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テーマ:吹奏楽(3409)
カテゴリ:レッスンの話
息のスピードばかり考えてきたのでちょっと目先をかえて【良い音】について考えます。2/10に作ったフリーページの転載です(既にお読みいただいた方にはスミマセン)
私は生徒に良く「良い音で吹きなさい」と指導します。そして「良い音は全ての技術に繋がっている」と教えています。 私の考えでは「良い音」=「正しい吹き方」=高音・タンギング・耐久性等々へ繋がってゆくと考えているからです。 「良い音」はアパチュア・力加減(語弊があるかも知れませんが)・息の量・その他をバランス良く満たせたときに初めて出るものだと考えます。 たとえば、タンギングを上手にするコツを考えてみてください。力を抜いてきれいに息を流すことがタンギングのコツだと思いますが、それはそのまま「良い音」を出すコツと全て重なるのです。 ハイトーンのコツもバテないコツも全て同様だと思います。 他の項の投稿で問題提起のあった「良い音とは何か」について少し書きたいと思います。 「良い音」というのは、聴く人(奏者)それぞれが感じる「良い」であって、絶対的なものがある訳ではありません。しかし私が教える生徒たち(多数が中高生)の中には明らかに「悪い音」を出す生徒も少なくありません。最終的にはそれぞれの好みの音に近づいて行くことになると思いますが、発展途上の子供たちに対して教える側の責任として良し悪しの判断を示さなければならない場合も少なくないのです。 絶対的な「良い音」など無い(または知らない)にも関わらず、判断をしなければならない心苦しさは当然私にもあります。しかし万人に認めてもらえる「良い音」に少しでも近づくための練習を怠らず、自分の信ずる「良い音」を生徒に聞かせる努力を続けることが、自分の知ったかぶりに対する免罪符なればと思いつつ精進を重ねています。<<2005/02/10 フリーページ>> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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