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2007.05.06
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カテゴリ:スポーツ
日本高等学校野球連盟の田名部和裕参事は先日、会見を開き学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度使用校は376校で、当該部員は7971人になったと発表し、
「コミュニケーションが不十分だったということは、あらためて強く思いました。名簿を見ながら甲子園を沸かしてくれたチーム、選手の顔が浮かびました。寝られませんでした」
と、ポケットからハンカチを出し涙を拭いながら声を震わせて発表するというパフォーマンスを打った。
何を白々しい。この田名部参事は改革を断行してきた良識派として名高い人らしいが、本当に知らなかったのだろうか?
特待生制度の詳細は分からなくとも、優遇があるのは日本国民の成人であれば大概が知っている常識。これは、そこら辺のおばちゃんだろうと、そこら辺のお姉さんだろうと学生野球にまず関わりのない人でも常識として知っている事項。
これに、高校野球のトップが、全く知らなかったとはあまりにも白々しいとしか言えない。それも、厳格な改革派の顔を演出しているとは、余計性質が悪い厚顔無恥さ。
昨年の夏の甲子園から「ハンカチ王子」が流行ったからと言って、厳粛な会見にてハンカチを周到に用意し「ハンカチ王子」ならぬ「ハンカチ参事」を演じ共感を招こうとしているようにしか見えない姿は憤りすら感じる。
この白々しいニュースを見るにつけ思い出されるのは、渡邉恒雄 読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆、読売巨人軍代表取締役会長こと「ナベツネ」の意見が全く聞かれないという不思議である。
日本の野球で金と言えば、読売巨人軍。有無を言わさぬ日本一の金満球団。
現に2004年8月に当時・明治大学生で当時のアマチュアNO.1ピッチャーであった現・東北楽天ゴールデンイーグルス所属の一場靖弘投手への裏金問題で当時・読売巨人軍のオーナーだったナベツネは辞任。しかし、世間の常識としては天文学的にかけ離れた短い期間で巨人軍の公職(読売巨人軍会長)にたった一年弱で、あろうことか復帰。
日本の野球界で段突の金権体質の権化である読売巨人軍の絶対君主であるナベツネは、今回の専大北上高に単を発した金銭授受の問題を、一番知り一番実行してきた組織のトップなのであるから、将来の日本野球界の為にも発言するべき。
ナベツネは皆さん、どういう人かお知りでしょうか?
2004年のプロ野球再編問題でストライキまで発展した、日本プロ野球界選手会会長の古田敦也の身を挺してファンや選手のためにした行動に対して、
「たかが選手が」
と罵ったお爺さんという印象が世間では強いでしょうが、それだけではありません。
読売巨人軍などのごく一部の金持ち球団だけが優位になるドラフト制度やFA(フリーエージェント)制度をごり押しで採用させようと、
「反対するなら脱退して新リーグを結成することも辞さない」
と、強要したお爺ちゃんという印象も強いでしょう。しかし、これだけではありません。
2002年のシーズンに、あまりにも時代遅れで選手を代表する松井秀喜の反対もありながら読売巨人軍のビジターのユニフォームの胸のロゴを、「TOKYO」から「YOMIURI」に有無を言わさず変えたお爺ちゃんという印象も強いでしょう。でも、まだまだこれだけではありません。
ナベツネこと渡邉恒雄は1926(大正15)年、東京・杉並に生まれた。現在、80歳。少年時代から学業優秀であったが、中学入試で挫折し第四希望の高校に入学する事なり屈折していく事になる。高校は編入し、そこで盟友となる同い年の氏家齊一郎 日本テレビ放送網代表取締役取締役会議長、日本民間放送連盟名誉会長、読売新聞グループ本社相談役と出会う事となる。
そして、東京帝國大学(現・東京大学)に氏家と共に入学。戦後すぐは、戦争への反発から天皇制への反発が一番強かった時代だったがナベツネはその波に乗り、氏家と共に日本共産党に入る。
しかし、理想とのギャップを感じ、組織批判を繰り返していたところ仲間や後輩から裏切られ除名。この事件をきっかけにナベツネの冷酷すぎるリアリストが形成されたのではないかと言われている。
卒業後、中央公論社への入社を希望するも果たせず、意中ではない讀賣新聞に入社する。現在は、公称では朝日新聞や毎日新聞を凌ぐトップの位置に君臨する讀賣新聞であるが、ナベツネの入社当時は朝日新聞や毎日新聞の後塵を配する三番目の位置に停滞する新聞社であった。
共産党時代に裏切られた経験から、権謀術数への絶大なる信奉となり、トップになるための戦略を考えた上で、讀賣新聞の位置は絶好であった。それを冷静に判断したナベツネは、入社するとその能力を如何なく発揮していく。
