありません。♪　昼間のパパはかっこいいぜぇ～！生では見れなかったけど、オメデトウ！ロンドンでは前人未到の３連覇を目指して欲しい。先週の土曜日から今まで（正確には４時頃まで）掛けて、東京・千葉・神奈川・埼玉・山梨・茨城・栃木・群馬・新潟の１都８件を回って労働条件や保険への加入状況の聞き取り調査を行ってきました。ホントに景気は幾らか良くなっているのかなぁ・・・？労働条件、環境、保険の加入など是正の必要なところは申し入れてきましたが、そんなに早くは事態は好転しないだろう・・・これが正直な感想です。世の中、メダルを獲って笑ってる人ばかりじゃないって事です。見てきたもののせいか、何とはなしにこれらの映像の方が目に留まりました。明日は家に帰れそうなのでテレビが観れそうです。どうせ観るなら【笑顔】が見たいと思います。それでも、いや、それだからこそ頑張れ！　頑張れ！　ニッポン！！

  2008年08月12日

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  目隠し

  今日は。独酌です。家に帰れないのでムスコに電話して「ヤワラちゃんの試合ビデオに撮っといて」そう頼もうとしたら、「いいけど、もう負けちゃったよ」・・・ぬ、ぬあにぃ～！テレビでいいから観たいっす・・・

  2008年08月10日

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  頑張れ！　ニッポンの・・・

  今晩は。独酌です。皆さんはもうオリンピックをご覧になりましたか？独酌はまだテレビ、見てません。ネットで配信された映像をチラッとみただけです。な、もんで愛ちゃんの左側の映像の意味解りません。拡大するまで【海ブドウ】かと思った。言っちゃ悪いが「芸」の無い花火だと思う。やはり日本の花火師は世界一。「Ｓｈｕｓｈｉ」「Ｔｏｆｕ」「Ｔｈｕｎａｍｉ」などと同じ様に、「Ｈａｎａｂｉ」も世界共通の言葉にすれば良いと思う。もっともレベルが全然違うから、日本の物を「Ｈａｎａｂｉ」、それ以外のものを「Fire　work」と呼べばよいのかも知れません。まあ、こんなところで小さなナショナリズムを発揮してもしょうがないのだが、テレビの画面にすら声援が送れない。また妙な仕事を押し付けられてしまいました。以前に派遣労働者の保険加入の有無を調べている事を少し日記に書きましたが、今度はその保険代の未納が問題となっています。労働者が払わない場合は雇用した側の企業が立替える事になる訳ですが、その立て替え金が馬鹿にならない金額なので回収してこいとの命令が下された訳ですが・・・どう考えても、独酌の仕事じゃない。その上に死亡退職した人の遺族から、未納分を徴収してこいと・・・税金と同じで納めなきゃならないのは解るのですが、心情的にどうも。「死者に鞭打つ」という言葉はありますが「死者から金を取る」というのはやったことがありません。先程「税金と同じ・・・」と書きましたが、社会保険も保険代が派生した翌月の給与に請求が掛かる仕組みなので、月の末日前に退職した人の保険代は基本的に未納になる訳です。そんな事は最初から解ってることだろ、阿〇、馬〇役人！ここで愚痴ってもしょうがないのですが、前回のアテネの時も丁度この時期に新しいプロジェクトに駆り出されて殆どオリンピックが観れませんでした。今年もかいっ！今回の件とは直接は関係ないが、政治屋どもにはしっかりしてもらいたいもんである。もっとも実質的な仕事をやるのは事務方か。何にしても公職に身を捧げてる・・・そんな奴はいないか？・・・人はもう少し働いてくれ！開会式に出席するアメリカ大統領を護衛する為に同行したボディーガードの数が、選手団とほぼ同数の６００人。オリンピックって【平和の祭典】じゃないんかい？とにかく、また暫くの間は仕事に追われそうです。ヤワラちゃんと愛ちゃんとオグシオは観たいなぁ・・・あと北島も。これじゃ甲子園も観れるかどうか怪しいなぁ。嘆いてばかりいてもしょうがない。・・・と言うか仕事は片付かない。頑張れ！　ニッポン！！　＆　オレ！！！やれやれ。

  2008年08月08日

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  頑張れ！　ニッポン！！

  おはようございます。独酌です。今日８月８日は【北京オリンピック】開会式…普通だったら「いよいよ開幕ですね！」とか書くのでしょうが、どういう訳か今回のオリンピックは独酌的には盛り上りません。基本的にはオリンピックを観るのは好きです。最初に観たのは【東京】。次は【メキシコ】。でも小さかったせいか、あまり記憶に残ってません。ハッキリと覚えてるのはこれ以降の大会になります。1972ミュンヘンと言えばビールとソーセージ。「ビアホール」での女性客の平均消費量が１１リットルと聞いて「これは勝てない！　恐るべしゲルマンねぇーちゃん！！」と思ったのを痛烈に覚えてますね。【バイスブルスト】はミュンヘンを代表する白いソーセージ。その右の【リッペン】もミュンヘン料理。要はスペアリブなのだが、ドイツ料理には珍しくカレー粉で味付けしてある。左下はバイエル地方の【鹿のシチュー】。イモと一緒に煮ただけ。【アイスバイン】は説明の必要がないですよね。独酌はメインの肉より付け合せの【ザワークラフト】が大好き。で、肝心の競技の方はと言えば…あまり覚えてないや。こんな風にその国、その地方の名物（しかも殆ど料理）ばかり見ていたようだ^＾；1976モントリオールの名物と言えば、左下の【ダブルスモークミートサンドウィッチ】…クソ不味い！右下の【北極イワナの握り】も名物。でも、どう考えても日本人が広めたとしか思えない。左上の三角形のは【ホーエールテール】というパン。パンといってもメープルシロップやシナモンシュガーがドバドバ掛けてあるからお菓子？右上はカナダで一番美味しい【サーモンステーキ】左上は【パスティー】というミシガン料理。隣は単にバッファローをミートボールにして煮込んだもの。その下は【プーチン】という妙な名前のケベック料理。カナダでは【ロブスター】と言い張ってるが、独酌が思うにタダのデカイ「ザリガニ」である。所詮カナダも移民国家なので、オリジナルの伝統的な料理は無い。料理に限って言えば「おフランス」の影響が強いです。独酌でも、この人の事は強烈に覚えてますよ。1980アメちゃんに付き合って不参加。テレビであまり放送されなかったので当然、記憶に残るものナシ。ロシアは歴史はあるのに食べる物がないよなぁ…思い付くのはウオッカを別にすれば【ペリメニ】と【ボルシチ】に【ピロシキ】位。でも【ペリメニ】はどっからどう見ても水餃子なのでアジアの方から伝わったんだろうと思う。あと【ストロガノフ】も１６世紀初頭にウラル地方で成功した豪商「ストロガノフ家」伝統の料理と言われてるからロシア料理かな？でも一番有名な↓これは「ロシア」ではないよな…当時は「ソ連」という馬鹿デカイ括りだったからよしとするか。19841988この辺りになると飲むのに忙しくて、あまり観なくなる。韓国と言えばこれ。今から２０年前は、白菜・胡瓜・大根のキムチ位しか売ってなかった。1992観戦のお供はリョウハのワイン。この頃は安かったのになぁ…1996またもアメリカ。アメリカは文化も伝統も無いから料理もない。アメリカの知人へ、こう言ったら↑の料理を挙げて反論。【ハンバーガー】はハンブルクから伝わったのは周知の事実。。この中で「アメリカ料理」と呼べるのは左下だけかも知れません。「お、ウィーン風のカツレツか…」と思った方もいらっしゃるでしょう。でもこれはヴィエナーシュニッツェルではなく、硬くて不味くてそのままではとても食えない牛肉を、肉叩きでバンバン叩いて平べったくして味を付けて揚げた、その名も【フライドチキンステーキ】。どうしても食べてみたい方はテキサスの田舎のドライブイン辺りに行ってみられると良いでしょう。「あ、シーザーサラダがあった！」メキシコでイタリア人のシーザーさんが苦し紛れに考え付いた料理です。2000独酌もこの金は嬉しかった。でもオーストラリアも歴史の浅い国家なので、伝統（正確にはアボリジニ以外の文化）が無いのはアメリカと一緒。素材がワニだのカンガルーだというだけ。2004第一回開催地へ。左上【スジュカキア】は煮込ハンバーグ。味云々より入れ物と言うか調理器具の鍋が変わってる。その右は【サガナキ】という焼きチーズ。サラダにはその山羊のチーズがたっぷり。そして一番有名な【ムサカ】ギリシャは国連の支援を受けてる時期とかもあって、昔は貧しい国だというイメージがありましたが、食べ物はケッコウ美味しい。そして今年。どんなドラマがありますか。北京と言えば【ダッグ】日本で食べると皮だけ食べてお終いだけど、中国で食べたら身も全部出てきた。何だ、食べても良いんだ。客は皮だけ食べて肉は店の従業員の賄いになるモンだと聞かされていたもんだから「食べたい」と言うのはまあ…オネェーチャンが取り分けて捲いてくれる店だと益々言い出し難い…ちぇ、損してた。独酌は鶏肉好きだからそう思うのであって、店の人に食べさせるのがどうのと言ってる訳ではないですからね。仔豚の丸焼きだったら皮だけ食べて、残りは従業員の賄いでケッコウ。そうはいってもヨメとムスコが食っちゃうとは思いますけど。ヒマがあれば高校野球の方を見ちゃうかも知れませんが、応援はしますよ。選手の皆さんの活躍を願います。頑張れ！　ニッポン！！

  2008年08月08日

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  A5の意味は？

  今晩は。独酌です。海の家、二日目の朝は寒くて目が覚めました。副団長が帰った後に、飲みまくりの食いまくり・・・ワインをウオッカに替えて、最後にカルバドスをチビチビ飲みながら星を見てるところ迄の記憶はあるのですが・・・気付いたら布団の上に何も掛けずに転がってました。寒みぃ・・・もう、朝かぁ。夏でも夜は山から冷気が吹き降ろしてくるので、薄手の布団を掛けて寝ないと寒いのに・・・パンツ一丁で転がってりゃ寒いわな・・・おまけに凄い雨も降ってるし・・・風邪を引かなかっただけでも良しとするか。それに、二日酔いでもないし。と、いうことで早速、枝豆を茹でてビールを飲む事に。何が「と、いうことで・・・だ」と呆れる方も居るかも知れませんが折角の夏休みです、少々肌寒い位ではヘコタレズ頑張って飲みますよぉー！台所で鍋をカチャカチャいわせてたら、他の連中も起きてきました。ムスコ以外。ホーホー団々長は当然としても、女性団員も普通にビールを飲み始めます。この辺も「類は友を・・・」と言ったところでしょうか？「酒に交われば赤くなる」とも言いますし。このナス、お新香も泣けるホド美味しいのですが「お刺身」が最高です。お醤油に「味の素」げな旨味調味料をパラリ。ここに生のまま包丁で適当に切ったナスをチョンとつけて食べます。薬味が欲しければ和辛子がベスト。これは一度味わうと・・・クセになります。あとは少し冷やした純米酒があれば、この世は天国。独酌はこれが味わえると言うだけで、夏が好きです。あとは甘いトマトに塩でも振れば何も要らないのだが、それではヨメとムスコは納得しないので、パンをオーブンで軽く焼いて温めます。ヨメは最初「寒いからお粥かお茶漬けが食べたい」と我儘をぬかしていたのだが、団長が保冷パックから取り出した物を見て気が変わったようだ。刻印入りの本物【ハモン・イベリコ・デ・ベジョーダ】元々ヨメはハム・ソーセージの類が大好きなので普通のハモン・セラーノでも釣られるとは思う。白いブタで作るとハムも白っぽくなるのだなぁ・・・黒豚のイベリコと比べると随分とハムの色が違う。これだって充分に美味しいが、ハモン・イベリコはやはり別格の感が。たちまち全員、ワインに手を伸ばす。トマトを食えないヨメはジャガイモを茹でてポテトサラダを作りだした。独酌は「ふ」と思いついて、茹でておいた枝豆を剥いてヨメ作のポテトサラダに大量投入。これが大正解！　旨い、旨い！！と全員であっと言う間に食べ尽くす。朝っぱらから普通に「飲みモード」突入である。もっとも外は豪雨なので他にやる事も無いっちゃ～ぁ無いのである。腹がクチクなったのでＤＶＤ鑑賞へ。ここ数年、海の家に来る時は【２４】が定番に。テレビが映らないからじっくり見れる・・・と言うか時間が無いと見れないので選んだのだが、毎年酒を飲みながら見るもんだから途中で寝てしまい最初から最後まで通して見れた試しが無い。シーズン１だけは何となく全体のストーリーが把握できてるが、シーズン２以降はストーリーも登場人物もよく判らん。ただ、まあサザーランドのハイテンションぶりを見て楽しんでる。毎年、一年に一回こんな目にあってたら性格も歪むわなぁ・・・と思う。ヨメはヘッドホンを付けて電子ピアノを弾きだした。帰った翌日にピアノ教室の試験があるのだとかで、わざわざ車に積んできたのである。ムスコが起き出して来て、テーブルの上の食い尽くされた皿を見て情けない顔で「オレの朝飯ないのぉ？」朝飯って・・・１２時過ぎてんぞぉ！「メシ、メシ、メシ、メシ・・・」うわ言のように繰り返すのでウルサイ！「うるさいなぁ～、勝手に好きなもん食え！」そう言ったらあちこち物色していたが、昨晩の肉を冷蔵庫から引っ張り出してフライパンで焼くことにしたらしい。それは良いのだが、包丁で切り分けてる量が尋常じゃない。「お前、そんなに食えるのかよ？」「大丈夫だよ、これ位。それにＡ５用なんでしょ、この肉？」「ああ・・・？」「だったら折角だもんＡ５で食べなきゃね」「・・・？？」「ジャンプの半分の大きさだよなぁ・・・」【Ａ４】【Ａ５】・・・お前、そうじゃねぇーぞ（TOT）

