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カテゴリ:OPERA
NNTT Wozzeck Music by Alban Berg Conductor Günter Neuhold Production Andreas Kriegenburg Wozzeck Georg Nigl Tambourmajor Roman Sadnik Andres Mochizuki Tetsuya (role debut) Hauptmann Wolfgang Schmidt Doktor Tsumaya Hidekazu 1. Handwerksbursch Osawa Ken 2. Handwerksbursch Hagiwara Jun Der Narr Aochi Hideyuki Marie Elena Zhidkova Margret Yamashita Makiko Chorus New National Theatre Chorus Orchestra Tokyo Philharmonic Orchestra Konzertmeister : Eiji Arai +++ オペラ「ヴォツェック」/アルバン・ベルク 2014年4月13日(日)2:00 オペラパレス 指揮ギュンター・ノイホルト 演出アンドレアス・クリーゲンブルク 美術ハラルド・トアー 衣裳アンドレア・シュラート 照明シュテファン・ボリガー ヴォツェック ゲオルク・ニグル 鼓手長 ローマン・サドニック アンドレス 望月哲也 大尉 ヴォルフガング・シュミット 医者 妻屋秀和 第一の徒弟職人 大澤 建 第二の徒弟職人 萩原 潤 白痴 青地英幸 マリー エレナ・ツィトコーワ マルグレート 山下牧子 マリーの子供 池袋遥輝 兵士 二階堂洋介 若者 寺田宗永 合唱 新国立劇場合唱団 東京フィルハーモニー交響楽団 コンサートマスター:荒井英治 共同制作]バイエルン州立歌劇場 *** クリーゲンブルクという人は演出に子どもっぽいメルヘンの世界を織り込んだりする人です。2012年プレミアのバイエルン歌劇場のワルキューレとかジークフリートとかそういうテイストがあった。 今回の再演のヴォツェックは子供の目から見た世界。大人たちは常に醜悪で恐ろしい。 主役はヴォツェックではなく子どもです。 あまりにも出てくる人物が子供が読む恐怖漫画のキャラっぽくて一人で笑ってました。 笑うとこでしょ! セットも巨大な箱と水たまりだけなので、永遠に悪夢が続いているようで、ヴォツェックのストーリーが見えてこない。 歌手とオケは熱演だったが、主役のはずのヴォツェックが明るい声のハイバリで美しい声で悪くはないが、声に凄みが載せられない。 マリーのツィトコーワはすばらしい。小さなお人形みたいで倒錯した少女のような色気があった。 鼓手長のサドニクは強靭な声のテノールでヘルデンテナーぽい太い声。 もっと聴きたかった。 アンドレスはただ一人ヴォツェックの友人と言えるまともな存在なのに演出がまともじゃないので。でもアンドレスの優しさは表現されていた。 声がはっとするほど美しいので、感動してしまう。 酒飲み歌の似合いすぎな第一の徒弟職人。大澤さんはこの演出にはまり過ぎ。 第二の職人 萩原さんは美しいハイバリ。素晴らしかった。 白痴はしっかりハイ・テノールだった。 群集の中でソロを歌った寺田さんの声も良かった。 ヘルハウプトマンと医者のコンビが最高だった。キモ過ぎでしょ〜 最後の方に出てくるくるくる回るホンキートンク・ピアノ 弾いているのは冨平恭平さん よく高速で回りながら弾けますね AKT1 第1場 大尉の髭ではなく頭を剃っているヴォツェック 大尉は肉襦袢を着て異様な風貌 頭はスキンヘッドでその上にひげそり用のクリームを乗せてる 笑うとこでしょ! 大尉はしまいには逆転してヴォツェックのひげを剃る 大尉はヴォツェックの子供が洗礼を受けていないことを指摘する。 子供はそこにいるのに。 