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カテゴリ:高松物件
新川と春日川にはさまれた高松市春日町の一帯は江戸時代初期までは海だった所で、その後の活発な新田開発によって陸地となりました。従って水に浸かりやすい地域ではあります。そんな中に立派な石垣の上に建てられた水屋風住宅をみつけました。 その昔春日川の土手が決壊して水害に遭い、それにこりて大正時代の改築の際に石垣を築いて家を建てたそうです。1987年10月の新川の決壊による水害の際にも玄関前の階段2段分しか、水が来なかったそうです。水害では地盤の微妙な高さが明暗を分けてしまいますが、この高さなら鬼に金棒です。 石垣は美しい色合いの安山岩で、飼石をかませない精緻な切込ハギ積みが、防災の意気込みを感じさせてくれます。 物件名 香西邸 所在地 香川県高松市春日町1466 竣工年 大正時代 設計者 不詳 施工者 不詳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/19 01:30:52 PM
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