  2008年08月06日

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  I left my ・・・

  今晩は。独酌です。♪　I left my heart in Sun Franciscoトニー・ベネットはこの霧深い街に「心」を残してきたと歌いましたが、独酌は草深い海っ縁りの町に「やる気」を残してきてしまったようで・・・仕事するのが嫌で嫌で・・・未だに社会復帰が出来ておりません。飲みたい時に飲むだけ飲んで、寝たい時に寝たいだけ寝て、食べたい時に食べたいだけ食べる・・・こんな暮らしを一週間やってると人間ダメになるわけです。ある意味「非常に人間らしい暮らしぶり」とも思えますが・・・飲んで食って遊んで寝て起きて飲んで食って飲んで遊んでまた飲んで食って寝て起きて飲んで食って・・・普段の仕事して飲んで寝ないで仕事して飲んで仕事してちょっと寝て仕事して飲んで仕事して仕事して・・・ギャップが大き過ぎて元の生活に戻ることを心と体が共に拒否してます。とは言え、働かなければならない身なので只今リハビリ中ですが、何をやるのも邪魔くさい。慢性的にやる気０っす。だもんで日記の方も締まりがなくダラダラになってしまってますがご容赦の程を。本当に気持ちの良い昼寝ですが小一時間程で起き上がりました。独酌はこういう場合、勿体無くて寝てられないんですよねぇ。口を開けて寝くたれてるムスコの腹を踏んずけて起こし、海パンに履き替えて海へ向かいます。倉庫を開けて中からボートを出そうとしたら、鍵穴が潮風にやられて鍵が刺さらなくなっていました。金属はホント何でもダメになっちゃいます。遊びにくるだけの人間はあまり気にしませんが、この辺に住んでる方は大変だろうと思いました。鍵が開かないモンは仕方ありません。「自力で泳げ」ブーブー文句を垂れるムスコを蹴っ飛ばしながら手ぶらで海へ。まあ、ゴーグルだけは家から持ってきたので泳ぐのに支障はありません。前日まで雨が降っていたそうですが、海底まで見渡せる程に水は澄んでいます。ベタ凪で波も無し。これなら大して泳げないムスコでも大丈夫なので、放っておいて独りで潜ります。海岸からほんの５０メートル程のところに大きな岩が沈んでいるのですが、この岩に生えている海草にサザエが集まってきます。直ぐに幾つか見つけましたがどれも皆、小ぶりなです。「これ位なら獲っても良いかな？」と手にした物を水から出すと・・・ありゃ、小さい。水中ではケッコウ大きく見えるんだけどなぁ。水の中では野球のボール位の大きさに見えるのだけど・・・水から出すまでに急速に縮むのか？（そんな訳ない＾＾；）「大きくなれよ」昔のＣＭみたいなセリフと共に沖へ投げ込みます。海岸の近くへリリースすると、何でもかんでも獲る連中の餌食になっちゃいますからね。ここまで泳いでくる間だけでも、近場の浅いところは岩牡蠣やサザエなど獲り尽されている感じです。５センチにも満たない小さい岩牡蠣の剥がされた跡を見ると、侘しいというか薄ら寂しい気分になります。もう少し置いておけばずっと大きくなるものを。このサイズでもまだまだ子供。岩牡蠣は軽く３０センチ以上になります。もっとも真牡蠣も１０歳以上のものはかなり大きくなりますけど。第一、卵を産むサイズになる前に獲っていたらその内にいなくなっちゃうのが解らないのでしょうか？豊かな海の恵みも無限ではありません。そんな事を考えながら泳いでいたら獲る気も失せてきたので、手ぶらで水から上がります。ただ、まあ上がる途中に↑コイツがいましたので、砂浜で寝転んで水着のオネーチャンを眺めてたムスコの背中に貼り付けてやった。「！！！！！！－－－－っ！」声にならない声と言うか、へんな気合みたいなの共に、うつ伏せで寝たままの状態で３０センチほど跳ねた。「何すんだよぉ！　ビックリすんじゃないか！！」こっちの方がビックリしたわ。お前はエビか？家に入る前に駐車場で足に付いた砂を洗い落す。この水は井戸水なので非常に冷たい。お約束なのでムスコの頭と背中にもホースで水をぶっ掛けておく。風呂場でシャワーを浴びながら、海パンをざっと洗って洗濯機へ投げ込んでおきます。ムスコと２人で素っ裸のまま居間の方へ歩いて行ったら、ホーホー団の女性メンバーが起きていて怒られた。「アンタ等、濡れた足でペタペタ歩くんじゃないわよぉ！　アタシの靴下ビショビショじゃないの！」そっちかい・・・。キッチンへビールを取りに行ったらヨメも起きていて、「何獲ってきた？　アワビ？　サザエ？　牡蠣？」と訊かれたので「海そうめん」と言ったら怪訝な顔をしていた。アメフラシの卵を【海素麺】と呼びますが、飲み屋で出てくる「海そうめん」は海草ですからご安心の程を。身も卵も食べられない訳ではないのですが、美味しいものではありません。餌の海草に毒がある場合はアメフラシの体内にも毒素が蓄積されるので無闇に食べない方が無難でしょう・・・って食べないか、普通。鹿児島県・島根県・千葉県の一部でしか食べないようですね、今では。でも昭和天皇は醤油で煮て食べたそうです。生物が好きな事は国内外に知れた方でしたが、これは好きは好きでも「物好き」の部類だなぁ・・・。そんな事を話してたら「牡蠣、獲ってきて」とヨメに言われた。「いや、オレもう風呂も入ったし・・・」「牡蠣食べたい！」「これからビール・・・」「牡蠣食べたいのぉ！」「明日な、明日・・・」オレは鵜飼の鵜じゃねぇーぞ。この日はバルコニーでバーベキューと言うか焼肉をする事に。焼肉と言っても基本「塩」です。この土地は塩の産地としても有名です。流石【Ａ５の１２】だかのお肉、美味しいは美味しいのだが独酌にはちょっと脂っこ過ぎる。ワサビ醤油や柚子胡椒でサッパリ食べようと思っても、２～３切れでギブ・アップ。ヨメとムスコは去年もこの手の肉を従兄弟の家で食べているのだが、他のメンバーは初めてなので関心しきり。「この肉なら、歯が無くてもいけるねぇ・・・」それよりもナスとタマネギの焼いたのが旨いこと旨いこと！皆でワイワイ楽しくやっていたら団長の携帯に着信アリ。出てみると副団長の母親からでした。副団長もソフトバンクなんですよね。繋がらないので仕方なく団長の携帯にかけてきた模様。「何だって？」出掛ける際に実家に預けてきた猫の様子がおかしいと連絡があったとの事でした。それを聞いた副団長は「帰る・・・」と言い出した。いや、帰るって言っても・・・既に全員酒飲んじゃってるし。「電車で帰る！」明日の朝一番に駅まで車で送ってやる・・・そう言ったのにホーホー団の副団長はネットで経路を検索して、「よし、今晩中に帰れる！」と出て行きました。実家に預けた猫というのは副団長の家の傍に落ちていた？　捨て猫と言うよりは、体が弱くて親から見捨てられた野良ちゃんなのですが、拾って育て始めてから３年、動物病院での治療費や入院費は既に１００万円を越えてます。命に高い安いはないのは判りますが、正直、他人事ながら大変だと思います。でも、これ位の気構えのある人以外はペットを飼って欲しくないですね。「気をつけて帰れよ！」そう言いながらも１０分後には、スッカリ忘れて盛り上がる初日の夜でした。という訳で（どんな訳だ？）今宵はココまでに・・・またまた明日に続くのでした。

