Apple Air Tag を購入してみた
先日、車で出かけた際、出先で小銭入れが見当たらないことに気づいて、大いに焦った。というのも、小銭入れにはカードや保険証を入れているだけでなく、縁に自分で穴をあけて、自宅のカギも一緒に持ち歩いているからだ。小銭入れがないということは、道中、どこかに落としたか、あるいは自宅に置き忘れてきた(=施錠を忘れてきた)かのどれかだ。慌ててカミサンにLINEで連絡をとろうとしたが、外出中のカミサンもすぐにはわからないとのこと。不安な気持ちを抱えたまま、クルマを走らせて自宅に戻った。(出先で用事を済ませる間中も、ずっと上の空だった。)はたして、小銭入れは玄関に置いたままだった。玄関の施錠を忘れることなどめったにないことなのだが、この日は、娘と一緒に出掛けたので、後から出てきた娘が施錠をし、そのため私は小銭入れを持ち合わせていないことに気づかなかったようだまったくもって反省しきりである。このところすっかり油断していて、小銭入れには健康保険証やクレジットカードなども入れっぱなしにしていた。紛失していたら、実に面倒くさいことになるところだった。とはいえ、私も年々物忘れが酷くなってきているのも事実だ。せめてもの対策として、ネットでアップルの「Air Tag」を3つ購入することにした。届いた現物は写真のようなもので、意外に大きい。給電はボタン電池で、1年ぐらいは保つらしい。思いのほか嵩張る上、アイフォンでしか使えず、位置情報の精度もわりとアバウトらしいが、今回のようなケースには効果を発揮してくれることと願いたい。ひとつは、キーホルダーに入れて小銭入れにつけ、もうひとつは裸のまま財布に入れることにした。最後のひとつは、とりあえず車のキーにつけたが、邪魔にならなければカメラのストラップにでもつけたいとも思っている。ところで、これって他にも使い道がありそうな気がする。たとえば、高齢の実家の母親にプレゼントして、キーホルダー代わりに家のカギにつけてもらうとか(出かけた際に位置情報を把握できる)。地方在住の息子と荷物のやりとりをするときに、荷物の中に忍ばせて追跡するとか。過大な期待は禁物かもしれないが、せっかくなので、いろいろ試してみようと思う。