むこうぶち3 1回目
うは!いきなりのサプライズ!DVDをケースからはずしたら、そこに秀さんの写真が!Vシネの香りがプンプン漂って来る。こういう松田さんもエエのお~♪さてさて…。こりゃー、麻雀知らない人にはちょっと厳しいかもなー。ゲームの流れを読んだり読み違えたりするところにドラマがあるから、このおじさんは今何をやろうとしているんだか、カイの何が凄いんだか分かりにくい。とにかく、プロローグからカイは異常に強いって事だけは分かった。淡々と涼しい顔して慇懃無礼で、なんかギャンブラーって感じがしないな、この人。及川奈央ちゃんダントツで綺麗。高級クラブってこういう雰囲気なのかな。行った事無いからわかんないけど、なんだか妙にリアルな感じがする。おっ?この見覚えのある顎のライン、鼻のラインは…。来た来た松田さん!いや秀さんだ!何でこんな所にSWAT隊員が?と一瞬思ってしまった。(^^;この人は、コレが本業なのか、それとも麻雀の方が本業なのか。しっかし、牌をさばく手の仕草がホントに綺麗だ。第一関節が柔らかく反るからしなやかに見えるんだな。ちょっぴりアブナイ視線を画面に投げかけずにはいられないゼ。松田さんの手が好きー♪って人にはお薦めですな、これ。また、卓上を見る目が綺麗だねー。落としがちの視線から、相手の顔色を伺ってちょっと上目遣いになるとことか、自分の手持ちの牌を観る横顔とか、たまりませんよ。松田さんの目が好きー♪って人にもお薦めだな、これ。そんでもって、秀さんの独白がまたイイ!専門用語バリバリの解説は親切なんだか不親切なんだか。(笑)けど、あのエエ声で滑らかに、「赤ウーピンからパーソー、ローソー、チーマン…インシャンテンでうんたらかんたら…」と言われると、めくるめく不思議世界へといざなわれるようではないか。ははぁ、プロはそうやって相手の手を読んでるものなのね、凄いな秀さん。渋く相手を小バカにして、ヤな奴だ♪松田さんの声が好きー♪って人にもお薦めですよ、これ。この段階で始まってから20分ちょっと。この後カイといっぺんやって負けて、リベンジに燃えるんでしょ?いいねいいねー、このDVDは当たりだぞ。全般的に表情がくるくる変わっていくのが面白かったな。裏表のある表情の使い分けとか、面白い。あえてふざけた態度を取ってみたりして、腹の底を見せないやり方としてはカイとは全く間逆だ。それがカイに負けた一戦からガラッと豹変して、勝負に勝つことに一転集中する。ヤバそうな性格はそのままに、雰囲気をこうまで変えて、尚且つ別人に見えない。松田さんは作品ごとで全く変わっちゃう人だけど、一つの作品の中ではやっぱり一人なんだよねぇ。ドラマは7割方秀さんが握ってると言っても過言ではない。けどそれは、カイの尋常ではない強さ、得体の知れなさ、存在感の大きさがあってこそだもんね。秀さんがあの手この手でこの強大な敵に挑む姿がドラマチックで見ごたえがあった。カイの存在はゴルゴ13に似てるって言われてたけど、ホントそんな感じだわ。どんな風に殺られるか、のドラマだ。キレキャラと言われて、「具体的にどうなん?」と思ったけど、松田さんの言うキレキャラとはこれか!と分かりましたよ。それに、この系統のキャラ、松田さんも久しぶりってBlogに書いてたくらいだから、レアかもしれない。色んな松田賢二を知ってもらうには良い一枚だと思う。さて、今度は一時停止して牌の確認しながら観てみよう。