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カテゴリ:詩
「愛される躯」
「クダラナイネ」って 最後の躯を抱いた君が呟いた 見上げた空には 薄青い三日月 僕たちの生きること それは なんとなく なんとなくでしかなくて 死ぬことばかりが現実味をおびてる 「クダラナイヨネ」 これが達観の世界 僕らの生きてる世界 何もなくなって 誰かが死んでも それは 本当のことではないから そう 本当なんか最初からないから 薄青い三日月が 罪を照らして ダラカナニ?って僕らは思う 罪の所在にいなければ 別に関係ないじゃない 生まれてきて 学んだこと 生まれなければ良かったってこと 「クダラナイネ」って 最後の躯を抱いた君が呟いた それは それは君自身で 自分を殺した始末をつけられる君は最高だよ 「クダラナイネ」 泣きそうだよ 「クダラナイネ」 喚起して ねえ 僕らを呼んで そうして 本当の事をいって 「お前なんか死んじゃえ クダラナイから」 そうだよね そうだよね シニタイ キエタイ・・・ シンデイイヨ ・・・ ドウデモイイヨ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.15 02:43:46
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