小待宵草は待宵草の仲間ですが、茎は立ち上がらずに地面を這うように伸びています。
葉がギザギザで、他のマツヨイグサの仲間とはだいぶ様子が違います。
葉は浪状なのですが、花はマツヨイグサのようによれよれではなく、皺なくきれいに広がっているのが対照的ですね。
ハート形の花弁が4枚に、4つに分かれた雌しべがこの種の特徴でしょう。
マツヨイグサは、よく月見草と呼ばれます。
太宰治の「富士には月見草がよく似合う」もマツヨイグサのことだそうです。
子供の頃によく遊んだ空き地にマツヨイグサがたくさん生えていて、夕方薄暗くなると次々開花して行くのをよく眺めたものです。
マツヨイグサが開いたら、家に帰らないとね・・・
何だか懐かしい気持ちになる花です。
ごく最近まで、待宵草を月見草だと思っていました。
【写真】
コマツヨイグサ(小待宵草) アカバナ科
浜辺などに多いようですが、こちらにも咲いています。
茎が地を這うマツヨイグサは、まず間違いなくコマツヨイグサだそうなので、これも間違いないと思います。
アカバナ科の花はどれもよく似ていますね。
花の大きさは3cmくらいで、「小」と名前は付きますが先日載せた
ヒナマツヨイグサに比べるとだいぶ大きいです。
カメラ機種名 Canon EOS Kiss Digital N
撮影日時 2007/06/09 17:53:28
Tv 1/100
Av 5.6
ISO感度 200
レンズ EF-S 60mm MACRO
さて、関東地方もいよいよ梅雨入りが見えてきたようですね。
今度梅雨前線が北上したら入梅でしょう。
しばらくは思うように写真も撮れない季節です。
元々花の少ない時期なので、利根川上流のダムの貯水率並みに写真のネタ切れが心配になってきました。
せめて週に一度くらいはカメラ持って出掛けたいと思います。
今年は空梅雨に夏は猛暑の予想みたいですが、どうなるんでしょう。