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カテゴリ:BALLET
National Ballet of Japan, NNTT Raymonda 2020/2021 SEASON OPERA PALACE, NNTT 5 Jun - 13 Jun, 2021 ( 5 Performances ) Music by: Alexander GLAZUNOV Choreography by: Marius PETIPA Production by: MAKI Asami Set and Costume Designer: Luisa SPINATELLI Lighting Designer: SAWADA Yuji Conductor: Alexei BAKLAN Orchestra: Tokyo Philharmonic Orchestra 12 June 14:00 Raymonda: KIMURA Yuri Jean de Brienne: IZAWA Shun Abderachman: HAYAMI Shogo 新国立劇場バレエ「ライモンダ」 振付】マリウス・プティパ 改訂振付・演出】牧 阿佐美 音楽】アレクサンドル・グラズノフ 美術・衣裳】ルイザ・スピナテッリ 照明】沢田祐二 2021年6月12日(土)14:00 ライモンダ:木村優里 ジャン・ド・ブリエンヌ:井澤 駿 アブデラクマン(アブデラフマン):速水渉悟 指揮:アレクセイ・バクラン 東フィル *** 久しぶりのガッツリ古典バレエ、楽しんだ。 いわゆるバレエ・ブラン 白いバレエだ。 荘厳な宮廷絵巻 一糸乱れぬ群舞 日本人だけでこれだけ出来るとはもう時代が違いますね。 ライモンダはグラズノフだが 東フィルの音楽がすばらしい! グラズノフがこんなに生きてるなんて。 この指揮者は当たり。すばらしかった。 オーケストラのソリストも皆神演奏。 コンマスのヴァイオリン ホルン、ハープ、フルート、トランペット すべて圧巻! 主役のライモンダは前回のコッペリアの配信でスワニルダが最高だった木村優里さん。 コミカルな演技力を封印し、 別人のように深窓の姫君になりきっていた。 ジャンは井澤 駿さんで生で拝見するのは初めて。 ジャンプがすばらしく、白の王子がぴったりのノーブルさとセクシーな魅力を持って居る。 アブデラフマン速水渉悟さんがとても魅力的だった。ピルエットは4回転仕様で正確なダンス 切れ味もいい。 *** ※内容にふれますのでご注意ください。 プロローグ ジャンとライモンダの別れ。アブデラーマンもそこにいる。 これは付け足したシーンらしい。まあ蛇足感ある。 第1幕 宮廷 ドリ伯爵夫人のパレス ハンガリー王も来臨 ライモンダ登場 白のチュチュだったかな ここで登場シーンで見えを切るシーンがあるので、拍手ならプロローグではなくここでお願いします。 ライモンダは舞台に斜めに置かれた白い花をひとつずつ拾っていく。計4輪。 ローズ・アダージョのようなイメージ ライモンダの表情はオーロラの子供っぽさではなく優雅な深窓の姫君を意識したもの。笑顔は最後までない。 宮廷の人たちのダンスはマクミランのロミジュリの貴族の踊りをほうふつとさせるもの。 ミックスされている振り付けのイメージ アブデラフマンが貢物を持って登場 アブデラフマンは黒く長いマントを翻している 強い目線でライモンダを見つめる。 アブデラフマンはライモンダに近づき手を取り口づけしようとする。 ライモンダは手を引っ込める アブデラフマンは宝石を渡そうとする 要りません それではと子供の奴隷を二人、押しやる ライモンダは眠りに落ちる しもての椅子に腰かけてリュートを奏でる クレメンス、ヘンリエット、ベランジェ、ベルナールが踊る ジャンが夢の中に現れる 夢の場は圧巻だった! コールドバレエがすばらしかった。 緑基調の衣装で 動きがぴったり揃っていて夢のよう バレエ・ブランの究極の美 幽玄の世界へ誘う。 音楽の美しさと相俟って涙が出てくる。 GPDD(グラン・パドドゥ)の変則的な形式で 一番難しいシーンがここで展開される アダージョ ジャンは空中でうつぶせに寝ているようなライモンダを高々と頭上に掲げながら後ずさりして登場する。 