いろいろ。
サイモンのオネーギン。
1幕のオペラの高音(オクターブ上がるところ)
しっかり出していました。
さすがハイ・バリトン。
小澤さんはレンスキーの1幕のアリア?のあとでも例によって音を切らないので拍手が中途半端に。
サイモンのアリアの後はどうなるかと思ったら、客の方が先に音にかぶりながらブラボーと拍手。音をきらざるを得なかった。
こういうのは指揮者の方の好みだから。
小澤さんはぐいぐいテンポでいきたいタイプ。ゲルギエフとかと同じ。
カーテンコール拍手すごかったけど
METみたいに名前を実況してくれないんでいまいち歌手個別の反応がわからない。
歌に関してはう~ん、サイモンだな~という感じ。
もっと歌ってほしいところも歌わないのがサイモン流。
こうなるとイェニスがまた聴きたくなる。
ラモン・ヴァルガスのレンスキー!
ものすごくすばらしいです。
昔聴かせていただいたニール・シコフのレンスキーぐらいすばらしいです。
クーダークーダーアリアが終わった時、会場中は水を打ったように静まり返っていた。
小澤さんも続けなかった。
数秒後嵐のようなブラボーが!
さすがヴァルガス!
世界一のテノールであることを改めて知らしめた。
映像版で見るとどうしても演技に目が行くので彼には不利になる。
音声だけではまさに最高レベル!
それから世界のオザワ! ブラボー!
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過去記事
東京のオペラの森「オネーギン」初日 2008年4月
オネーギン Part2
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実はぜいたくなことに、METのオネーギンと比べて聴くと
やっぱMETの指揮のイルジ・ビュロフラーヴェクさんは歌手に合わせまくりでテンポ遅すぎ。聴かせるところは聴かせるんだけどね~
前にも書いたがレンスキーのアリアが崩壊、ジェームズ、モリスのグレーミンのアリアは聴くに値しない。
これでブラヴォーなんだからNYのお客さんってどうなってるの。
ハンプソンは1幕のアリアの最後のオクターブ上がる高音は出していません。
METのオネーギン、それにプロンプターの声が全編にわたってしっかり入っている(笑)。
マイクの性能が良すぎるんじゃない。ロシア語の学習になりそうだ。
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過去記事
MET RADIO BROADCAST Eugene Onegin Piotr Beczala as Lensky
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昨日夜はゲルギエフのバレエリュスが放送された
その後ベジャールの愛それはダンス
そしてサンクトペテルスブルクの街並みを見せながら歴史を語る短編。
最近ではチャイコフスキーが同性愛者だったなんてコメントも全然タブーじゃないのですね。さらりとナレーションに出てくるし。
1941~1944 のナチスドイツによるレニングラード包囲の時何十万人も餓死したって、
これがこないだ読んだチャイルド44に出てきた逸話なのでしょうか。
第二次世界大戦中ですね。
エカテリーナ2世の建てた?冬の宮殿が今はエルミタージュ美術館になっている。
こないだロマノフ王朝の最後の皇帝の映画を見たので。
映画を見ると歴史ではなく実体験として感じられるんで怖いんですよね。
最後の皇帝一家は全員銃殺された。
ショスタコーヴィチに関するコメントが心に残った。
スターリンの恐怖政治の時代。
彼はロシアに残って体制に従順に見せかけながら実は暗い思想を心に宿していた。
これこそがこないだのラトマンスキーのバレエを見た時に感じたことなんだ。
ラトマンスキーのスピーチを聞いて思ったんだ。
彼がこれらのショスタコの作品を残してアメリカに行く意味を考えちゃった。
きょうデニス・サヴィンのボルトも再放送してたんでつながっちゃった。
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過去記事
ベジャール「愛それはダンス」 日本公演 2006年6月
このときはめちゃくちゃ感動したよ~
ダンサーたちの個性がまぶしくって。
フレディ~