10月14日の山陰本線気動車三昧も、いよいよ最後の1本になりました。
サンライズ出雲に乗車するため、19時前に出雲市駅に着いていなくてはなりません。
益田駅から出雲市行きの選択肢は・・
1.混んでいても乗り継ぎのいい特急スーパーおき4号に乗る。
2.安上がりに各駅停車2本を乗り継ぐ。但し2時間50分かかる。
3.1時間半待って始発の特急スーパーまつかぜ12号に乗る。
山陰本線益田駅(キハ187) posted by (C)たけぽ
で、私の判断は・・
1.缶入りじゃないコーヒーが飲みたい。
2.とにかく窓際の席を確保したい。
3.スーパーおきなら出雲市着4時半だが、出雲大社見物には厳しい時間。
ということで、16:09益田駅始発のスーパーまつかぜ12号に乗ることにしました。
所要時間は1時間44分、各駅停車より1時間以上短いです。
しかもこの区間は自由席特急料金が割安で、出雲市まで130kmで1260円。
これなら特急で行くしかないでしょう。
喫茶店を探そうと途中下車すると、益田駅終着のスーパーまつかぜ3号が到着する時間のようなので、線路脇で1枚撮っておきました。(上の写真)
この列車が、折り返しでスーパーまつかぜ12号になります。
その後駅前の喫茶店でコーヒーを飲みつつ、ここまでに撮った写真のチェックをしました。
心配していたシグマレンズのAFは、どうやらちゃんと合焦しているようで一安心。
駅に戻っても、まだまだ時間があるのでホームに入って待つことにしました。
山陰本線益田駅(キハ187) posted by (C)たけぽ
ホームの端っこでスタンバイしてます。
今度はヘッドマークがちゃんと写りました。
山陰本線益田駅(キハ187) posted by (C)たけぽ
車体の脇には島根県の花である「ボタン」があしらわれていました。
さて、たった2両編成の小さな特急の一体どこがスーパーなのか。
ひとつは搭載されているエンジンが強力で、450馬力のエンジンが1両に2基搭載されています。
下関から乗り継いだ各駅停車は330馬力が1基ですから、3倍近いパワーということになります。
益田駅を発車すると、5段変速をこまめにシフトアップして、ぐんぐん加速していきます。
なるほど、これはディーゼルカーらしからぬ加速感・・・
もう一つは振り子型といわれる構造で、車体をぐぐっと傾けてカーブを駆け抜けます。
山陰本線(益田~浜田間) posted by (C)たけぽ
写真が傾いているのは、車体が傾いているから!?
これも慣れるまでは不思議な感覚です。
秋の陽はつるべ落とし、どんどん暗くなって行きます。
浜田、江津、大田と停車し、自由席はかなりの乗車率になりました。
何しろ自由席は2両編成の1両だけですからね・・指定席より料金が1000円安いし。
この列車、確かに速いんですが、快適かというとちょっと?マークが付くかも。
ひとつは加速時のエンジン音が大きくて、トンネルの中で加速するとかなり音がこもります。
もう一つは、変速ショックがかなり大きいこと。
特に1速から2速はドスンというくらいの衝撃を感じることがありました。
とまぁ、そういう点も楽しみつつ、若干遅れて出雲市駅に到着。
あたりはすっかり真っ暗です。
山陰本線出雲市駅(キハ126) posted by (C)たけぽ
各駅停車を乗り継いでいたら、これで出雲市に着いていたはず。
この列車はここまで乗ってきた特急の兄弟車で、同じ450馬力のエンジンと変速機を載せています。
但し、エンジンは1台だけですけど。
さて、東京行きのサンライズ出雲の発車まであと1時間、途中下車して駅弁その他購入しておきましょう。
サンライズ出雲は食堂車も車内販売もないので、予め必要なものは買い込んでおかなくてはいけませんから。
(次回に続く)
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