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カテゴリ:高松物件
木製の床、高い天井、少しひずみの入ったガラス。中にいると、かつての小学校の木造校舎を思い出し、とてもなつかしい気分になる。窓が竣工当時からそのままの木製窓であるのも珍しい。洋風建築らしく縦長の窓で、窓3枚からなる上げ下げ窓になっている。中央の窓は固定。上と下の窓は窓枠に仕組まれたロープでつながっていて、下の窓を上げると上の窓が自動的に下がってくるようにできていて、3枚の窓がぴたっと重なる仕組みだ。今でも動いていることに感心してしまう。 すきま風はあるし、決して快適とはいえない建物だが、それに余りある魅力もまた持っているのだ。農業試験場の移転はすでに決まっている。解体されず何らかの形で活用されていけばいいのだが。 物件名 香川県農業試験場 所在地 香川県高松市仏生山町甲220 竣工年 1930年 設計者 不詳 施工者 不詳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/23 01:53:32 PM
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