  2008年08月05日

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  到着！

  おはようございます。独酌です。続きは明日・・・と書きながら、日曜日は夕方６時前に寝るという幼稚園児もビックリの就寝時間だった為に日記を更新できませんでした。何故にこんなに早寝をしたかと言えば、土曜日に会社へ行って・・・休みの間に溜まった仕事が片付かず、家に帰ったのが日曜のお昼。シャワーを浴びてビールを飲んで一寝入りしようかなぁ・・・と思ってたらＹさんから電話。例によっていつもの小料理屋にいるとの事。「今日のツマミ何？」「ゴーヤチャンプルみたいなのと、角煮、キムチ」「みたいなのって何？」「味はゴーヤチャンプルみたいだけどゴーヤ入って無い」「何、入ってんの？」「豆腐とモヤシとハムかな・・・」【豆腐チャンプルー】のようだ。それにしても貧相と言うか「らしく」ないツマミだなと思ってママに訊ねたら、昨日の花火大会でお客さん大入り。仕入れた食材を使い切ってしまったとの事でした。商売繁盛、大いに結構・・・でも独酌の食べたいモンはないので今日はパス・・・そう思ったのだがＹさんに渡すお土産があったので出掛ける事にする。何もツマミが無いのもなんなので、家から持参する事に。この店の良いところのヒトツは酒もツマミも「持込ＯＫ」という事。冷蔵庫に入ってるマグロの柵を醤油に漬け込みます。その間にヤマイモをサイコロ状に切って軽く塩をしてビニール袋へ。その袋の中に塩茹でして剥いておいた枝豆をヤマイモと同量加え、ワインのビンで軽く叩く。枝豆は沢山入れた方が美味しいのだが、このマメはヨメが前日に茹でて剥いたモノなので、控えめにしておく。イカと一緒に炒めると言っていました・・・因みに新潟では、ちょっと良いとこで飲むと、このように枝豆が剥かれて小鉢などに盛られて出てくる事があります。サヤだけではなく薄皮も剥いてある。これは好き嫌いの分かれるところだが、確かに雑味が取れてマメ本来の甘さがよくわかります。独酌は枝豆や蚕豆を剥いている時に、鞘もどうにか使えないもんかいなぁ～といつも思います。ヤマイモと枝豆の食感が残るように軽く叩くのが肝心。あまり強く叩くとウグイス色のトロロになってしまう。準備が出来たらヅケにしておいたマグロもサイコロ状のブツにしてワサビと和えます。この上に先程のイモ＆マメをかけてもみ海苔を散らします。タッパーに詰めて一丁上がり。まあ、これだけじゃ寂しいので道すがら駅のショッピングセンターで出来合いの刺身（みる貝・サンマ）を買いました。店に入ってＹさんに新潟土産の【雪中梅】の４合瓶を渡します。自分用に持ってきた【鶴の友】の一升瓶を開けてグラスに注いでクイッ！「これも美味しいねぇ～！　高いのぉ？」Ｙさんが言いますが、この【鶴の友】は「上白」・・・昔の言い方で言うと「２級」・・・なのでお値段、一升1800円也。コストパフォーマンスのみで考えたら新潟県産の日本酒でＮｏ.１だと思います。知らない人に黙って飲ませたら吟醸酒だと思うでしょう。この味でこの値段なら人気が出ない訳ないのですが、新潟市内以外では殆ど売られていません。蔵元の「真っ当なお酒を真っ当な値段で」という考えから販売経路は拡げない方針だからです。いつも感心させられるのは、この酒を置く小売店も決してプレミアを付けない事。県外から買いに来る人も沢山いますので、何百円～千円くらい上乗せしても幾らでも売れる筈だからです。蔵元と小売店の間にしっかりとした信頼関係が築かれているのでしょう。何か勘違いしちゃっている、どっかの焼酎メーカーとはエライ違いです。「で、どうだった夏休み？」お酒を飲みながらＹさんに休みの様子を報告します。ジジ・ババを降ろして６名となりましたが、丁度３名づつドコモとソフトバンクに携帯が分かれました。毎年、ここに来る度に独酌の携帯は圏外で通じなくなります。独酌個人の電話のせいではなく、ソフトバンク全般にダメなようです。３人とも機種は違うのですが、ある地点から全員「圏外」・・・ドコモの３人はアンテナ２～３本は立ってるのに・・・ヨメ・ムスコ・ホーホー団々長がドコモのユーザーなのですが、優越感に満ち溢れた顔をしやがります・・・お前らが偉いわけじゃねぇーだろ。何となく腹も立ちますが悪いことばかりじゃありません。独酌は仕事の都合で２４時間、携帯の電源を切れません。12/31の大晦日から正月三が日の４日間だけは切って良い事になってますが・・・「圏外」じゃ仕方ないですもんねぇ・・・け～っけっけ！・・・だからヨメが「家族割があるからアンタもドコモにすれば？」と言いますが、替える気はありません。ここまで来ると本当の意味で仕事から解放される訳です。海岸沿いの道路から一段高い別荘の敷地に入るのに細い私道を通るのですが、進行方向の逆に入り口があるのでＵターンする形で入ります。普通車なら切り替えし無しで入れるのですがミニバンとは言え、やはりデカイ・・・２回切り返さないと入れませんでした。駐車場に車を入れてエンジンを切る時に時計を見ると11：58。丁度お昼に到着。別荘の鍵を開け、荷物の搬入と水道・ガスの元栓を開けて使えるようにし、窓を開けたり網戸を付けたりとの二手に分かれて作業開始。冬の間に絶え間なく吹き付ける風に砂と塩分が含まれているので網戸を外に付けたままだとズタボロになり、次の年に使えません。いっつも不思議に思うのは、締め切ってる部屋の中にカメムシや蛾などの虫が入り込んで死んでいる事。窓は全部２重サッシなのに何処から入ってくるんだろう？ざっと掃除をして冷蔵庫の整理とバルコニーのセッティングが終了したところで乾杯！昼食はパンに生ハム・牡蠣の燻製オイル漬け・トマト・チーズ・ゆで卵などを載せたスモガボード風に。オリーブとピクルスが箸休め（フォーク休め？）です。最初はパンに具材をキレイに載せていたのですが、ヨメがトマトをどける、ムスコがコリアンダーやパセリなどの香草を穿り出すなどしてブチ壊すので具とパンはバラバラに皿に盛り、各自好き勝手に食べる事にします。腹がくちくなると全員が眠いと言い出します。解り易いと言うか罰当たりな連中です。谷川に面した和室に枕だけ出して至福のゴロ寝を決め込みます。他人様から見ればこんなか？山間からの風と谷川のマイナスイオン、エアコンを点けないのに非常に爽やか。都会では中々味わえない小さな幸せかな。スイマセン、また海まで辿り着けませんでした。お話の続きはまた明日となります。

  2008年08月05日

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  類は友を呼ぶ

  今晩は。独酌です。本日８月２日は独酌の住む町の花火大会なのですが・・・やはり仕事してます。花火と言えば尺玉のサイズでは日本一の長岡の花火大会も今日です。大会中に付近を通過する新幹線は徐行してくれます。これは粋な計らいですが毎年、道路の「見物渋滞」が問題になっているようです。本当はイケナイ事ですが「年に一回の事だしなぁ・・・」と誰もが思うのか、警察もあまり厳しく取り締まりはしてないようです。ヨメは自分のと姪っ娘の浴衣を箪笥から引っ張り出していましたから行く気のようです。ムスコも「オレも浴衣が着たい！」と言うので独酌のを着せてみたら痩せてるので全然、似合いません。まるで田圃の案山子です。それに引き換え、独酌は年々「着物が似合う」体型に。昔は呉服屋で着物を設える度に、腹にバスタオルを入れたりしてたのに・・・それがいつしか普通のタオルとなり・・・今では何もアンコを詰めなくても「良くお似合いで」と店員さんに誉められるようになりました。（TOT）悔しいのでムスコに「まるで案山子だな。道理で臭い訳だ」と言うと「はん？」元来「案山子」は「嗅がし」が転訛したものであり、悪臭のする植物や布を燃やしたり、畠に積み重ねたりして鳥や虫を追い払ったものが何時しか人型の人形を立てるようになりました。ざっと説明してやると「何だとぉ！オレちゃんと毎日シャワーしてるぞぉ！」と言って飛び掛って来たので蹴り倒しておく。お湯を浴びてるだけで、石鹸やボディーシャンプーを使ってる形跡が丸で無い。制服のワイシャツの襟なぞ、何の冗談だ？と思う程１日で真っ黒。コイツ煮沸消毒したら色が白くなるんじゃないか・・・いつも思う。ムスコがバッチイという話ではなく、海での夏休みでしたね。日付の変わった７月２７日の午前２時に小岩を出発しました。最初は車３台に分乗して出掛けるつもりでしたが、知人が８人乗りのミニバンを貸してくれると言うので「ガソリンも高いし高速代も安くつく・・・」お言葉に甘える事に。８人乗りに定員一杯の８人が乗ったら狭いんじゃないの？最初はそう思ったのですが、乗ってみたら「ありゃ！？」とビックリするほど広い。何たってヨメがどうしても持って行くと言ってきかない電子ピアノ（８８鍵）がそのまま収まる横幅がある。おまけに８人と荷物を満載してスイスイ走る。これのどこが「ミニバン」なんだ？・・・そう疑問に思っていたらエンジンがたったの2500ccだと言うので更に驚く。半分とまでは言わないが、独酌の車よりかなり排気量が少ない・・・のに独酌の車は２人乗り（無理して後部の補助シートに座れば３～４人乗りだが大人は無理）である。「ん～エコじゃねぇ～なぁ・・・」と考えさせられました。独酌チチ＆ハハはシートを目一杯リクライニングさせてオットマンに足を乗せて「あぁ～楽ちん、楽ちん！」とご機嫌。確かに、これだけの広いシートはセダンタイプでは中々お目に掛かれない。オットマンも【マイバッハ】位しか見た覚えが無い。こういう車もあるにはありますが、お値段6000万円也。往きのハンドルはこの車を借りてきたホーホー団の団長が握っていたのだが、何を思ったか外環から東北道へ入る。「アホウ！何処へ行く気だぁ！？」団長の両親は福島県の出身なので里帰りといえば東北道。なもんで「つい」。「つい」じゃねぇーよ、「つい」じゃあ。浦和でＵターンして今度こそ関越道へ。その後は順調に進みました。従姉妹の家に寄って朝食。独酌と独酌チチを除く６人は「米が旨い！」と旺盛な食欲。ムスコは「さすが新潟のコシヒカリはうんまいねぇ～！」と貪り食ってます。おかしいなぁ・・・家の米もコシヒカリなんだけど。独酌＆チチは、各種のお新香、釜揚げシラス、三面の鮭、栃尾のあぶらあげを食べて、お米よりビールを！　と叫んだのですが次の運転は恒例のジャンケンで決める事になっていたので却下されてしまいました。凄くデカイ【栃尾のあぶらげ】。「あぶらあげ」ではなく地元では「あぶらげ」と呼ばれています。これでは大きさが判らないかも知れないので比較の為に。ロングサイズの煙草と比べるとデカさがお判り頂けるかと。この後は従姉妹の実家に寄って食料を仕入れて一路、海の家へ。独酌チチ＆ハハ＆お土産の芋焼酎６升を降ろし、換わりに枝豆・ナス・トマト・タマネギ・ジャガイモ・etcと牛肉を山ほど積込む。チチ・ハハは叔母と叔父たちと飯豊山の方にある温泉へ行く予定。ジジ・ババが海に行ってもしょうがない。新潟は「地酒の王国」と言われるだけあって日本酒の蔵元の影響力が強いのか、一般の酒販店では珍しい焼酎は手に入らない。【黒霧島】などのメジャーブランドはあるのだが、小さな蔵の製品などは中々手に入らないのだ。それで今回は独酌の選んだ芋焼酎を６種類持参したのである。大体が「東京」はお土産が無いので何時も困る。これと言った名産品も無いし美味いモンも無い。自分で「何を貰ったら嬉しいかな？」と考えても思いつかないもんな・・・いつも色々な地方から美味しい物を頂く度に申し訳なく思う。お返しに送る物がないのである・・・で、何を送るかと言うと、独酌が他人様に自信を持ってお薦めできるとしたら【酒】しかない。そんな訳で独酌の土産や贈り物は毎回【酒】である。スミマセン。そんな事を殊勝に思っていたら、ヨメが「お米も頂戴」と言い出した。独酌はパンが好きなのでバゲットを３本とパン・ド・カンパーニュ２ヶ、フォカッチャを４枚にナンを６枚買ってきた。その他にスパゲッティを900グラムである。そうしたら団長もバゲットを３本とゼーレ？（と言うのか、モソモソしたドイツの重いパン）を６ヶに馬鹿デカイ胡桃のカンパーニュ＆止めとばかりにスパゲッティ５キロ・・・「類は友を呼ぶ」と全員に言われた。「米は要らないんじゃねぇ？」そう言ったのだが女２人とムスコが「絶対に喰う！」と言い張るので仕方なく積込む。ジャンケンは独酌の負け。チクショウ・・・まあ、どっちにしろ飲めなかったからいいや。途中で最後の買物を済ませる為にスーパーへ寄る。ビール500cc缶を２ケース、オレンジ・グレープフルーツジュースを１リットルづつ、牛乳３リットル、痩健美茶・緑茶を各４リットル。家から積んできたワイン１２本、芋焼酎１升、ラム・ウオッカ・テキーラ各１本、ブランデーはアルマニャックとカルバドスを１本づつ。こんだけあれば足りるだろう・・・どの道、ここを通り過ぎたら買物する場所がないのだけれど。着いたら直ぐに飲めるようにビールを何本か氷の入ったクーラーボックスに移す。準備完了！天気は良いし、道は空いてるしで言う事なし！最後の文明地を後にして（何たってこの先は携帯の電波も通じない。独酌のソ〇ト〇ンクだけかな？）海の家を目指します。この続きはまた明日。中々到着しなくてスミマセン。

