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カテゴリ:医療に関して思った事
数日前に見たテレビ番組を見て思ったこと。
数人の医師が出ていて、癌についての話をしていました。 癌とは何か?告知の方法、治療法・・・云々・・・ 癌治療が難しいのは癌細胞自体が自ら作り出した細胞だという点。 ウィルスや菌であれば体内の免疫システムが作動して、よそ者退治をしてくれる。 けれど、癌細胞はよそ者では無いから免疫システムが、敵か味方なのか判断が難しい。 正常細胞には寿命があるので、新陳代謝によって古い細胞は死に、新しい細胞が次から次へと生まれてくる。 だけど、癌細胞には寿命がない。 そんな輩と戦っていく上で必要な事柄に「患者さんの精神状態」がある。 欧米の癌治療は、内科医、外科医、精神科医のチーム医療だそうだ。 日本では精神科医がチームに入る事はありません。 癌専門病院の中には、精神科を設けている病院もありますが、殆どの病院ではそこまで考慮していないように思います。 癌という病気になって、鬱状態にならない人はいないのでは?と思います。 「鬱病」とまではいかなくても、一時の鬱。 「誰にでも言える事じゃないから」・・・って言いながら、実際に患者さんとお会いしたり、電話で話してみると、色んな話をされます。 初対面だって言うのに数時間も話し込む事が多いです。 患者さんだけでは無く、ご家族も同じです。 治療も大事だけれど、こんな他愛の無いおしゃべりも大切なのではないでしょうか? 癌だって事を隠す必要が無い相手とのこんな気晴らしが、案外ありそうで無くて、実はとっても大事・・・って気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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