ライモンダはそのままトウで下に降りる ライモンダは優雅の極みのポール・ド・ブラ 2人のソリストのダンスがある 第1ヴァリ(渡辺与布)、第2ヴァリ(廣田奈々)、すばらしい ライモンダのソロ ヴァイオリンソロはコンサートマスターが立って弾く。 ヴァイオリン演奏もすばらしい! ライモンダはピルエット2回、パッセ 優雅に踊ることに注力している コーダ ジャンのグランジュテのマネージュ、ジャンプが高い! しかもこのマネージュ延々と何周も回るのだ ライモンダはピケピルエット+シェネで斜めに舞台を横切る コールドバレエが全員ピケピルエットしながらマネージュ! これはすごい!さすが新国立劇場バレエ団! 休憩 第2幕 ドリ夫人邸の中庭 アブデラフマンが皆を楽しませようと連れてきたダンサーたち サラセン人の踊り 男性ダンサーが女性ダンサーを抱えたままぐるりと側転のように空中で回るのがおもしろい。これは難しそう。 スペイン人の踊り(寺田亜沙子、木下嘉人) こういうディベルティスマンのシーンで全幕を通じて見ている役の人がまったく演技をしないのはなぜなのだろう。 人形ではないのだからきちんと演技をしてほしいです。 ライモンダとアブデラフマン、クレメンス、ヘンリエット、ベランジェ、ベルナールのパドシス、 これがすばらしかった。 いやいやと、表情を曇らせ、アブデラーマンに顔を背けながら踊るライモンダがツボ ライモンダのソロ シェネだけのマネージュという驚異的な技巧に客席がわく。 クレメンス(廣川みくり)、ヘンリエット(五月女 遥)、ベランジェ(浜崎恵二朗)、ベルナール(中島瑞生)のソロもある。 アブデラフマンのソロ すばらしい! ジャンプが主体のもの 体のラインも美しい ピルエットは余裕で完璧に4回転を回る。まったくぶれない。 コーダ風に全員が踊り始め ライモンダを取り囲むアブデラーマンの手下たち。 ライモンダは4人の男たちに抱えられ、アブデラーマンが抱き上げて連れ去ろうとする そこにやってきたのは! ジャン。 ジャンはマント、帯刀 アブデラフマンに決闘を申し込む ジャンが投げた白い手袋をアブデラーマンが拾ったと思うと後ろに放り投げる その手袋をはっしと受け止める手下 おもしろい しかしアブデラフマンはジャンに頭部に渾身の一撃をくらって あっさり絶命してしまいます。 ジャンは遺骸を運び出せと命じます ライモンダは恐怖に震えています。 ジャンとポーズ マエストロがオケピを去るときホルン奏者にめっちゃ指揮棒で拍手していて微笑ましかった。 休憩 第3幕 いよいよ第3幕です ライモンダと言えば第3幕だけ上演されることも多いほど この幕が有名。 ディベルティスマン チャルダーシュ(トウシューズではない民俗舞踊) マズルカ(女性6人のパドシス)(トウシューズではない民俗舞踊) グランパクラシック(男女8人ずつのカップル) 彼らはほぼ主役と同じダンスを踊るのだ。すごい豪華感マックス。 ヴァリエーション(ソロ)(池田理沙子) 可愛らしく、正確ですばらしい パドカトル(4人の男性ダンサー)(中家正博、原健太、浜崎恵二朗 中島瑞生) すばらしい パドトロワ(3人の女性ダンサー)(中島春菜、廣田奈々、横山柊子) GPDDは1幕の夢の場でやっているのでここは一部だった ジャンのソロ マネージュ 高くスピーディで圧巻。 ピルエットは最後4回転 ライモンダのソロ 有名な手をぱしっと打ち鳴らしパドブレのオンパレードのソロ ライモンダと言えばこれ、というぐらい有名 体を斜めにして背中を見せるポーズが実に優雅! ロマンティックバレエの優雅さの極みのシーンです 後半はパッセ コーダ ライモンダのパッセの連続のソロ ジャン フィナーレ お疲れ様でした。 優雅な古典バレエの美の極致を堪能しました! ありがとうございます。 Related articles 2012年02月08日 ボリショイ ライモンダBolshoi Ballet Japan Tour 2012 "RAYMONDA" 2009年01月31日 ライモンダ レニングラード国立バレエ 2005年7月23日(土) ABT「ライモンダ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月13日 08時57分49秒
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