  2008年08月02日

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  ただいま！

  今晩は。独酌です。一週間のご無沙汰です。本日より（イヤイヤ）仕事に戻りました。久し振りに長い休みを取ると、ホント社会復帰するのが大変。毎度の事ですが、出社した時に目の当たりにする「溜まった仕事」を見るにつけ・・・orz・・・軽く「鬱」が入りそう。毎年、こんな感じで積み上げてある。留守を預かってる奴は何をやってんだ？あまりに乱雑に放置してあった年に切れて怒鳴ったら・・・オメェー等！少しは仕事せんかぁいーっ！！次の年から、こんな感じで積んである。オレが言いたいのはそーゆー事では無いのだが・・・夏休みが終った子供が学校へ行きたがらないわけだ。独酌は高校の時に、家で朝コーヒーを飲みながらテレビのニュースを見ていて「今日から新学期・・・」というアナウンサーのコメントに「学生さんは大変だねぇ～」とノンキな感想を漏らしてから・・・数分後に自分もその「学生さん」であることに気付き慌てて学校へ行ったら・・・担任にエライ勢いで怒られた。今年の夏休みはどんなだったかと言えば、可も無し不可も無し。何が「可」というと、ヨメとホーホー団員１名の計２名の女手があったので家事が楽だった事。「不可」は大雨が降った事と、台風と低気圧の影響で海が荒れた事です。大雨が降って川から土が流れ込んだり、海が荒れたりすると海水が濁って何も見えません。流石に見えないと何も獲れませんからねぇ。今年は食料の自給率が非常に低かったです。大した波に見えませんが、大人の頭大の石が海底から打ち寄せられていて危なくて波打ち際に立っていられません。日差しが弱いので陽光アレルギーのヨメは嬉々として【フローティングラウンジ】とかいうヘッドレスト、アームレスト、ドリンクホルダーの付いたデカイ「浮き輪」・・・と言うか「浮きベッド？」みたいなのをムスコに運ばせて海に入ったが、数秒で波にひっくり返されて水を飲んで泣いていた。「もう二度と入らん！」この後、宣言通り帰るまで一度も海水に触れなかった。バルコニーと風呂から眺めるだけである。風呂が海に面していて、壁一面がガラスなので良く見える。反対に言えば海にいる人から丸見えなんだけど。去年、このブログにここでの生活の様子を書いたら「優雅ですね」と言った人がいましたが・・・海以外はこんなですから。こんな事にもなってますし。「優雅」と言うよりは「雄大」。自然はテンコ盛りです。この小さな川に鮎や山女がウジャウジャ泳いでます。明日からは、この中年ボーイ＆ガールスカウト（＋ムスコ１匹）のダラダラ生活を少し書いていきます。とりあえずは早急に仕事モードに復帰しなければなりません。あっ！　忘れてました。「ただいま！」また皆さんのところへお邪魔しますので宜しくお願いします。

  2008年08月01日

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  一足お先に

  今晩は。独酌です。どうにかこうにか仕事に目途が付いたので一休み。これから遅めの夕食を摂って、もう一踏ん張りすれば朝には家へ帰れそう。予定通りに明日から皆さんより一足早く夏休みに入れそうです。お忙しいでしょうが暑い中、お体などを壊されませんよう。暑中見舞い代りに涼しげな画像でも・・・音色はともかく、見た目はやはりガラスが鉄より涼やか・・・ガラスと言えば【江戸切子】でも切子だと独酌の場合は風鈴より、どうしてもこっちになっちゃう。笑って下さい。はい、ただの呑んべいです。（＾＾；今年は珍しくジジ・ババも一緒に行くと言います。【ほーほー団】のメンバーも２名参加。日程や集合場所の打ち合わせをしてる時に独酌が「（今年の）海はどんなかねぇ～？」と言ったら、「青いよ」とチチが妙な答えをするので皆で笑いました。どうも行く前から珍道中になりそうな予感。それでは、行ってまいります！

  2008年07月25日

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  決戦は金曜日

  今晩は。独酌です。週末から夏休みをとるべく必死に足掻いてます。タダでさえ毎月25日はデータの締め日で忙しいのですが、更に５日間の休みの仕事を前倒しで片付けようと・・・厳しいっすねぇ・・・まさに「決戦は金曜日」この唄を歌っていた吉田さんは、旦那さんを亡くされてもステージで頑張ってた。それに比べれば・・・独酌も頑張らねば！何とか仕事に一段落をつけて、土曜日の午後には出発したいと思ってます。決戦・・・戦いと言えば、近所の商店街で熾烈な抗争が繰り広げられています。仁義にゃき戦い（南小岩・昭和通り商店街抗争記）かかってこんかい！まだ弾は残っとりますけん・・・・・・と言うよりお前がタマ。構想３秒、製作３日、監督：不可作禁止撮影好調、近日公開、乞うご期待！（うそ＾＾）これが解る人はケッコウ年だなぁ、　♪チャッチャチャ～！まあ、頑張りまっさ！

  2008年07月24日

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  目が回るぅ～！

  おはようございます。独酌です。ちょ～っと洒落にならん忙しさ・・・こんな感じです。アタマくらくらするぅ・・・

  2008年07月23日

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  取りを務めますのは・・・

  今晩は。独酌です。今日は【海の日】でしたね。皆さんは海に行かれたでしょうか？「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」これがこの祝日の趣旨なんだそうです。知らんかったですわ、ぜ～んぜん。「海開きの日」位に思ってました。四方を海に囲まれた日本は古くから海の恵に支えられて来ました。最近は燃料費の高騰が原因で休漁になるなどの事態もあって考えさせられる事もありますが、日本の海はまだまだ素敵な贈り物を与えてくれてます。締め日という事もあり、土曜日は完徹・・・と言うか、家に帰ったのは日曜の午後１時過ぎでしたけど。シャワーを浴びて夕方まで寝ようと思ったらＹさんより電話。「遅かったねぇ～！　すぐにおいでよ」いつもの小料理屋で飲んでるから直ぐに来いとのお誘いです。流石にバテバテだったので、夕方から一緒に飲もうよと断るつもりだったのですが、「イカの子あるよ」・・・服を着てヨロヨロと出掛ける独酌でした。Ｙさんの言うところの「イカの子」とは、その年に生まれた【スミイカ】の赤ちゃんの事で、築地の市場や鮨屋では「新いか」と呼ばれ珍重されます。関東では【スミイカ】と呼びますが他の地方では【マイカ】と呼ぶ事が多いようです。四国だけは【ハリイカ】と呼ぶ事も。関東では墨まみれが「新鮮な証拠」と喜ばれますが、他の地域ではキッチリと洗われてキレイな体になってます。「新子」程ではないがお値段も張ります。走りの頃だとキロ２００００円位かな？これは100グラム1800円也。これも「新子」と一緒で関東（と言うか東京）だけの事です。春に卵から孵った赤ちゃんは暑さが本格化する７月頃に５センチ程の大きさに成長します。小ぶりだと２匹を使って一貫の鮨にしますが、「一貫どり」と呼ばれる一匹で握り一貫のネタになるサイズが最上とされます。春日子、新子、と続く夏の江戸前の味覚、とりを務めますのがこの【新イカ】となります。これのお刺身と、罰が当たりそうな「一夜干し」を肴にＹさんが秋田の知人から貰ったという大吟醸を少し冷やして頂きました。「うめぇ～！」眠くて目をしょぼしょぼさせながらも、海の恵に感謝する一日でした。本当であれば先週のアボリジニへの虐待の歴史の続きを書こうと思っていたのですが、時間が足りないので後日に廻します。この辺の事に関しては思うところがありますので、稚拙ながらもちゃんと書きたいと思っています。今週末から恒例の海の家で「夏休み」を取ろうと計画してるのもあり仕事が立て込んでます。何とか捌いて「黄金伝説」のような生活をすべく奮闘中です。

  2008年07月21日

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  首相が総理・・・いや、sorry

  今晩は。独酌です。お話は昨日の続きです。英語圏で「sorry 」という言葉を使うと全面的に自分の非を認める事になりますので、滅多なことでは（公の場などの場合は特に）口にしません。それが、今年２月のオーストラリア議会に於いて一国の首相が３回も口にしました。For the pain, suffering and hurt of these Stolen Generations, their descendants and for their families left behind, we say sorry.To the mothers and the fathers, the brothers and the sisters, for the breaking up of families and communities, we say sorry.And for the indignity and degradation thus inflicted on a proud people and a proud culture, we say sorry.何に対し「スマン、スマン、スマン」と詫びているのかというと、人類史上最低最悪の【genocide】の事を指しているのです。【genocide：ジェノサイド】は「大量虐殺」と訳されることが多いのですが、国際法的な定義は以下の通り。なお、国際法上の定訳は【集団殺害（罪）】となります。(a)　集団構成員を殺すこと。 (b)　集団構成員に対して重大な肉体的又は精神的な危害を加えること。(c)　全部又は一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること。(d)　集団内における出生を防止することを意図する措置を課すること。(e)　集団の児童を他の集団に強制的に移すこと。ここまで読まれた方の中には、「何だ、ナチスの方が酷いじゃないか」と思われた方もいるでしょう。確かに犠牲になった人の数だけを見れば、ホロコースト（この場合は冠詞の付いた固有名詞の【the Holocaust】です）の方が上ですが、これは【ゲルマン人】が【ユダヤ人】を大量虐殺した・・・言ってみれば人と人の争い（一方的な虐殺ではありますが）でした。皆さんスウィフトの【ガリヴァー旅行記】はご存知ですよね？その最終章に次のような一節があります。「人間の言葉を話す知的な馬フウイヌムと、人間の形をした知性のかけらもないヤフー」ここに書かれた【yahoo】こそが、アボリジニを指しているのです。ここから派生して、英語の 「yahoo 」には「野獣のような人間、ならずもの」や「無骨者、田舎者」という意味があります。 イギリス人がオーストラリアに入植した当初はアボリジニを「人間に形の似た野獣」と認識していて、カンガルーなどと一緒にスポーツとしてのハンティングの対象にしていました。話が前後しますが、ここで【aborigine：アボリジニ】の意味について少し。現在、英語で「aborigine」は「原住民」という意味ですが、本来の意味は【オーストラリア本土の先住民】【タスマニア人】【ティウィ人：北オーストラリアのバサースト島及びメルヴィル島の先住民】【トレス海峡諸植民】の事を指しますが、通常「アボリジニ」と言うと、単にオーストラリア本土の先住民族を指す事が多くなりました。最近では何の勘違いか【Aboriginal：アボリジナル】という形容詞を「ab」+「origine」＝「Aboriginal」という名詞だと思ってる人もいるようです。「アボリジナル人の悲惨な歴史・・・」とか書いてある事がありますが、普通に「アボリジニの」という意味です。大体↑の「ab」+「origine」は大ハズレではないのですが、正確には「ab」+「origin」+「e」です。これはラテン語の【ab-origin-e：アブ･オリジン･エ】で【ab：～から】+【origin：始まりの・元】+【e：在る・居る】＝【最初から居たもの】＝原住民です。語源はともかく、キャプテン・クックの発見から１００年足らずでアボリジニの８０％以上が殺害され、中でも約３７０００人いた【タスマニア人】は１８７６年に絶滅しました。その中の一人ウィリアム・ラニーの遺体が死体保管所から盗み出されたようですが、その後の顛末は記録に残っていません。ただ、当時の【タスマニアン王立協会】のストックウェル博士はラニーの皮膚で作った煙草入れを愛用していたと伝えられています。ホントにこんな酷い事を？そう思いたい方もいると思いますが、信じられない様な残酷な行動についての報告は沢山あります。娯楽として銃で狩を行ったことは既に書きましたが、こんなの序の口。何人ものアボリジニーの赤ん坊が首のところまで土に埋められ、その首をどれだけ遠くに飛ばせるか競争する。ためだけに多くの幼児が頭を蹴り飛ばされ殺されました。女性達は暴行された後、膣から口までを木の枝で貫いて身体を串刺しにして殺されました。男性達は生殖器や手足を切り落とされた上で放置され、出血多量で死にました。集落の飲み水用の井戸に毒を投入。更に毒入りの食物（主に小麦粉）を配った。入植したイギリス人は水利のある最良の平地から侵略を始め、他の地域に手を拡げていった。その為アボリジニ達はどんどん、高所や砂漠などの乾燥し辺鄙な土地へと追いやられていきました。多数のアボリジニーが数少ない水資源と食糧の周りに集まっていたので、上記の方法は非常に効率的な殺害方でした。アボリジニ達は川や井戸に近付こうとすると銃撃されました。水と食糧の供給を絶たれ無数の餓死者が出たわけです。これらの行為に病気が追い討ちを掛けます。アボリジニ達にはヨーロッパ人の病気に対する免疫が無かったからです。特に天然痘や性病が多大の犠牲者を生み、白人の入植地の境界を越えて急速に広まりました。こうして約３０万人だったアボリジニの人口は１９３０年代には約６万人に激減します。そしてここから【民族抹殺】へのトドメが始まります。今日のお話はココまでです。自分で書いていながら、むかっ腹立ってきたので心の衛生の為に「飲みモード」へ突入します。では！