子供はヴォツェエクの足首にしがみつく 神様は気にしちゃいないです… 第2場 ヴォツェックは人体実験のためかはわからないがだいぶおかしくなっている きのこが見えると言いだすのでアンドレスは心配する 黒い服装の男たちは「黒子」 黒子から木の棒を受け取って舞台を横切っていくアンドレス 仕事場なのだがヴォツェックはおかしくなっているので仕事ができない アンドレスが歌う声が美しい ここでも高音を出す アンドレスはナイフを握って自分に向けているヴォツェックの腕をつかんで下に向ける アンドレスはヴォツェックの手を引いて歩いていく 第3場 マルグレートはぼろぼろになった人形のようなかっこをしている 兵士の歩き方を真似する マルグレートとマリーの関係性がよくわからない 黒子の台の上に乗って表れる鼓手長 髪型といいメイクといいアニメキャラそのもの。 マリーと子供とヴォツェック マリーは子供に歌うがヴォツェックも一緒に癒されている 頭部に手を置いて、親子3人のつながりを表しているシーン こんな頃もあったのだよね? ヴォツェックは子供を見ない ヴォツェックはいつも子供を避けている ヴォツェックが子供を可愛がるシーンはない。 第4場 ヴォツェックは医者の実験台になっている ねずみが頭の横に2匹 笑えるレベルにキモイ ここで医者が「咳をしただろう」となじるが 私の見たシェロー演出だと立ち小便をしただろう犬のように」となっていてどっちが正しいのだろう? ヴォツェックが去った後その実験台に乗る子供 それを見て驚く医者 「!!」という吹き出しが見えそうな劇画の世界。 第5場 マリーは鼓手長に誘惑される 触らないで! そのあと私の見たシェロー演出では「好きにして」と言って男にかじりつくのだが これでは「どうでもいいじゃない」みたいな訳になっていてニュアンスが異なる 2人の情事はあからさまには表現されない シェローはばっちり描いてたよ~ AKT2 第1場 ヴォツェックは医者にもらった金をマリーに渡す マリーは罪悪感を覚える マリーはどうしようもない現実で苦しんでいる 鼓手長に耳飾りをもらった ヴォツェックはそれを目ざとく見つけて疑いを強める 第2場 ヴォツェックは医者と大尉にマリーの浮気を仄めかされる 第3場 ヴォツェックはマリーをなじるがマリーは開き直っている 第4場 酒場 このシーンなんかすごかった 人間黒子の台に乗った(?)楽団。バンドネオンにフィドル、消音器のついたチューバ 酔っ払いの歌 人々の合唱がすごい! ダンス。 びしゃびしゃと水音をあげてステップを踏む このシーンはすごい! アンドレスが歌い出す 超高音を長く伸ばす エントリック・ヴォトリッヒは半音途中で上げていたが望月さんはフラットだった。どっちが楽譜通りなのだろう? ヴォツェックはマリーと鼓手長の人形を持っている マリーの人形は血まみれですでにヴォツェックの服には血が付いている ワイン? 愚か者が「血のにおいがする 第5場 兵舎 なのだが 兵舎には見えないな 人々がマットレスを背中にしょっている アンドレスは彼のためにマットレスを持ってきた 鼓手長が来てヴォツェックを散々に殴る、蹴る アンドレスは他の奴に押さえつけられていて助けにいけない 全員にリンチされるヴォツェック ヴォツェックはマリーと鼓手長2人に殺意を抱いている AKT3 第1場 マリーは聖書を読む あたしもお救いください あたしにも香湯を塗らせてください マグダラのマリア 姦淫の罪でイエスの前に引き出された女に言った 私はお前を咎めない マリーの罪悪感。 子供は壁に「売女」と書く 子供は母親の気持ちがどうやったら傷つくかわかっている。 最初の文字は PAPA GELD=お金 そして 売女 第2場 池のほとり ヴォツェックはマリーを殺す 持っていた人形で殺す(?) 黒子たちが後ろに立っている 黒子たちは倒れるマリーを受け止めて連れて行く 第3場 踊る人々 歌い出すヴォツェック マルグレートを誘うが、腕の血に気がつく 人々に囲まれる 右の手をけがしたんだ 男が糾弾する 第4場 黒子たちが次々にナイフをヴォツェックに渡す 投げても投げてもナイフが戻ってくる ヴォツェックは池で死亡する そこに背を向けて寝ている 箱の家。子供がいる。 子供たちが歌う。 マリーの死体が見つかった お前の母ちゃん死んだぞ! 子供は無反応で遊び言葉を口ずさんでいる しかし 左手の人形を投げ捨てる 人形はぼろぼろになっている 右手にナイフ それをすーっと伸ばして 正面を見据える この子の将来が不安だ! ここで終わる 最後にすべてもってくのが子供。 おつかれさまでした~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月14日 21時57分31秒
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