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カテゴリ:高松物件
高松市美術館の斜め向かいにある喫茶店「城の眼」。昭和37年にオープンした喫茶店の老舗です。通りに面した側に張られているのはコンクリート製のPC版(工場生産の特注コンクリート版)です。普通は石張りかタイル張りにするところでしょうが、当時はとても斬新なデザインだったんだろうなと思います。
実はこの喫茶店は多分野の芸術家がかかわり、やすらぎの場所とは何か、が追求されて出来上がった芸術作品なのです。 建築は県文化功労者の山本忠司氏、室内デザインは彫刻家の空充秋氏、音楽デザインはかつて武満徹氏らと芸術運動を展開した秋山邦晴氏が担当しています。さらにすばらしいことは、当時からのデザインがほとんどそのまま守られていることです。維持管理が大変だと思いますが、オーナーの強い意志には感服です。 物件名 喫茶 城の眼 所在地 香川県高松市紺屋町2-4 竣工年 昭和37年 設計者 山本忠司 施工者 不詳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/18 11:20:57 AM
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