  2008年07月19日

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  おじいちゃん、お疲れさま

  今晩は。独酌です。昨日（日付的には一昨日）の17日にオーストラリアを訪問中の【Pope Benedict XVI：ローマ法王ベネディクト１６世】はカトリック教会の祭典【World Youth Day：世界青年の日】の演説で、現代の大衆文化や商業主義などを批判しました。オーストラリア国内外から集まったティーンエイジャーのカトリック教徒１５万人。全世界のカトリック教徒１１億人の精神的指導者であるローマ法王は、現代社会は「何かが間違っている」と発言。「今日の世界は、物欲、搾取、分裂に加え、偶像崇拝や世界が抱える問題への不統一な反応にあふれ、偽りの約束による苦しみなどで疲弊している」と現代社会を強く批判し、また「個々の生活や共同体において、危険な憎悪に遭遇することもあるが、こうした憎悪は善悪の判断をむしばみ、われわれの存在や、われわれが創造された理由である使命を歪めてしまう」と説き、病める現代の顕著な例としてアルコール依存と麻薬中毒を挙げました。法王は、同地に向かう航空機内から見た様々な光景を引き合いに出し、環境問題にも言及。法王は機内からの眺めに心からの敬服の念を感じたと述べた上で、地球上の問題は上空から見るように俯瞰的にとらえれば分かりやすいと語ったそうです。また「不本意ではあるかもしれないが、我々は、海岸の侵食、森林破壊、どん欲な消費を賄うための鉱物・海洋資源の無駄遣いなど、地球上に様々な傷跡が刻まれていることを認めなければならない」と述べました。同日、オーストラリアでのカトリックの聖職者による性的虐待問題で、性的虐待を受けたとされる姉妹の両親がローマ法王に謝罪を求めシドニー入りしましたが、謝罪、または何らかの説明がされたかどうかは報道されませんでした。このジイ様（８１歳）が何かやらかした訳でもないのに・・・偉いというのも中々に大変である。オーストラリアではカトリックの聖職者による性的虐待問題に対する教会側の対応や性的虐待の事実を隠蔽したとの疑惑をめぐり議論が巻き起こっているらしいのだが、この国は・・・オーストラリアのシドニーで、ローマ法王の訪問にあわせて料金を「特別値下げ」した売春クラブが大盛況。【7月18日 AFP通信】高級売春クラブ【Xclusive】は、法王の滞在期間となる15日から20日まで料金を10％値下げ。その結果、連日の大盛況となった。同店が「世界青年の日」向けの割引きを実施するとのニュースが報じられて以来、同クラブのウェブサイトには２４時間で1万5000件ものアクセスが殺到。同クラブに並ぶお客の列。（うそ＾＾）あまりの繁盛ぶりに、クラブでは女性従業員５人を臨時採用したという・・・臨時採用？　まあ、こんな国である。聖職者もいれば性職者もいる。どっちだか解らん奴もいたので騒ぎになっているのだが、独酌はこんな事より気になる件があります。ローマ法王はオーストラリア政府が先住民に公式謝罪した事にも触れたのですが、この報道があちらこちらから削除されてます。独酌はネット配信のニュースを幾つか見るのが日課（ヒマがある時にはですけど）なのですが、前日、早いものでは数時間前に見たはずのこの件が書き換えられていたり消されたりしています。最初は見落としか見間違えと思ったのですが・・・誰のどんな思惑が働いたのかは解りませんが、やはり消えて無くなっています。「ヘビ相手よりはにこやかに見える」という酷いコメントもありました。確かイギリスの通信社だったと思ったが・・・「ヘビ云々」と言うのは、法王の許へ表敬訪問？というのかオーストラリアの色々な動物が接見？に来た際の事を指してるのだと思う。オーストラリアと言えばコアラ。法王も興味津々の様子。可愛いとやはり撫でたくなるらしい。もうひとつの看板役者カンガルー・・・とアメリカの女子アナが喋ってたが、独酌の見たとこではワラビーだと思う。クロコダイル（ワニ）の赤ちゃん。アメリカのメディアは「アリゲーター」と放送していた。でもオージーは普通「クロコダイル」と呼ぶ。映画で見た事ないんかい？キリスト教徒はアダムとイブが楽園を追われて以来、ヘビを憎んで・・・大層な注釈がつけられていたが、そんなことではなく単にデカさだろ、顔が強張ってるのは。ヘビが嫌いでも怖くもない独酌だって、こんなデカイの持ってこられたらちょっと嫌だ。法王に「触ってみろ」と勧めるオッサン（右から２人目）の顔はもっと嫌だ。色々なものを背負わされて大変だろうなぁ、お疲れさま。「先住民に公式謝罪」というのは、今年の２月１３日の議会で、先住民アポリジニに政府として初めて公式に謝罪した事を指しています。同日の議会では約１００人の先住民らが傍聴する中で、首相は「Sorry」という言葉を３度使い謝罪しました。議事堂の外では全国から詰めかけた数千人がテレビを通じて、謝罪の言葉を聞いていましたが、この謝罪は前年１１月に行われた総選挙でラッド（現首相）率いる【労働党】が公約に掲げていたものです。「Sorry」を３回も使って謝罪しなければならない内容とは？今回のお話は少し長くなりそうなので何回かに分けて書こうと思います。

  2008年07月19日

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  旅の空から

  今晩は。独酌です。先ほど旅路より戻り・・・単に埼玉・群馬・栃木（いわゆる首都圏）を周ってきただけなのですが・・・感じとしては小旅行でした。事の起こりは、独酌の会社と取引のある中堅ドコロの人材派遣会社が埼玉・群馬・栃木の事業所への人材の派遣が継続出来ないと申し入れてきたことでした。そこで実際に現地での求人・求職のバランスなどを見てきたわけです。首都圏・・・誰が決めた範囲なのかは知りませんが、人がいて仕事があるのはホンノ限られた一部だけです。そんな事は判っていたつもりでしたが、実際に行ってみないと正確なイメージは掴めません。「△△郡〇〇町」と言われれば納得もするのですが、「××市□□区」などと言われると、どうしても【都会】のイメージが湧きます・・・そんな場所で「人がいないぃ？」・・・と言われてもねぇ。梅雨空のパッとしない天気の中、東北道を北上します。昼間は山を見ようが、谷を見ようが何とも思わないのですが・・・黄昏時を迎えて段々と暗くなってくると・・・街灯あるだけマシ。同じ夜道でも都内にいる時に「暗い」と思った事はないなぁ・・・東京の外れのハズレ、空き地や埋立地みたいなとこでもこんなにも明るい。それが車でちょっと行くと・・・すぐに寂しい夜道に。ここ高速の出口を出て３０秒くらい・・・「市」ですよ、「市」。「郡」とか「字」じゃありません。３分ほど走ると・・・暗いよぉ・・・カーナビが壊れてなければ目的地。本当に市内か？見上げてみれば何時の間にか晴れて月が。車から出ると久し振りに嗅ぐ草の匂い。夏の匂いがしました。宮崎アニメに出てくるワンシーンのよう。越えちゃいけない隅田川。それでも今ではこんなに明るい。東京、特に都内では暗闇を探す方が難しいかも知れませんね。首都圏と呼ばれるような所でも、夜はキッチリと暗いところが沢山残っていました。人がいない、仕事がない・・・頷けました。「都心部と地方の格差」などと言われますが、何もそんなに遠くへ行かなくても実感します。逆にヨソモノの独酌にしてみれば羨ましいような気もしますけどね。だってね、ホントに山や森にいそうでしたよ。↑こうゆうの＾＾）

  2008年07月17日

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  暑中お見舞い

  今晩は。独酌です。本日はこれから栃木・群馬・埼玉の３県を廻ってこなくてはなりません。皆さんのところへは、東京へ戻ってからゆっくり伺わせて頂きます。これだけではあまりに殺風景ですので、暑中見舞い？・・・　の代りにハハの生まれ故郷【新潟県】の花火大会の画像を載せておきますね。それでは、行ってきます。

  2008年07月15日

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  凹んでも凹まない

  今晩は。独酌です。先週、ここに書いた通りに土日の２日間で新潟・福島の２県の人財派遣事業や委託という形態で行われている請負作業などを視察（単に上っ面を眺めただけですが）して来ました。土曜日に福島、日曜に新潟という日程だったのですが、初日は郡山で宿泊でした。宿の手配は役所の方でやってくれるというので気にしていなかったし「ど～せビジネスホテルだろうなぁ・・・」位に思っていたのですが、着いてみると小奇麗な温泉旅館のような外観の建物でした。訊ねてみたら「か〇ぽの宿」という奴らしい。お役所繋がりな訳ね・・・と納得したが、何となく居心地が悪い。以前「か〇ぽの宿」はケッコウ予約を取るのが大変と聞いた覚えがある・・・こんなにアッサリ取れるモンなのかな？　シーズンオフなのか？・・・いらない気を使うので民間にして欲しかった。とりあえず荷を解き、一風呂浴びて食事です。お役人も一人同行してますが、気心しれてる人なのでテレビを眺めながら食べました。岩魚の塩焼きと地物の山菜の天麩羅が名物のようです。部屋まで運んでくれるのですが、時間が時間だけに少し冷めてました。その他にも随分と品数があったのですが、お約束の一品「お造り」もありました。「山の中でマグロの刺身でございって言われてもねぇ・・・」Iさんが苦笑交じりに言います。このお役人様も食道楽で、ケッコウ食べるものにウルサイ御仁。独酌は独酌で、岩魚が焼き過ぎでパサついてる事に文句を垂れておりました。今日の視察の事など振り返りもせずに、出された料理にあーだ、こーだと文句を言いながらビールと酒を飲みつつテレビを見ていたIさんと独酌でしたが、途中から会話も途切れテレビの画面を注視してました。『世界一受けたい授業』という番組を見ていたのですが、特別授業と銘打ったコーナーでＷＦＰ（国連世界食糧計画）事務局次長のシーラ・シスルという人が登場し、その内容に引き込まれていました。これは「ハンガーマップ(Hunger Map)」という世界地図です。地図の色分けの意味は次の通りです。緑色・・・十分に食料がある国黄色・・・とりあえず食料がある国赤・・・著しく食料が無い国色が赤へ近くなるほど飢餓状態がひどくなります。アフリカが最もひどく、飢餓報道が伝えられた北朝鮮は「オレンジ」です。赤色に分類された国は、全人口の35パーセント以上だそうです。その数8億人。飢餓が原因で亡くなる子ども・・・5秒に1人。空腹のまま眠りにつく人・・・8億3000万人。こんな話は枚挙にいとまがありませんね。ちょっとネット検索すれば幾らでも出てきます。皆さんも今までに何回も目にされた事でしょう。今回のテレビの映像も、それほど悲惨なものはなかったのですが、学校給食の風景を見て独酌もIさんも箸が止まりました。トウモロコシの粉にビタミン剤などを添加したものをお湯で溶いただけの物をマグカップ一杯。これが給食の全メニューです。一日の食事がこの給食だけという子供も多いと言いますが、中にはこのカップ一杯の食事を半分しか食べずに家族のもとへ持ち帰る子供も・・・正直凹みました。アメリカ・日本など俗に先進国と言われる国々ではダイエット産業がとてつもない利益を生み出し続けている。これ等の国に住む人の多くが大金をかけて痩せようとしているのだ。肥満など無縁に思えた共産主義の中国でさえ、北京に住む子供の肥満の割合がかつてのアメリカを越えたと騒がれている。しかも、人だけに限った話ではない・・・ペット用のダイエット産業も右肩上がりの急成長を続けている。太っている事が商売にもなる。「食うに困る・食うや食わずの生活」と言ってる売れない芸人たち。「大盛り」ならぬ「激盛り」ブームだとか。「大食いタレント」なる芸能人もいる。昔は「無芸大食の輩」と言ったが、今では「大食い」は身を助く芸なのか？生前マザーテレサが来日した際にこう語っていました。豊かそうに見えるこの日本で、心の飢えはないでしょうか。誰からも必要とされず、誰からも愛されていないという心の貧しさ。物質的な貧しさに比べ、心の貧しさは深刻です。心の貧しさこそ、一切れのパンの飢えよりも、もっともっと貧しいことだと思います。独酌はここまで崇高な人の考えや志の全ては理解出来ない。ホントは「デブタレ」や「大食い」の人達をどうのこうの言える立場ではない。それでもシーラさんの最後の言葉には考えさせられてしまった。今の日本は飢えとは無縁のように見えますが、戦後間もない頃は飢えに苦しんでいました。また、ギリシャ、チリ、韓国のようにかつて食糧支援を受けていた国から食糧支援をする側に変貌を遂げた国もあります。飢餓に苦しんでいる国も、私たちの支援によって飢餓から抜け出せる可能性が十分にあるのです。そうであって欲しいと思う。しかし、その一方でそれほど簡単に変わらないとも思ってしまう。この写真は１９９４年にピューリッツア賞を取った作品だ。飢餓で衰弱した少女と死を待つハゲタカを撮影したものだが、１４年前と現在のスーダンの状況は殆ど変わらない。ＷＦＰが行っている世界全体への食料援助量は昨年一年間で約６７０万トン。日本が昨年「食べ残し」として廃棄した量は約２０００万トン。これを聞いたIさんと独酌は、罰当たりにも食い残していた料理を溜息をつきながら飲み下した。味がよく分からなかったのは何故だろう？　こうして腹が一杯なのに無理して喰う。満腹感だけじゃなくて罪悪感も加味されて胸が焼ける。２人して食後は早々に床に就いた。食って直ぐ寝ると・・・判ってますよ。凹んでも腹は中々凹まないのだな、やるぬんかな。

