星空観賞のススメ。
日曜日、無事神戸から戻ってきました。そして・・・念願のメガスター、無事見ることが出来ました(*^^*)土日は人気で混むだろうと思ったので、初日の金曜日、空港から明石天文科学館へ直行したんですが無事いい時間に着くことが出来、しかも平日だったこともあり、空いていたので、特別投影と一般投影の2回見ることが出来ました(*^^*)プラネタリウムを見たのは久しぶり。子供の頃以来かな・・・。でもね、本当に行って良かったです。とてもいい時間を過ごす事が出来ました。というわけで、今回は明石天文科学館で見た、プラネタリウムの感想日記を書きたいなと思います(^^)かなーり長くなると思いますが、お時間のある時にでも、読んで下さると嬉しいです(*^^*)* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *私が今回、明石天文科学館に行ったのは、そこに、メガスター2が来ているという情報を偶然入手したから。(入手した経緯は、前回の日記をご覧下さいね。)メガスターとは、プラネタリウム・クリエイターの大平貴之さんが個人で制作された、プラネタリウム投影機。それまで投影機で投影される星の数は1万個程度だったのに比べメガスターは何百万個という星を投影出来るということで、かなり話題になりました。その後もメガスターは次々と新しいものが作られて今最も新しいメガスターでは、500万個近い星を投影出来るとか。そして、今回明石に来たメガスターは、410万個の星を投影出来る素晴らしいもの。前々からメガスターの星空を見たいと思っていた私は、その美しい星空を見られるのを、とても楽しみにしていたのでした。今回、明石天文科学館で期間限定で行われたプログラムは、メガスターとツァイス、それぞれの投影機の星空を見てもらうというもの。ツァイスとは、明石天文科学館に設置されている投影機で、投影出来る星の数は、約9000個。これは、1960年に設置された、国内現役最古の投影機だとか。最古の投影機と、最新の投影機。それぞれどんな星空を見せてくれるのか、その対比も楽しみでワクワクしながら、プラネタリウムの中に入って行ったのでした。ここの科学館のプラネタリウムは結構広く、定員は350名。中に入って見ると、真ん中に2つの投影機がありました。それが、こちら。右がツァイスで、左の赤い丸いのがメガスター。同じ投影機なのに、形があまりにも違うので、ちょっとビックリ。メガスターのほうが小型で、余計なものがないスッキリとした形なんだけれど、ツァイスのメカニックな感じに、なんだかとても惹かれました。なんだろう・・・とても大きいんだけれど、繊細さも感じるというか。昔のものって、何だかとても趣がありますよね。昔作られた時計とか、そういう機械って、とても魅力を感じます。そんな事を思いながら、席に座っていると、あっという間に時間。プログラムが始まりました。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *最初は、ツァイスの投影から。太陽が西に傾き、沈むところから始まります。美しい音楽が流れ、その音楽を聴きながらゆっくりと日が暮れて、やがて星が瞬き出すまでを見ていたら、なんだかとても、じーんと来て感動してしまいました。ゆっくりと時間は流れ、やがて夜に。すると、見える星達も徐々に増えていって、気がつくと満天の星。うわぁ、すっごく綺麗~!と思いながら見ていました。すると、そのツァイスの投影から、メガスターの投影に徐々に切り替わりとても繊細な星空へと変化していって。それはもう、本当に美しい星空でした。天の川を表現する時、ツァイスはぼんやりとした明かりを照らして表現するのに対しメガスターは、星のひとつひとつをちゃんと投影して表現しているのでもう本物の天の川を見ているようで、その美しさには言葉もないほど。本当に綺麗でした。その後、色々な星座の説明があった後で、オーストラリアの砂漠から見た星空というのも見せてくれました。そこには、日本からは見られない星空が広がっていて。天の川が頭上に大きく広がっていて、その美しさに感動してしまいました。最後に、メガスターからツァイスに再び切り替わり、流れ星を沢山見せてくれた後、空が徐々に白み始め、朝がやってきて、プログラム終了。たっぷり50分あったプログラムが、あっという間に感じました。特別投影と一般投影と2回見たんですが、どちらも大まかな流れは上に書いた通りに進み、その流れの合間に、特別投影では、天の川の名所巡りとして、天の川の中に見られる星団とかの説明があり、一般投影では、星の王子様の簡単なストーリーとともに、星の王子様が住んでいた星から見た星空を想定して見せてくれたりして、どちらもそれぞれに楽しめました(^^)プログラムを両方見られたのはラッキーでしたね(^^)* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *プラネタリウムを楽しんだ後、色々な時計や隕石、宇宙関係のものなどが沢山置いてある、博物館のような「時と天文のギャラリー」を楽しんだ後、14階の展望台へ行ってみました。もうすぐ閉館の時間ということもあって、がらーんとしていて、ほとんど私達の貸切状態。眺めがすごく良くて、わぁ明石海峡大橋が見える~♪なんて思いながら、ふと太陽のある方を見たら、・・・・ん?なんかある・・・?太陽のすぐ側に、不思議な雲が浮いているのが見えて、え?なにあれ?と思って、思わず写真に撮ってしまいました。あまりに眩しくて、まともに撮れなかったので、かなり暗い状態にして撮っていますが、この雲、ほとんど太陽と重なっていた状態からすーっと左のほうへ流れて、あっという間に消えてしまったのでした。その時間、1分もなかったと思います。本当にあっという間の出来事。雲が太陽の光を受けて輝いていて、とても綺麗で、なんだか、とてもいいものを見たような気がしました(^^)17時の閉館時間に外に出て、空を見上げると、綺麗な夕暮れの空。その時撮ったのが、一番上の写真です(^^)写っているのは、科学館の時計台。時計の下に見える、ガラス張りのところが展望台。さっきまで、そこから外を見ていたのでした(^^)この日の夕暮れは、雲の流れが柔らかくて、とても優しい空で、そんな全てを感じていたら、なんだかとても幸せな気持ちになって。沢山の素敵な気持ちを貰いながら、科学館をあとにしたのでした。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *色んな偶然が重なって、急遽行く事になったプラネタリウム。ツァイスとメガスター、どちらの星空も、それぞれに美しかったです。司会の方が、ツァイスは地上から見た星空を忠実に再現しているのに対しメガスターは宇宙の星空をそのまま表現している投影機、というようなことを仰っていましたが、本当にその通りだなと思いました。ツァイスで見る星空は、私達が見慣れている星空に近いと思います。山の中に行けば、きっとあんな満天の星空を見ることが出来るでしょう。それに対してメガスターは、宇宙旅行をしているみたいな感じかな。桁違いの星の数に、ただただ圧倒されます。どちらも、それぞれの魅力がある、ということですね(^^)国内現役最古の投影機であるツァイスは、もう大分古くなったということで、2010年に新しい投影機に交換されるとのことです。私たちが見た、あのツァイスとは、あと3年でお別れなんだなぁと思うと何だかちょっと淋しい感じもしますが、どんな風に生まれ変わるのか、それも楽しみだったりして。47年間、あのツァイスが生み出す星空を、沢山の人が見たんだろうなぁ。そしてこれからのあと3年間も、楽しみに見に来る人が沢山いるんでしょうね。私も、あの素敵な星空を、また是非見に行きたいなぁと思いました(^^)ということで、久々のプラネタリウムに大満足の一日でした(^^)皆様も、プラネタリウムで星空観賞、いかがですか?心がとてもゆったりと出来て、オススメですよ(^^)