ナベツネは中年キラーという能力を携え、政界に食い込んでいった。
鳩山一郎 元総理大臣と大野伴睦 元衆院議長を皮切りに、活きの良い若手であった中曽根康弘 元総理大臣を先物買いし勝利の基盤作りへと着々とコネクションを築いていった。
そして、「戦後最強のフィクサー」児玉誉士夫とも大野関連で知り合うこととなり、従順を現し、能力をアピールして容易に食い込んでいった。
このころから、一記者の枠を完全に逸脱した行動が目立っていく。
総裁選に口出しし、その推移を権謀術数で攪乱。
戦後の日韓条約交渉では、記者としての能力を如何なく発揮し児玉の手先となり暗躍。
九頭竜ダム建設補償問題(ダム建設に伴い福井県和泉村の500戸の住居が水没する事で生じる補償問題)は、児玉の手先となり調停に動いた。
その後、児玉との仲を恐れた讀賣新聞内部からナベツネは粛清を何度も加えられるが、不死鳥の如く甦り、反対に粛清の嵐を敢行し、徐々に恐怖政治でイエスマンだけを配置するようになっていく。
そして、実弟を送り込み「西の岩波書店」と評価の高かった弘文堂書店を制圧し、一気に潰してしまう暴挙にも出ていった。
また、讀賣新聞の存在意義の生命線であった「社会部王国」と言われた社会的弱者を助けて権力・権威の不正濫用を糾弾してきた大阪社会部の黒田清が率い、大谷昭宏などの反体制記者が綺羅星の如く在籍した「黒田軍団」を筆頭に、献血行政を総転換させた本田靖春などの豪腕反体制記者などが多数存在した東京社会部などのリベラルな軍団を総粛清。
批判精神が生きる術のジャーナリズムの現場に、恐怖政治により批判を全て封じ込める事に成功した。
それ以降の讀賣新聞は、保守化して全く面白みがなくなった。
前後して大手町の国有地払い下げ問題では、ナベツネが率先して時の総理大臣・佐藤栄作に恫喝と懐柔を繰り返し奪取に成功。
また、盟友の中曽根が念願の総理大臣に就任。中曽根の力を背景に、組閣にも多大なる力を発揮する政界のキングメーカーの地位も獲得した。
そして、ついに讀賣新聞グループのドンの最上位に狙いを定め、その地位に君臨していた務臺光雄(1896-1991。享年95歳)を今まで鍛えた権謀術数を余すところなく発揮し、マッチポンプによりライバルを蹴落とし、務臺の心をキャッチ。
務臺の死後に、讀賣新聞グループの最高位である本社代表取締役会長に就いた。
ただ、恐怖政治だけでナベツネは持ち味がない。務臺は昭和の初期まで1ブロック紙に過ぎなかった読売新聞を全国紙にまで押し上げた「販売の神様」としてのカリスマ性があった。しかし、ナベツネは権力の浮遊で立身出世をしたのが露骨な男。ジャーナリストとしての評価も著しく低い。
そのため、ナベツネは強引な「押し紙(新聞社→販売店という厳格な主従関係を悪どく利用し、新聞社の勝手なノルマのために大量の売れ残りが残り、その捌き切れるはずのない新聞代金を新聞社に強制的に払い続けなければいけない。これには、絶対に拒否できないからくりがある。販売店には、新聞社に従わなければ契約解除の脅しがかかっているのである。契約は販売店にとっては死活問題なので断る事はできない仕組みとなっている。)」により、世界一の公称発行部数の1003万部(2006年上半期平均値)を達成しているのである。
話は脱線してしてしまったが、ナベツネなどの拝金主義&権力主義の権化は、選手やファンや将来の業界発展など微塵も考えていない。
だから、今までの数多すぎる過ちは問わないからせめて老害である事を理解して早く身を引いてもらいたい。
今回も、被害を被ったのは弱い立場の選手やファンのみ。
その根本原因は、臆病すぎる日本のマスコミの及び腰。
書かなければいけない事実を書かないのは、ジャーナリストでは死刑に相当する罪。
ジャーナリストの存在意義は、正義感。
日本のマスコミには、全く正義感を感じない。
正義感は、弱いものを助け、強いものの横暴を監視し打倒する事。
しかし、日本のマスコミは従属して強いものの横暴を知っていても書かない臆病な存在意義のない人ばかり。
まだ、まともなのは新聞ではなく雑誌ジャーナリズムだけ。
大手新聞は総じて最悪である。日本の大新聞は権力の大本営発表に成り下がった。
またも、日本のマスコミ批判となったが、ナベツネをのさばらせたのは日本の臆病なマスコミ。
日本のマスコミよ国民の見方に立って、やりたい放題で弱い者虐めを繰り返す「老害」ナベツネをせめて打倒してみろよ。
そうしたら、少しは認めてやるから。
今回も、頬を涙で濡らし、一生を後悔に苛まれる人が多数いるはず。
これ以上、犠牲者は出すべきではない。
この随筆が、誰か一人でもどこかで目に入り、日本の臆病なマスコミ連中の心に響く事を期待したい。














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Last updated  2007.05.07 00:06:48
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