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Giuseppe Filianoti as Macduff, Zeljko Lucic as Macbeth and Tatiana Serjan as Lady Macbeth 20110816 Salzburger Festspiele 2011 Day7 Verdi : Macbeth Neuinszenierung 16 Aug 2011 Riccardo Muti, Musikalische Leitung Peter Stein, Regie ?eljko Lu?i?, Macbeth Dmitry Belosselsky, Banco Tatiana Serjan, Lady Macbeth Giuseppe Filianoti, Macduff Antonio Poli, Malcolm, K?nig Duncans Sohn Wiener Philharmoniker Konzertvereinigung Wiener Staatsopernchor ザルツブルク音楽祭2011 新演出「マクベス」 Sell-out production 切符が入手困難だったほどの「マクベス」 期待が過剰に大きすぎたのか、ピーター・シュタインの新演出マクベスは あまりにもベタでミニマム。 考えつくされた凝った演出作品をザルツブルクで4作品も連続してみた後のトリとしては とってもフツーだった。 ムーティの牽引する壮大なゴージャスなすばらしいテンポとキレの音楽とは裏腹に 演出はミニマムでないに等しい。 好みがあるのでしょうがないのだが、私としてはそういうことだった。 歌手はよかった。 タイトルロールのジェリコ・ルチッチ、MET日本公演のときよりやつれたかな?と思ってしまった。 しかしパワーは健在で、弱音から強音まで美しく自在に声を出していた。 Pieta, rispetto, amore ではやはり amore ではなく、onore と歌っていた。 彼のアリアの最後の伸ばすところでムーティが手を止めて待つ。 それが印象的だった。 アリアへの集中力はすさまじく、満場の喝采を浴びていた。 しかしアリアだけではなくマクベスの歌唱部分は全編にわたって聴きどころのこの作品。 聴かせてくれました! 宝石のように美しい歌唱、堪能しました~ マクベス夫人のセルジャンはがんばっていたとは思う。まだまだこれからキャリアを積んでいくのだと思う。 マクダフのフィリアノーティはよかったです! 感情をこめていたし 全編にわたって遜色なく歌えていました。 きのうからおなじみのマルコム役のアントニオ・ポーリ よかったです!色男で感情も激入る人。これから人気が出るでしょう。 バンクォーのベロセルスキーもいい声ですばらしかったです。 しかしなんといっても主役は… ムーティ様とウィーンフィルでした。 3幕の前の間奏曲がすばらしくって。 まるでオーケストラコンサートを聴きに来ているような… ものすごい緊張感の 珠玉の演奏! おつかれさまでした。 *** フェルゼンライトシューレは「岩の乗馬学校」という意味で、バックステージツアーのガイドがRock Riding Schoolと直訳していたのがなんともおかしかったが、 とにかく古いもの。 しかしステージの上方にはすでに屋根がついていて、完璧なシアターになっていた。 形も左にびよんと長くて、シンメトリカルではない。 見物人用だった無数の窓がある回廊のようなものがステージの背後にあって実に不気味だ。 マクベスでなくたってお化けが出てきそうなのだ。 客席は狭くて、非常に見やすい。 オケと歌手がそこにいる感じで、グローセスフェストシュピールハウス(大劇場)の巨大さと対象的だ。 最前列の前の通路もステージとして用いられていたし、役者の出入りは、左右の客席から舞台にあがる階段を利用したりする。 オーケストラピットも客席から丸見えで、カリスマティックなムーティの指揮ぶりが堪能できる。 それでいて舞台装置はハイテクでせり上がりの仕掛けをいくつも作っていた。 何もないだけに何がどこから出てくるのか?怖い!という恐怖感がたっぷり味わえる。 オケピへの入り口を係員が開け、ムーティが入っていく。 序曲。 拍手を許さずすぐに1幕に突入する。 わさわさ林が動いている。 木の着ぐるみを着た人間たちが動き回る。彼らは女声合唱でもある。 魔女役は3人の男性が演じていて、彼らは口パクしているが歌わない。 老婆のオールヌードの肉襦袢をつけていて非常にキモイ 彼らが大釜の周りにいる マクベスがくる! マクベス、そしてバンクォー(英語表記でいきます) 頭にすっぽりと鎖帷子をかぶっている。 2人は魔女に驚きながらも大胆に近づく 予言がなされるとぎょっとした顔はするがまだ信じてはいない。 