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テーマ:洋楽(3286)
カテゴリ:XTC
それまでガンガンレコードを買ってきたので、どのタイミングでCDに切り替えるかの見極め…というか自分の中で気持ちの踏ん切りをつけるのが難しかったです。 意を決して夏に地元で短期のバイトをやり、最終日に現金4万5千円を手にすると、そのまんま電気屋に直行、ピッタリ4万5千円のCDデッキを購入しました。 とりあえず元々持ってた実家のオーディオコンポに接続したものの、肝心の聴くべきCDを持っておらず、その日は独りむなしく電源を入れたり消したり、イジェクトボタンを押したりして遊びました。(苦笑) そして、そのデッキを持って都内の下宿先に戻り、いざディスク・ユニオンへ。 当時、国内盤の新品CDは元々3200円もしたため、中古でもそんなに安くはなかったですね。確か2400円くらいが相場だったような記憶があります。 まだそんなに中古CD自体出回っていませんでしたが、運良くXTCのベスト盤を見つけました。タイトルもストレイトに『THE COMPACT XTC』。 私、基本的にオリジナルアルバム至上主義で、レコード時代はベスト盤は絶対買わなかったんです。手っ取り早く有名な曲だけ聴ける便利さが安易で大嫌いでした。 でも、このXTCのベストはいくつかの点で自分なりに納得し、ゲットしました。 その理由の第一は、XTCの正規盤は当然レコードで全部持ってたケド、XTCをCDで聴きたかったってコト。そこでCDでのみ発売されたこのアルバムに食指が動いたんです。 今みたいにレコードで持ってるアルバムをCDで買い直すなんてコトはこの頃はまだしてませんでしたから。 二つ目はこのベストはCDであるという利点を最大限に活かしていたコト。 今では当たり前ですが、レコードでは1枚に18曲も収録するなんて不可能でしたからね。コレには当時のXTCのシングルA面曲がほぼすべて網羅されてるんです。ホントに画期的でした。 そして三つ目。CDの欠点さえも逆手に取ったジャケが秀逸だったコト。 レコード派にとってのCDに対する不信感の一つはジャケが小さいコトなんです。コレ意外と重要。せっかくのオリジナルジャケのインパクトが、小さいとどうしたって弱まっちゃいますから。 でも、このベストはわざと窮屈そうなデザインにして、コンパクトさを強調。かえって中身が凝縮されてる感が強まりました。すばらしいアイデア! で、コレを買った時は当然CDはコレしか持っていなかったため、コレばっかりひたすら聴き続けました。 ま、そんな理由から、CD時代が到来した当時の思い出の1枚です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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