  2008年07月14日

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• ジョニーへの伝言？

  今晩は。独酌です。昨日は会社の業務用サーバーが幾つか不調となった為に、一度は家に帰りながら再び会社に戻り、結局は朝までコース・・・本日は昼から打ち合わせがあったので家に帰ってヒト寝入りしました。家の前まで来た時に、入れ違いでムスコが学校へ行く為に出て来ました。「お帰りぃ、カアチャン怒ってるよ」「何でよ？」「さあ・・・んじゃ、行ってきま～す！」玄関を開けて中に入ると、ヨメの不調面がお出迎えである。「何だよ？」「何だよじゃないでしょ！」「だから何がさ？」「泊まるなら電話くらいしなさいよぉ！」会社で徹夜なんぞしょっちゅうじゃないか。何を今更・・・と思ったら、「一体、何処に行ってたのよ？　用事があったのに！」と喚いてる。「何処って会社に決まってんだろ」「会社ぁ？」ムスコから聞いてないようだ・・・というか、あの野郎・・・肝心な事は丸で伝えないな、相変わらず。電話を受ければ要件か、誰からかのどちらかは忘れてる。♪　ジョニーが来たなら伝えてよ・・・伝言を頼めばその内容か、伝言を頼まれた事自体を忘れる。昔からそうである。しょうがねぇ～なぁ全く。「何だ、会社にいたのか。浴衣ソファの上に投げてあったから、浅草から帰ってきて飲み行ったのかと思った」そんなに幸せな人生送ってねぇよ。「で、用事って何だったんだ？」「帰って来る時に卵と牛乳買って来て欲しかったんだぁ」・・・比較的にオレ、不幸なんじゃない？明日、明後日は厚生労働省の役人に引き廻されて福島県・新潟県と下見に行かなければなりません。今度は一体何をやらされるのやら？　とりあえず、支度を済ませたら今日は寝ます。帰ったら話の続きを。それではお休みなさい。

  2008年07月11日

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  後悔先に・・・

  おはようございます。独酌です。昨日１０日は【浅草ほうずき市】の最終日。・・・今年も行けなかった。（泣）これは４年前。東京生まれの東京育ちの独酌は子供の頃から、お祭り・花火大会・市などが大好き。中でも夜店の並ぶものは特に好き。アセチレンの悪臭も、普段だったら絶対に食べようと思わない不味いソースヤキソバの臭いも・・・夜が魔法をかけるのか、胸がワクワクするような良い匂いに感じるから不思議。神田明神の夏祭り・入谷の朝顔市・浅草のほうずき市・隅田川の花火大会、この４つは子供の時には欠かせない夏のイベントだった。・・・それなのに、どれもこれもココ数年行けてない。今年の浅草ほうずき市のＰＲ写真。今年は何とか行けそうだ・・・６月の中頃から楽しみにしてた。行くからには、やっぱり浴衣。だから昨日は速攻で仕事を片付けて、家へすっ飛んで帰る。「オレも行きたいよぉ！」塾がある為にヨメに出掛けるのを禁止されたムスコがごねるのを無視して浴衣に着替える。「しっかり勉強してきたまえ！」そうムスコに声を掛けて、元気良く出発しようとした時に携帯が鳴った。う～む、会社からだぁ・・・電源切っちゃうかなぁ？それでも着信の相手を見ちゃったしなぁ・・・と出たら・・・結局、この時間に会社にいる羽目に。こんな事なら、昼間でも良いから覗いておけば良かった。来年こそは行くぞぉ～！（毎年こう言ってる気が・・・）そんときゃ、こうゆうオッサンのとこより、やっぱこ～ゆ～、オネェーチャンからほうずきを買うぞ！そう心に誓う独酌です。これから家に戻ってちょっと寝ます・・・チェ!

  2008年07月11日

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  忍び寄る黒い影

  おはようございます。独酌です。昨日の日記に、酔って不注意で睡蓮鉢を割ってしまった事を書きました。その鉢に入っていたメダカをとりあえず洗面器に入れているのですが、土も水草も入ってませんから非常に殺風景です。地震や大雪などの災害に見舞われた地方のプレハブの仮設住宅のようです。会社へ出掛ける前に餌を与える為にベランダへ出ます。土や水草などが入っていれば、小さいながら自然に近い環境が出来ます。まず、水を張って暫くするとプランクトンが発生します。このプランクトンはメダカの餌となり、メダカの糞は植物の栄養となり、枯れた植物はプランクトンの栄養となり・・・このような食物連鎖が出来上がると睡蓮鉢などで作った小さな環境も一種のビオトープとなりますので、殆ど手を掛ける必要もなく、ほぼ放ったらかしで維持する事が出来ます。しかし洗面器には水しか入っていませんから、餌をやって食べ残しを処理し、水も替えてあげなければなりません。白い洗面器に【白メダカ】が入っているので、パッと見では判らなかったのですが、水底でじっと動かないのがいるのでよく見たら・・・哀れ☆になってるのが数匹いました。ありゃりゃ・・・急いだ割にはお湯でしっかり洗ったのに・・・石鹸が残ってたのかな（風呂場から慌てて持ってきたので）・・・それよりも、やっぱり鉢が割れて、水の無いコンクリートに投げ出されたのが悪かったのかなぁ・・・その後、大雨も降ったし・・・人間で言えば、新しい土地に引っ越した途端に大地震に見舞われ家屋崩壊。仮設住宅に移るが設備が悪く、急激な気温の低下に体調不良となる・・・みたいなもんだしなぁ、と嘆きつつピンセットで死んでしまったメダカを取り出します。暫し思案の末「自然に還れ」とプランターの土に埋めます。決して横着してる訳じゃありません。今朝もベランダへ出てみると、更に数が減っている。また☆になったか？洗面器をよく見ても死んでしまったメダカはいない・・・？ふと気になり、他の水鉢やプラ池も覗いてみる。プラ池は何の変化も無い様子。【東天紅】を入れている睡蓮鉢を見てみると、微妙な違和感が。・・・？　何だろう？　ん!?よくよく見ればヒルギなどの植物が曲がったり、最初に植え込んだ位置より間隔が拡がったりしている。草が生えてたりするので数えづらいのだが、じっと目を凝らしてメダカも数を数える・・・【東天紅】が３匹、【琥珀】が２匹いなくなってるようだ。魚は驚いて水から飛び出してしまう事がある。発見が遅れれば、当然こうなります。しかし、鉢の周りに煮干（正確には日干しか？）は見当たらない。その代わりに「黒い羽」が１枚・・・どうやらコイツが犯人らしい。家の前のビルの屋上が何故かカラスの集会場所になっていて、朝夕に集まってくるが独酌の家のベランダへやって来る事は今まで殆ど無かった。以前の家でカラスに散々イタズラされたので、ここに引っ越してきた時にカラスに対して徹底的に威示行為を行なったからだ。カラスは鳥類のみならず、生物全体の中でもかなり賢いので「ここは危ない」と判れば、それ以降はその場所には近づかない。生物の体重に対する脳ミソの比率を比べると、ヒトを「１０」だとするとチンパンジーが「4.3」、ニホンザル「2.0」、ネズミ「0.6」、ハト「0.4」、ニワトリ「0.3」・・・それに対しカラスは「2.1」何とサルよりも脳ミソあるのだ。カラス除けに一番効果があるのは、【カラスの死体】である。自分の仲間が死んでいれば「こりゃヤバイ！」と思って近づかない。仲間の死体を突いて食べる阿呆なハトとはエライ違いなのである。かと言って家のベランダに死体をぶら提げるのは嫌なので、イミテーションを吊るした。これは農耕器具などを売ってるところで扱っているの物で、胴体はプラスチックで出来ているのだが、羽は本物のカラスの羽を使っている。人が見るとあまりカラスに見えないのだが、ゴムで出来た人形などに比べると効果抜群。見た目より質感がモノを言うのか？次に武力行使。オモチャの銃を２丁買って来てベランダに面した部屋に一丁づつ置いておいて、カラスやハトが飛来する度に撃ちまくった。最近のオモチャは良く出来ていて自然環境にもキチンと配慮がなされてるのが凄い。弾は土に触れたり、水に濡れると数ヶ月で自然に分解する【生分解性プラスチック】だし、弾を打ち出すガスもフロンなどと違ってオゾン層に影響を与えないのだと言います。所詮オモチャなので死にはしないが、とりあえず逃げる。カラスは一度撃たれると10日～１ヵ月は来ないのだが、馬鹿なハトは数時間後にやって来る事もある・・・ニワトリより馬鹿なんじゃないかと思う。コイツ等は餌とかがなくてもやってきてアチコチに糞をして歩く。ある意味カラスより始末に悪い。遂に堪忍袋の緒が切れて、工具店で鉄のベアリングを購入。ガソリンスタンドでカーエアコン用のガスを分けて貰う。流石に馬鹿なハトもコイツで撃たれると来なくなる。ただ、ハトに当らなかった弾がコンクリートの手摺に当った時にコンクリートが欠けたので「こりゃ、流石に危ないなぁ・・・」と思ったのでガスを抜いてベアリングは捨てた。ムスコが面白がってバンバン撃ちまくるので、その内に事故が起きるに決まってるからだ。それにヨメが真顔で「そのハト食べられる種類？」と訊くのが嫌だったのもある。ベランダには餌になるような食物やゴミを置かないように注意もした。そうこうしている内にカラスもハトも来なくなった。だから、カラスの死体のイミテーションも雨風に当って汚れたので捨ててしまったのである。「天災は忘れた頃にやって来る」ヨメに「最近カラス来てない？」と訊ねたら、「たまに水飲みに来てるみたい・・・」との返事。「追っ払えよぉ！」「いいじゃない、水飲むくらい。ハトみたいにウンチしないし」水だけなら独酌だって文句は言わない。魚を捕ってるのだと説明しても「食べ物をだしてるアンタが悪い！」と取り合わない。糞だってしてるぞっ！くそ・・・ハトと違ってカラスは不味いから全然、興味が湧かないらしい。カラス料理が無いわけではないが、普通は食べないよなぁ・・・肉の臭いが臭いというか、線香と同じ匂いなので不味いと言うより飲み込めないのだ。また、カラスの死体のイミテーションをぶら提げるしかないのか？ベランダ全体に網を掛けるわけにもいかないし。よくカラス除けのネットなどと言われてるが、まるで効果ナイと独酌は思います。ホント賢いというか、手も無いくせに器用に漁ってる。都内では猟銃は発砲出来ないので放ったらかしにしておけば、やりたい放題。町中には天敵もいないしなぁ。各自治体も頭を悩ませているようだが、これといった解決策は出てないようだ。何か妙案は無いものだろうか？「カラスを食べると癌が治る」「カラスの肉を一日200グラム食べると、一週間で５キロ痩せる」「カラスを食べると髪の毛が生えてくる」「カラスを食べると肌に張りが出てシワが消える」「カラスを・・・」「カラス・・・」ネットで新たな【都市伝説】を流すしかないか。「信じる、信じないはアナタ次第！」・・・誰も信じないわな。う～む、どうしよう？

