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タケノウチでございます。
どこまで冷静かつ客観的な書き方が出来るかどうかわかりませんが、とりあえず行きます。 昨日、電話が急に不通になってしまいました。 カウンターを動かして電話線をたぐったりしていましたら、大量のホコリが。 ホコリ…見てしまいましたから、それは掃除しますわねぇ。 タケノウチ持ち込みのスティック型掃除機で掃除しました。 使い終わった掃除機を、 大社長(祖父)のいつも座っているイス(売り物)のそばに置きました。 1ヶ月前までそこ(社長のイスのそば)が掃除機の定位置でした。 最近は2階で掃除機を使っていましたので2階の隅に置いておいたのですが、 今回、定位置に戻した訳です。 そして今日。 社長が出社。 そのイスに座って… 横を見て… 社長「これ何ぞ?」 タケノウチ「掃除機だよ」 社「掃除機なんぞ要らん。どっかやっとけ!」 タ「(思わずムッとしてしまって)要らんってどういうことよ?」「掃除しちゃいけないっての?」 社「そういうこと言うとるんじゃない…注:ここから論点が変わります最近やけに反抗的だな。オレの言うことが聞けんのなら出て行ってヨソ行って仕事せい!」 タ「……(無言で自腹で買ったイスやPOPや掃除機をかたづけ始める)」 先日までそこが定位置であった掃除機を忘れるような方を相手にマジギレしてはいけないのはわかっています。 ただ、「出て行け」と言われたときに、 「出て行きます」と言って念願の一人暮らしを始めた向田邦子さんの随筆の一節を瞬時に思い出したのです。 ![]() 向田邦子著「父の詫び状」より 先日、ある尊敬する方より指摘を受けました。 「問題が小さい」 と。 全くその通りです。恥ずかしい限りです。更にその方は、 「他の人間をあげつらう前に、君は自分の仕事をきちんと全うしているのか?」 とも。 悩みました。自分の仕事って何なのだろう、と。本当に悩みました。何のために仕事をし、何のために生きているのだろうか、と。 自分の仕事、って何だろう…? 結局こたえは出ませんでした。 こたえが出なかったことも、悔しかった。情けなかった。 そして毎日こうしてお店に立ってはいるのですが、 何も発言してはいけない 何もしてはいけない 何も表明してはならない 何の意見もしてはならない 自分の主張をしてはならない だから数年ガマンしろ(そうしていればいずれは社長の座はお前に廻ってくるのだから)。と、若社長(おじ)に厳しく言いつけられているのです。 「何かしたくても、何も出来ない状況なのです」 親しくさせていただいている皆様には近況としてこうお話ししていると思いますが、 本当に、つらいのです。 笑われてしまうほど問題は小さく、なおかつ自分が選んできた道の現況なのですが。 しかし、 タケノウチからすれば生き地獄そのものです。 悩むことに疲れて、 私の存在そのものを消してしまいたくなる。 何のために商売をしているのか。 何のためにタケノウチは世にあるのか。 先述の大社長からの売り言葉、買おうかな、と思っています。 流浪。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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