そこにマクベスをコーダーの領主と呼ぶ一団が現れる。 マクベスがその瞬間予言を信じてしまった。 そしてその禍禍しい予言どおりに自らの手を血で染めていくのだ。 しかしこのときはまだ勝手に転がり込んでくる王座を待ってようと歌うだけだ。 ルチッチは舞台中央に立ち頭の覆いを取る。ルチッチの銀髪が現われる。 有名な二重唱を歌う。すばらしい独特のLucic voice。 はああ~ ベロセルスキーもすばらしい。 しもてに退場し、舞台中央やや上手に大きな黒い扉が現れる。 室内のイメージをすべてそこで表現される。 マクベス夫人 手紙を読む 最初の重要な歌。あふれるパワー。 ムーティが牽引する。 オーケストラ押さえて押さえて押さえて というしぐさから 大きな美しい円を描く指揮のムーティスタイル。 見ているだけで虜になる 音楽のテンポが非常に心地よいのだ。 拍手。 アリアは二段階になっているがもちろん客はちゃんと最後まで待っている マクベスが帰還する 帰ったぞ! 王もいらっしゃる あしたはないわね なんだって? おわかりでしょう? わかった…わかったぞ! ここで声をマックスに張り上げる あ~Power みなぎってる~ でも失敗したら? あなたが怖気づかなかったら大丈夫 出て行く しもてからダンカン王の一行が入ってくる。 ダンカンの後ろにマルコムが続く。 アントニオ・ポーリ、とっても可愛い。 王の一団はすごい人数。 最後に楽団が歩いてくる。 この楽団楽器だけが現代のものなのでちょっと笑っちゃう。 金ぴかなんだもん。 マクベスは王を黒い扉の中にお連れする マクベスは白い寝巻き姿、寝酒を用意させ、短剣を持って登場する。 剣の束を見る幻影。 彼は恐れている。豪胆ではない。怖くて仕方がない。 部屋に入っていく マクベス夫人が首尾を見にやってくる マクベスが出てくる。胸と手が血だらけだ。 マクベスは怖くてもう殺害現場に戻れない。 夫人は剣を奪おうとするがマクベスがあまりにも強く握っているために取れないという芝居があった。 夫人は殺しの罪を側近になすりつけた ドンドンドン! ドアを叩く音に異様におびえるマクベス。 マクダフがやってくる。 王の死が発覚し、マクベスと夫人も何食わぬ顔で出てくる。 黒いローブをはおっている。 王の遺骸が運ばれてくる。 裸の上半身が血だらけ。 この芝居は見るに耐えぬ死体のオンパレードです。 おつきが赤い王のローブを着せ掛ける 悲しみを歌う一同。 ここです! 帝王ムーティさま降臨! 合唱のすばらしいこと、すばらしいこと。 美しく圧倒的。ムーティの本領発揮。人々はものすごい集中力でムーティを見ている。このとき彼は神だった。 これで幕切れに突入する。 1回目の休憩。 第2幕 マクベスと夫人は赤い王の衣装になり王冠をかぶっている。スコットランドの王になったのだ。 彼らは予言を気にしている。バンクォーの子孫が王になる… 彼らはバンクォーと息子の殺害を決める また森が出現するが今度は黒い影のような姿(実は男性合唱) 殺し屋が4人、森に隠れている。 バンクォーが息子を連れてくる バンクォーは嫌な予感を拭えない 息子を胸に抱きしめてアリアを歌う。 すばらしい。 殺し屋に気づく。 彼は息子を逃がし自分も剣を抜く。 息子は走って逃げていくが殺し屋が一人追っかけていった。 バンクォーは2人は殺すが背中から斬られ倒れる。 影のような男たちが取り囲み風のようにバンコーの遺体を運び去る。 宮殿 宴会の用意 横に長いテーブル。 王と王妃用の金の椅子がセットされる マクダフとその妻もいる。笑顔だ。 楽しみましょう! レディマクベスの歌 しもてに殺し屋が現れる マクベスが立ち上がる。 マクベスは客に愛想笑いをしながらしもてに進む 血がついてるぞ。 バンコーの血です。 じゃあ 息子は? 逃げました。 なんと。 バンコーは? 死にました。 マクベスは男を去らせると自分についた血を拭う 宴席に戻る マクベス夫人の上手側の席がバンコーの席なのだが、そこに頭をかち割られた真っ白なバンコーの亡霊が現れる。 マクベスの狂乱に人々は席をたって後じさりする。 あなた! 消えた… マクベス夫人がまた歌いだす。テーブルの上を歩く。 しかし今度は自分の席のすぐ前、客席に背を向けた形でバンコーの亡霊が現れ、自分を指差す。 マクベスはテーブルを乗り越えて近づく。 人々いっせいに引く。 俺はライオンだ、恐れはしない 上等だかかってこい! また魔女のところに行かなくては! あなた、恥ずかしい人ね 亡霊が消えると ああ生気が蘇ってきた マクダフはマクベスの犯罪を確信し、にらみつけて去っていく。 また圧巻の合唱で2回目の休憩 Part2に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月27日 10時52分35秒
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