  2008年07月10日

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  そっと覗いてみたら・・・

  今晩は。独酌です。昨日は「七夕」でしたが皆さんは何か願い事をされましたか？東京は生憎の天気で星は見えませんでしたが、近所の商店街は七夕飾り？というのでしょうか、火消しの【纏】を思い切り派手にしたような吹流しを吊るしてました。その割には笹や竹は飾られてませんでしたね。ウチでは笹の変わりに睡蓮やらヒルギ（通称マングローブ）やらを飾ってたわけですが空を見上げて祈りましたよ、独酌は。「雨止んでくれ！」この日、東京は朝５時頃から激しい雷雨に見舞われ睡蓮鉢やプラスチックの池の水位がみるみる上がり溢れ始めました。メダカみたいに小さい魚は水と一緒に流される事があるので傘を差し掛けたりして見守っていましたがどうやら無事の様子。小さいなりにも大人なので流されないように底の方でじっとしてました。これが稚魚だったら流されて下水に引越す羽目になるか、悪くすると煮干になるところです。一番心配だった洗面器に入れたメダカも何とか流されずに頑張ってたし・・・何で洗面器なんかに入っているかと言うと、アクシデントがあって日曜日の夕方に睡蓮鉢がヒトツ割れてしまったからです。日曜の昼にいつもの小料理屋でＹさんと待ち合わせです。「はい、お土産」期待通りの形状の箱を頂きました。ただ、心持ち小さい。４合瓶より一回り小さいサイズの箱です。まあ、こういうお洒落な酒もあるだろう・・・箱を開けてみると「お酢」でした。【かぼす酢】というもので果汁と米酢を割ったものだそうです。お酒じゃなかったけど独酌はお酢も大好きなので、これもアリです。試しに舐めてみるとゴクゴク飲めるくらい美味しい。店の女将が出してくれたイサキとイカの刺身をこのお酢と塩で食べてみます。「うめぇー！」二人揃って声を上げます。酒が進みますね。結局２人でビール１本、４合瓶２本と枡酒２杯も飲んでしまった。昼間っから。Ｙさんは夕方から娘さんのところへお土産を持って泊まりに行くというので、残ったお酢を貰って家に帰ります。ベランダにディレクターチェアを出して、魚を眺めながらワインを飲んでいたらムスコが剣道の昇段試験から帰ってきました。どうやら合格したようです。後輩を連れて来て、腹が減ってるというので軽くバーベキューをする事に。七輪ヒトツだけではムスコが肉を食うスピードに追いつかない（要は他の人の口に入る程の肉を焼けない）のでバーベキューセットを買ったのですが、足が付いてるから食べてる最中の姿勢が楽だし炭の扱いも七輪より全然簡単。何より焼く面積が七輪の３倍はあるので、ゆっくりと落ち着いて食べられます。バーベキューといっても串に刺したりといった手間はかけずに肉屋で買った肉と魚屋で買ってきたエビとホタテを焼くだけ。これじゃ只の焼肉だな・・・簡単で良いけどね。「来年は２段の試験だぁ！・・・これに合格したらオヤジより強いって事だよねぇ？」「はぁ？」「だって『３倍段』て言うじゃない」ムスコの戯言を解説すると、俗に「剣道３倍段」と言って剣道の有段者が刀を持つと自分の段数の３倍の他の武道の有段者と互角になると言われている事を指してるのだが、刀と素手じゃ「３倍」とかの次元じゃなくて普通は勝負にならないので、あくまで「木刀や竹刀」を持った場合の話である。ムスコの頭の図式としては【剣道２段Ｘ３＝６段の自分＞空手４段の独酌】となるらしい。「お前さぁ、竹刀で俺に勝てると思うのか？　竹刀じゃ人は殺せないぞ」「んなの解ってるよ、木刀で勝負だ！」「それじゃ俺も木刀で勝負してやるよ、銃や刀じゃなくて」「えぇー！　何でだよ卑怯者！」「・・・」対等の条件で勝負する事のどの辺が卑怯なんだ？「剣道３倍段」には空手や合気道の有段者が刀を持つと自分の段数の３倍に匹敵する能力になる事を指すのだという場合もある。「俺が喧嘩の時に素手じゃなくて木刀持ってたらどうなると思う？」「・・・そりゃぁ、相手に迷惑な話だねぇ・・・」夕方６時前にムスコの後輩が帰ったので、本格的に飲み始めようとしたらハハから電話が。「今、サウナから出たのでこれから向かう」との事。何でもビンゴゲームで「ステーキ」が当ったらしい。ここのサウナは日曜日毎にビンゴ大会をやっていて、ビンゴになった人から順番に好きな賞品を貰える仕組みなんだそうだ。この日は１４型の薄型テレビ、自転車と来て３番目に独酌ハハ・・・残った賞品の中で一番良さそうなのが「ステーキ肉」だったらしい。丁度ヨメも帰ってきたのでチチ・ハハの来訪を伝えると「肉しかないから魚買って来て」というので近所のスーパーへ向かう。何故、魚屋じゃなくてスーパーに行くのかと言えば、チチは車なのでビールが飲めない。最初から泊まる気であれば薬も持参してるのだが今日は想定外。どうせハハは飲む気でいるのだから一人だけ飲めないのは不憫だから「ノンアルコールビール」を買っていってやろうと思ったからである。キリン・サッポロ・アサヒと各社から出ているので２本づつ買ってみる。刺身・豆腐・水ナスの浅漬けなど、年寄りが口にしそうなものを買い込んで帰ってみると・・・ハハだけムスコとソファーに座ってテレビを見てた。「オヤジは？」と訊ねると「じいちゃんビール飲みたいから帰る！っておばあちゃん置いて帰ったよ」とムスコの弁。何でも昼からサウナに入っていたので頭の中が「サウナから出たらビール！」になっていたらしい。こうなると、飲まずに我慢出来ないから「お前は電車かタクシーで帰って来い」とハハを置いて帰ったモヨウ。チェッ！　重い思いをして買ってきたノンアルコール・ビールがムダになった。それにしても家に帰って喰うものあるのだろうか？そう口にしたら「何かしらつまんでるわよ」とハハの弁。そのハハは心置きなく飲んで食って帰っていった。食後の酒をバーボンに替えて再びベランダへ出る。独酌はベランダへ出る時は大抵は下駄である。特に夏場は素足に下駄が気持ち良い。もう暗かったので魚は見えそうもなかったが睡蓮鉢の方へプラプラと歩く。案の定、よく見えないので部屋へ戻ろうとした時に下駄が脱げて、足から離れた。コン！軽やかな音の後にスッパリ割れました。懐中電灯で照らしながら何とか魚を回収してとりあえず洗面器へ。他の場所へ入れてしまうと、選別が面倒。草などが生えてる容器から小さなメダカを選んで掬うのはケッコウ大変なのである。そのまま放置すれば雑種が出来てしまう事は必定なので緊急処置として洗面器。次の休みに買いに行くか、ネットの通販かと考えてる最中です。やはりお酒は「楽しく適量を」が宜しいようで。

  2008年07月08日

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  そっと覗いて見てごらん

  おはようございます。独酌です。この週末はベランダに「小さな自然」を再現すべく野良仕事に励んでおりました。日曜日は夜も明けない内から起き出してせっせと働き、明るくなる頃には何とか形が出来てきました。剣道の昇段試験があるのでムスコが珍しく午前中に起床。独酌が鉢に土を入れて細い草をピンセットで植えているところにやってきて「ねえ、ねえ、ちょっと【型】見てよ！」木刀を振り回すので気が散ってしょうがない。「邪魔くせぇーなぁ、あっち行け、シッシ!」「ひでぇーなぁ、見てくれたって良いじゃんかよ」危ねぇーなぁ、人の頭の横で木刀をブンブン振り回すな！「オレもう初段の型なんか忘れたから見てもしょうがねぇーぞ」何となく覚えてはいるのだが自信はない。独酌も少しだけ剣道をやったのだが中学校の授業までである。空手のように身を入れてやった訳ではないので、当然と言えば当然なのかも知れないが覚えてないモンだなぁ・・・一応２段の試験は受かったんだけど。「いいからメシ食ってさっさと行けよ」「カアチャン起きてこないよ」ヨメは受験だからと試合も昇段試験も反対してる。「アンタ今そんな事やってる場合じゃないでしょ！」ヨメの最近の口癖だが、本人に自覚がない内は何を言ってもムダである。夏休みが終った辺りでエンジン掛かれば良い方だと独酌は思っている。コイツの性格からすると年明けてもエンジン掛からない可能性もあるなぁ・・・怒っているのか疲れていて起きられないのかは判らないが、とにかくヨメが寝室から出てこないので作業の手を止めてムスコの朝食を作るります・・・と、偉そうに言う程のものではなく、インスタントの味噌汁と親子丼（瓶詰めの鮭とイクラをご飯にかけてもみ海苔を散らしただけ）。火を使わないので３０秒で完成。この手の商品は数あれど、やっぱりこれがＮｏ.１先日、従姉妹が遊びに来たときに持ってきてくれた。「親いらないから子丼にしてよぉ！」と毎回ムスコはごねる。新潟の本店では食事も出来る。人気メニューの【長作丼】お店のはもっと豪華だが、具は同じ鮭・イクラ・ウニ。この３色丼にするとヨメもムスコも食べない。ヨメはイクラが嫌いだし、ムスコはヨメの好物のウニがダメ。お互いの好物と不得手なものを交換すれば良いだけでは・・・そうお思いの方もいるだろうが、そうするとヨメは「ウニ丼」、ムスコは「イクラ丼」を食おうとするので、独酌は「鮭丼」になってしまうのである。そんなフザケタ話はあってはいけない・・・平等の精神に基づき最初から全員「３色丼」にするのである。ムスコが親子丼を飲み干して、飛び出して行った後に作業を再開。まだ８時前だというのにケッコウ気温が高い。独酌は暑ければ暑いほど体調が良いので嬉しい限りだ。今回は睡蓮鉢３つの他にホームセンターで買ってきたプラスチックの池を設置したのだが、本来は土に埋めて使う物だからなのかベランダのコンクリートの上に剥き出しで置くと、非常に浮いて見える。池と言うより小さい岩風呂だなぁ・・・少しでも自然に見えるようにと思い、周りに鉢やプランターで花や草を植えてみた・・・ますますハワイアンセンターやスパ三日月の類に見えるのが哀しい。それでも２００リッター近い水量があるので魚たちもノビノビしているように見える。メダカだけじゃちょっと寂しいので・・・タナゴとマツカサガイを入れてみました。タナゴも少し前の日本では、どこの川にもいる極ありふれた魚でした。ところが環境破壊で激減して、種類によっては天然記念物扱いなので個人で飼育できなくなったものもいます。生きた二枚貝に産卵する独特な生殖行動で知られます。またこの時期に婚姻色と呼ばれる鮮やかな色彩になる事でも有名です。普段はメチャクチャ地味。よく見るとそれなりに美しいのですけど。愛嬌もあるし、水質の浄化にも役立つドジョウ君。これはシマスジドジョウ。地味な色合いの魚ばかりだと、いるかいないか判らなくて寂しいので明るい色のヒドジョウも入れました。流石に目立ちます。通称クロメダカ。いわゆる普通の日本メダカです。これに残った餌や勝手に生えてくるコケを食べてくれるエビも入れたかったのだが「夏場はお売り出来ません」「只今、取り扱っておりません」とお店で断られてしまいました。サービスが悪いのではなく、このようなお店は良心的なんです。何故ならこの手の淡水で生きるエビの殆どは冷たい水に棲んでいて、水温が上がると死んでしまいます。売れればいいや、儲かりゃいいや・・・のお店は気にせずに売ってますけど。さて今回の主役であるメダカたちです。【東天紅】天然種ではなくヒメダカを改良する中から作出されました。【白メダカ】非常に明るい色彩なのでよく目立ちます・・・カラスに襲われないか心配です。【琥珀】東天紅を更に改良した品種です。【青メダカ】青いと言われれば青い。一番ポピュラーな【緋メダカ】一匹あたりのお値段は【東天紅】の１/１８０です・・・しかし睡蓮鉢を泳ぐメダカを上から眺めて気が付いたのですが【緋メダカ】と【東天紅】、【琥珀】の見分けは殆ど付きません。この手のブランドメダカはガラスの水槽に入れて眺めないと判らないんだなぁ・・・少し凹む。（泣）まあ、それでも色々なメダカがスイスイ泳ぐのを見ると心が和む。気をとり直してシャワーを浴びます。今日は昼から近所の爺さんと酒を飲む約束をしています。昨日まで四国へ旅行に行っていて、お土産があるのだそうです。「まあ、オレへの土産なら酒だな」勝手に一人で決めこんで楽しみにします。この続きは後日になります。もうそろそろ出掛ける支度をしなければ・・・最近また仕事に追われて時間が取れないのが困ります。宮使いの哀しい定め・・・と嘆いてみても始まらない。それでは行ってきます。

