スキルス胃癌　サポート

以前から、私と交流のある、
腹膜偽粘液種の40代女性患者さんからの
強い要望で私と繋がった同じ年代の
腹膜偽粘液種の患者さんがいます。

この２人、手術入院時期が重なって、
仲良くなったらしいです。
ありふれた苗字でもないのに、
この２人、同じ姓というのも
「縁」　を強くしたみたい。

〇子さんの方は、
大阪在住ですから、
何かあれば、すぐ米村先生の元へ行けますが、
もう一人の、〇代さんの方は、
北海道在住です。

〇子さんは、ネット調べまくりの性格で、
直ぐに私を見つけ、交流が始まりましたが、
〇代さんの方は、
全くもってネットで調べたりしないご性格。

遠くにお住まいだし、
何かあった時に、すぐに大阪って訳に行かないし、
米村先生に相談したくても、
難しいだろうからと、
〇子さん、〇代さんに私と連絡を取るように
強く勧めたらしいんです。

ですが、なかなか連絡を取ろうとしない〇代さん。
業を煮やした〇子さんは、
私の方にプッシュ。

それで、私の方から連絡を入れて
〇代さんと、つながるようになりました。
こういう事って、あまり無いんですけどね。
私、自分から自分を売り込むような事、
やったことなかったです。

そんな〇代さん、
このところ具合が良くありません。
本来の大阪外来を目前に、
痛みがひどくなり、
ずっと診てもらっている地元病院に
連日通院となりました。

地元の医師には、
人工肛門の造設の提案を受けましたけど、
すんなりと受け入れらない〇代さん。

でも、北海道から大阪へ行ける状況でもなく、
データを大阪へ送ってもらうように
地元医師にお願いしたようです。
米村先生なら何て判断するのか、
どうしても知りたいって言うのです。

この時、入院と手術日程はすでに決まっていて、
もう目前でした。

私からすると、
すんなりと受け入れられない提案であっても、
提案がなされることは、希望があるという事。
そりゃ、人工肛門となれば、
えっってなるし、
即OKってならないけど、
それすら叶わなかった患者さんを
沢山知る私は、

　「それって良いことですよ」

って伝えました。
日程も迫っていることから、
　
　「米村先生には、即、返事するように伝えるから」

って言ってね。
で、米村先生

　ふぅ～ん、じゃ、データが届いたらぁ
　電話しますわ

って言ってくれました。
で、ぎりぎり、手術前日に
米村先生、ちゃんと電話してくれたようで、
〇代さん、渋々なんだろうけど、
納得してくれて、

　頑張ります

って手術に臨んだのでした。



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