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Kazuaki Sawasaki as Pinkerton in Madama Butterfly at Saitama Arts Theatre, 31 Aug. 2014 Photo:©Shevaibra, courtesy of Mr. Sawasaki Ponte Nuovo 蝶々夫人@彩の国さいたま芸術劇場 PONTE NUOVO 制作 Giacomo Puccini MADAMA BUTTERFLY プッチーニ作曲 歌劇『蝶々夫人』ハイライト 音楽ホール形式による原語(伊語)オペラ公演 説明字幕付き 2014年8月31日 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール 指揮 坂本和彦 蝶々さん 村松尚子 ピンカートン 澤崎一了 シャープレス 伊藤和広 スズキ 古澤真紀子 ゴロー 森谷健太郎 ケイト 市村柾美 ボンゾ&ヤマドリ 鈴木健之 ドローレ 伊藤有呈 Pf. 風間優子 演出協力:橋本 英志 舞台監督:西 和巳 所作指導:藤間 千悠記 *** 泣けました。 子供が出てきてから以降、中盤から涙止まらず。 蝶々さんの演技がすごすぎる!! 多分何度もこの役をされていらっしゃるのでしょうね すべての所作が考えつくされていてまるで女優でした。 ピンカートンの澤崎さんを先日の立川のアイーダの伝令で聴いて ぜひもう一回聴きたいと思っていました。 きょう聴くことができました やっぱりすごかったです。 巨大な体躯に金髪 学ラン あ、いや…海軍の制服。 歌い出すともう! なんという声量でしょうか。 しかもお声が光り輝いています。 先日の新海さんもそうですけど、日本にいいテノールの若手いるじゃないの!!?? ですよ。 すごい声。 新海さんとほぼ同世代です。 ピンカートンは2回目ということです。 ピンカートンは多分テッシトゥーラがAまでなのかな 高音もラクラク。 第1幕幕切れのHigh Cも出していました。 第1幕幕切れはボエームと同じようにテノールはオプショナルとしてHigh Cも楽譜に書かれています。 最終幕のH(多分)も出してました。 (ちょっとあとで楽譜確認できたらしますけど それでまたバリトンさんがいいんです 伊藤和広さん Verdi baritoneの響きを持つノーブルなバリトンで 聴かせる~ 最終幕のシャープレスの歌唱でも泣けました。 いや~ すばらしかったです。 スズキの古澤真紀子さんも演技力抜群の女優のような美しい方で声も歌もすばらしかったです。 *** ピアノがスタインウェイで音がいいです。 ピアノが一瞬連弾かと錯覚したほどめちゃうまでした。 なんかすごくピアノ一台ですべてを表現していてすごいと思いました。 舞台は簡素ながらしっかり考えたセットがあってしもてに階段 金の屏風を4つ使って目隠しと入り口出口にしていました。 かみてに日本家屋のセット ゴローは履物を脱いで上がりますが ピンカートンは土足で上がります ピンカートンは白い海軍の軍服、黒いバッグを持っていて椅子の上におきます シャープレスとのやりとり かみてのイスとテーブルにウイスキーを置いています 五郎が鈴木を紹介する スズキは日本風の所作がすごく板についている ヤンキーバガボンド すごい声~~~ この会場は木製でよく響くのでもう~ すごいです。 高く美しいリリックテノールの声です 蝶々さんが来る 華やかな柄の打ち掛け 頭は日本髪に結っている 年は15歳 お菓子を食べる年頃だ うれしそうなピンカートン 父親の自殺の部分はカット シャープレスが帰る ボンゾはステージには登場せず声だけ 蝶々さんを慰めるピンカートン ここで休憩 第2幕 ピンカートンが母国に帰ってから3年たった。 ある晴れた日に 山鳥が求婚に来る このヤマドリさんもまるで江戸時代のいいところのだんなさんという所作がすばらしい。 蝶々さんはお金をおしつけられるが投げ捨てる 五郎がそれを拾うと山鳥に扇子ではたかれる(笑) シャープレスがピンカートンの手紙を持ってくる 蝶々さんのあまりの喜びぶりにピンカートンは手紙の続きを読めなくなってしまう ここの演技がまるで本当の少女のようですごい。 ここから私はぐいぐいお話しに引き込まれていった。 シャープレスは蝶々に言う。 帰ってこなかったらどうしますか? ヤマドリさんの求婚を受けた方がいい 蝶々の表情が一変する。 認めたくない現実。 もう彼は帰ってこないのだ でも抗う 彼女はシャープレスをじゃけんに帰らせる そして息子を連れてくる この子がもう~~~すごく可愛いのです この子供がシャープレスに手を差し伸べた瞬間 もう涙が止まらなくなってしまった。 シャープレスは必ずピンカートンに子供のことを伝えると約束して帰っていく スズキがものかげにいた五郎を引っ張り出す 五郎は子供のことを悪く言う 船の号砲 蝶々が歌う もう涙々です。 庭の花を摘んで! 家の中に花弁を散らす 坊やにお化粧をする そしてずっと蝶々は立ったまま一晩ピンカートンを待ち続ける 第2部 夜が明ける 寝ていた子供とスズキの横でまんじりともせずに蝶々さんが立っている 蝶々さんは奥に引っ込む するとピンカートンとシャープレス、ケイトがくる スズキはお嬢様の小さな希望が砕け散ったことを悟る ピンカートンは動揺を隠せない ピンカートンは何も耳に入らず部屋の畳の上の花弁を掬っている。 シャープレスの歌がまた泣かせる ピンカートンは去っていく ケイトにものかげに隠れるようシャープレスは言う 蝶々さんが走り出てきてピンカートンを探す ケイトが庭に出てくる 凍りつく蝶々さん 蝶々さんはスズキを質問攻めにする もういらっしゃらないのね もういらっしゃいません ケイトは子供を引き取りたいと申し出る 半時したらピンカートンが来るようにと言い渡す シャープレスとケイトは去る 蝶々さんはスズキを去らせる まさに自害しようとした瞬間に ママ~~!と子供が叫んで走ってくる 抱きしめる 子供を遊びにやる 蝶々さんは短刀で自害する しもてのそでからピンカートンが叫ぶ 蝶々さーーん! 蝶々さーーん! ピンカートンの声を聴きながら蝶々は絶命する 暗転 *** プッチーニはやはり素晴らしい! そう感じさせてくれるすばらしい公演だった 外国人だけが演じる時の蝶々夫人に感じる違和感 それがまったくなかった。 華やかで煌めくような美しい音楽。 音楽そのものがもうドラマだ。それがプッチーニマジック 強い花の匂いにむせるように私たちはその中にどっぷりつかった。 ありがとうございました。お疲れさまでした! Naoko Muramatsu as Cio-Cio San in Madama Butterfly at Saitama Arts Theatre, 31 Aug. 2014
蝶々夫人役の村松尚子さん Photo:©Shevaibra, courtesy of Ms. Muramatsu お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月02日 22時04分10秒
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