  2008年07月08日

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  温暖化に対し吼え～る！

  今晩は。独酌です。昨日は小さ～い話をしましたので、本日は少し大きな話を。先月の末にアメリカの科学者たちが地球温暖化が更に進んだと警告を発しました。米コロラド州ボールダーの【National Snow and Ice Data Center：国雪氷データセンター】は「今年の夏の終わりには、北極点付近の氷はすべて溶けてしまって、ないかもしれない」と発表しました。現在の北極点付近は、【一年氷】と呼ばれる非常に薄い氷で覆われています。これらの氷は通常でも夏には溶けてしまうことが多いのだそうです。北極の氷が全て溶けてしまったことは、有史以来一度もなく、もしも今年の夏、一時的にせよ氷が全て溶けるようなことがあれば、人類史上初めての出来事となるそうです。同センターの研究員、マーク・セレッツ氏によれば今年の夏に北極点の氷が全て溶けてしまう確率は50％。北極点の氷が溶けてしまえば９月には、アラスカ州から北極点まで船で直行することも可能かもしれないと言います。現に去年の夏は、大西洋と太平洋を結ぶ【北極海航路】が融氷により史上最長の期間、航行可能だったそうです。同氏は「北極点の氷がすべて溶けたとしても、北極海全域の氷が全て溶けることはない。しかし北極点から氷が無くなるという事態は、温暖化に起因する環境変化を示すひとつの象徴的な出来事として人々に受けとめられるだろう」と語っています。「北極点に常に存在するはずの氷が、今年の夏には消えるかもしれない。これはとんでもないことが起きている、と人々も感じるだろう」十数年前。氷がデカ過ぎてペンギンがゴマ粒のよう。これ位のスケールだと「氷山」という言葉も頷ける。「あれ、オレ等の家、何か小さくなってねぇ？」人が気付く前から動物たちは感じていたでしょう。「過去3年間の観察記録をもとに今後の方向性を考えるならば、（北極の氷は）減少する傾向にある。もしかしたら２０３０年頃までには夏の北極海全域から氷が無くなるかもしれない」数年前までは、北極海全域の氷が溶けてしまうという事態は、２０５０年から２１００年頃まで起こらないであろうと言われていました。セレッツ氏も「５年前だったら、現在の状況を想像さえしていなかっただろう」と言ってますから、ここ数年で劇的な変化があったわけですね。去年の９月中旬には北極圏で、衛星観測を開始して以来最も少ない海氷量が記録された。氷床全体の２３％が溶け、２００５年に記録した史上最少値を更新した。過去１００年で最も少なかった可能性もあると言います。北極の氷床は毎年６月中旬ごろに溶け始め、９月中旬前後に最も薄くなる。その後、再び凍り始め、３月中旬に最大の厚さになる。温室効果ガスを削減することで地球温暖化の進行を遅めることができれば、北極の融氷速度は緩まるかもしれない。しかし、現在の減少傾向を反転させるためには長い時間がかかると同氏は指摘しています。一方で、北極の氷が溶けることによって、世界周航のための新たな航路が生まれたり、北極付近に埋蔵される天然資源を採掘しやすくなるという側面もあると指摘している馬鹿もいます。氷が融けてきているのは反対側の南極でも同じ事です。オーストラリアは今年１月、南極圏のケーシー基地近くに、ウィルキンス滑走路を建設しました。航空路線を確保したことで、豪科学者は地球温暖化に伴う影響の研究体制を拡大するとほざいてました。この滑走路は氷の上に建設され、毎年夏にはタスマニア島ホバートから２０～３０便が就航する事になっています。南極オーストラリア領のデービス基地上空を彩るオーロラ。ツアーはさぞ人気となる事でしょう。南極オーストラリア領モーソン基地。人が集まれば熱とゴミが出ます。飛行機２０～３０機を飛ばした時にどれだけCo2が排出されるのか独酌には解りませんが、かなりの量なんじゃないの・・・それ位は子供でも判りそうなもんですけど。やっぱオージー、素で馬鹿だろ？日本政府は、国際捕鯨委員会（IWC）での協議に進展がみられる場合は、南極海でのザトウクジラの捕鯨停止を1年延長する用意があることを表明した。気が弱い上に駆け引きも下手。アメリカや中国みたいに「心臓にワイヤーが生えたような」連中と互角に勝負できるわけない。キ〇ガイ北朝鮮も然り。その上、最近じゃオーストラリアまで。政府は前年、約４０年ぶりにザトウクジラの捕鯨再開を計画していたが、オーストラリアの強い反対を受け、中止しています。IWCのウィリアム・ホガース議長（米国）は、日本に対し、すでに対立が続いているIWCの更なる分裂状態を避けるためにも、ザトウクジラの捕鯨停止を1年延長するよう繰り返し求めているが、水産庁の森下丈二資源管理部参事官は、政府はIWCでの協議に進展がみられる場合は議長に協力していく意向だと語りました。おっさんポーカーには手を出すなよ。独酌の心からの忠告だ。こういう人は博打しても勝てません。森下参事官は、最終決断が下されるのはまだ先のことだとしながらも、IWCでの協議の進展次第では次の調査捕鯨でも同様の措置・・・要は今年もザトウクジラを捕鯨対象から外す・・・が取られるとの見解を・・・ブラフにもならん。８０数ヶ国が加盟するIWCで商業捕鯨賛成派はノルウェー・アイスランド・日本の３ヶ国。残りはオーストラリアを筆頭に軒並み反対派。この喧嘩、勝ち目あるのかなぁ・・・？氷が融けて割れる時、まるで大きな動物の断末魔の声みたいな音がする事があります。本当に泣いてるのかも知れませんねぇ、地球が。↑まるで地球環境を憂いているエコなブログみたいですね。そりゃ、そういう気持ちも（少しは）ありますよ。でも最近のオーストラリアの態度には、それを関係なしにしても眉を顰めずにはいられません。次の機会にはこの辺の事に少し触れてみようと思います。クジラ食えないからって怒ってる訳じゃないですよ。いや、ホント。

  2008年07月04日

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  エコなエゴ

  おはようございます。独酌です。「都会に緑を、蘇れ小さな自然大作戦」・・・テレビ朝日系で日曜日の夜に放送してる【素敵な宇宙船　地球号】のタイトルと見紛うばかりの立派なお題目ですが、何の事はない家のベランダに植物を置くように見せかけて水生生物もこっそり飼ってしまおうという・・・かなり姑息な作戦です。このように植物を置く分には、ヨメもあまり文句は言いません。「腹減ったぁ！」とか「メシはぁ？」などと言う【口】が無いからです。それでも好きではないので「アタシャ面倒見ないからね！」と宣言してます。ハイ、ケッコウです。放っといて貰える方が好都合。水を張った器を放ったらかしにすれば、間違いなくボウフラが湧きますね。ボウフラを放ったらかしにすれば当然、蚊になります。それを防止する為にメダカなどの小魚を放すわけです。この水のあるところに蚊が湧くというのは世界共通の悩みなので【Mosquitofish：カダヤシ】というアメリカ原産の魚が世界中にバラ撒かれました。釣りをする人には【Topminnow ：タップミノー】と言った方が通りが良いかな？日本にも１９１６年に台湾経由で持ちこまれ、１９７０年代に急速に分布を広げました。２０００年には福島県以南の各地で分布が確認されています。今では【アメリカメダカ】と呼ぶお間抜けさんもいるようです。確かにメダカとカダヤシは外見上はよく似ているのですが、まるで別の生物です。メダカは「ダツ目」で卵生、カダヤシは「カダヤシ目」で卵胎生です。卵胎生というのは、子孫を卵で産み落とさないで赤ちゃんとして産むことです。熱帯魚のグッピーが有名ですね。繁殖力が強く成長が早いので世界中で生息域を広げていきました。繁殖期が春～秋と長い上に、一回の出産で１００～３００の稚魚を生みます。体力のあるメスは半年の間に４～６回出産します。こうして生まれた子供は半年後には成熟して繁殖行動をとるようになります。どれだけ増えるか想像がつきますか？【カダヤシ】とは「蚊絶やし」の意ですが、ボウフラのみならずプランクトンや小型の水生昆虫、魚卵、稚魚など何でも食べます。在来の淡水魚がカダヤシに駆逐され、絶滅が危惧されるほどに減少する事態が世界中で発生していて、、国際自然保護連合(IUCN)が選定した「世界の外来侵入種ワースト100」、日本生態学会が選定した「日本の侵略的外来種ワースト100」の両方に入ってます。日本では、いつの間にやら水域のメダカが全てカダヤシに換わっていたという事もありますが、一般にはカダヤシという種の存在さえあまり知られておらず、入換わっていると気づかれないことが多いようです。絶滅危惧種のメダカを保護してるつもりでこのカダヤシを守っていた大阪府の職員がいたくらいです。独酌はカダヤシではなくメダカを飼おうと思ってます。睡蓮鉢だけじゃなく、もう少し広い面積の【ビオ・トープ】も作っちゃおうかなぁ・・・理想は田圃の生態系。そんなに大層なもんじゃなくて衣装ケースや左官屋が使うプラ船でも大丈夫。色々な生物がいて環境が良ければ、よそからやって来る連中もいます。蛍は無理だとしてもトンボくらいは来て欲しいなぁ・・・。地球環境がどうのという壮大な話ではなく、独酌のささやかな希望です。そうそう、金魚やメダカをお家で飼ってる人なら見たことありますよね？・・・というか、もしかして家に今あります？国際自然保護連合が選定した「外来侵入種（植物部門）」で堂々のワースト・ワン。【ホテイアオイ】これも川や池に捨てたり流したりしないで下さい。日本の水辺の生物や景色が好きな独酌からのお願いです。どの辺が「大作戦」？話も魚も小っちゃかったですねぇ・・・次回はもう少し大きな話を・・・言わぬが花か。

  2008年07月03日

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