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カテゴリ:zhuoziのぼやき
中国の大学で日本語を専攻している中国人とチャットしてて、聞かれました。
李 「霊感って言葉、“幽霊が見える”とか意外にも意味はある?」 私 「んー、あまり使わないなぁ。」 李 「じゃ、“霊感がひらめく”って変ですか?」 私 「そうは使わないなぁ。“霊感が強い”とか“あの人は霊感がある”とか言うよ。」 李 「でも、辞書にはインスピレーションの意味があるって書いてます。例題で“霊感がひらめく”ってのってるよ。」 私 「…?」 確かに私も辞書見たらインスピレーションは書いてたけど、実際インスピレーションの意味で使うことって少ないように思うんだけど…。その場合、直感って言う方が多い。 でも!“霊感がひらめく”は言った事無いし聞いた事ないな~。これって正しい日本語ですか? もう一つ。 李 「“鰯の缶詰”って知ってる?」 私 「知ってるよ~。鰯の油漬けの事でしょ?サーディーンとも言うよね!」 李 「それじゃないよ!“窮屈な状態”の意味です。」 私 「え…?ことわざなの??」 李 「そう。ちゃんと学校で習いましたよ。」 聞いた事ありますか?? 私だけが知らないのか??っと、焦り気味にネットで調べたり友達に聞いたりしたけど、やっぱり誰も知らない。 どんなテキスト使ってるんだぁ~?と愕然としつつも、日本人が知らない言葉を一生懸命勉強してきたって事?…と悲しげにため息をつく彼女を見てたらそんな事も言えず、ただそんなに気を落とさないで…と言って励ました。 私たちが学校で習ってきた英語でも、実際使ってないっていうフレーズとかあっただろうし、海外で学ばれている日本語もそういうのはもちろんあると思う。 誰がテキスト作ったのか知らないけど…。 私は正しく通じる日本語を教えたいって思うし、学んで欲しい。 でも日本語としてはそういう言い方が本来あったとしても、実際日常で使わないって言葉もありますよね。 さっきのように辞書にのってるのに…っていうような。 そういうのは説明が難しい。 独断で、使わないから忘れて、なんて言えないし。 母語を外国人に教えるって、ホントに難しい!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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