変わった名前の植物ですね。
花序が吸盤の付いた蛸の足のように見えるのでこの名前があるとか。
ただし、この蛸は逆立ちをしていますけど。
狭山丘陵のよく訪れる湿地の一角に、きれいな草紅葉が見えます。
何だろう・・背が高い植物のようだけど・・
近くに行ってみたら何とタコノアシでした。
この植物にはまったくもって不覚をとりました。
実は9月に、この場所に白い花を付けた背の高い植物があるのを見ていたんです。
場所柄、ソクズかななんてろくに確認もせず、迂闊だったとしか言いようがありません。
今年は草紅葉しか見られなかったので、来年は必ず花の写真を載せます。
【写真】
タコノアシ(蛸の足) タコノアシ科
従来の新エングラー体系ではユキノシタ科だそうですが、ここではAPG分類体系のタコノアシ科としておきます。
ベンケイソウ科とする記載も見かけました。
草紅葉も変わってますが、花もなかなかの個性派のようです。
ああ~、花が見たかったな~!
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2009/10/24 15:11:30
Tv 1/125
Av 5.6
ISO感度 640
レンズ EF70-200mm f/4L IS USM
焦点距離 155.0 mm
環境省レッドデータブック2007:準絶滅危惧
埼玉県レッドデータブック2005:絶滅危惧IB類
このタコノアシ、もともとこの湿地に生育していましたが姿を消してしまい、シードバンクから復活させたものだそうです。
つまり、「埋土種子」というやつ。
少し前に載せた
タカアザミも、休耕田を掘り返したら埋土種子が発芽したものだそうです。
どうやら今年からのようで、来年もまた姿を見せてくれるか見守りたいと思います。