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小出裕章先生 たね蒔きジャーナルの発言記録

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恐怖のタヌキ野郎

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Oct 12, 2013
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 永岡です、ラジオフォーラム、今週は社会活動家の湯浅誠さんの司会で放送されました。今日のトラは冥府魔道の日でありました(野球に興味のない方毎度すみません(泣))。
 先週はゲストとして湯浅さん、日本の民主主義を語られましたが、今回はハト派の政治家、元自民党総裁、河野洋平さんのお話がありました。河野さん、自民の重鎮で、衆院議長もされて、今年6月に河野さんの雑誌インタビューがあり、衆参のねじれは今の状況では解消すべきでない、衆院で一党が圧倒的な多数のとき、参院もそうなると、チェックが効かなくなる、ねじれは相手の言い分を考えることになると言われ、互いが話し合い合意点を見つけて、より良い第3の道になると言うのです。それで、河野さん、76年に新自由クラブを作り、94年の自社さ政権の際の自民党総裁で、大きな政治の変動の渦中に折られた、河野さんの見た光景を聞くのです。河野さんの事務所に湯浅さん9月19日に行き収録し、そのお話です。
 まず、2009年の民主党政権の成立について河野さんのコメント、苦い思いがあり、新自由クラブ時代に西岡氏が幹事長、河野さんが代表で国民の支持を得て、その間に路線問題で代表と幹事長が対立して自壊。自民が基盤政党の時代に自民がだらしなく行動した、自民が覚醒したら我々の仕事は終わったというのが西岡氏の主張、河野さんは、国民に選択肢を与えるものとして、自民党と社会党だけでなく、もう一つの選択肢を作るとして、路線が対立し、西岡氏新自由クラブを去った。河野さんも自民に戻り、河野さんの主張は間違っていなかった、国民に選択肢を与え続けるべきと思い、自民に戻り、自民が下野し、社会党と組む、自民の上に立ち仕事をして、内心忸怩たるものがある。河野さんの最近の心境、日本の政治がパワーポリティクスになり、力で何かをやることそれが認められている、これだけ衆参両院で絶対多数を取った自民が何でも出来、決められる政治が大事と言うが、民主主義=多数決ほど単純ではない、合意をどうするかが民主主義であり、絶対多数で決める理屈にだまされてはいけない。
官邸に権力を集中する(官邸主導)のは、政党の存在がだらしなく、健康的な状況ではないのです。湯浅さん、機械的な多数決は民主主義には最悪で、合意形成が必要で国会がいる。多数決ならボタンを押せば良いというのはおかしい、危惧する。それに賛同する国民が多いのも心配と言われ、多元的な価値観の形成、リベラルのことについて聞くと、河野さん、父親が政治家で、家族で話し合う時間はなかった。母、姉と3人残され、その中で父は自分の生活態度を河野さんに教訓として言い、男が家で晩飯を食べたらいけない、本を読むのも大事だが外で人の話を聞け、早く家に帰ってはいけない、外でいろいろな人と食事しろと言った。ある意味、教訓になり、人の話を聞くのは大事と、耳学問で、自分の栄養を取ってきた。いろいろな人に会い、河野さん早稲田を出ているのに、雄弁会には関係なく、しゃべるより聞くほうが好きであったのです。湯浅さん、えらそうなことはなく対等であったと言われました。

 小出裕章ジャーナル、小出先生のお話。今日のテーマは汚染水漏れの危険性で、これをレベル3と規制委が判断し、この危険度について改めて小出先生から説明すると、まず汚染水問題は今始まったのではなく、深刻さもレベル3ではない、レベル7の事故の2011年3月から始まり、レベル7の事故は今も続いていると認識して欲しいのです。レベル3の評価はタンク一つから300トンの汚染水が漏れたことに対するもので、1リットル当たり8000万ベクレルの放射性物質(ストロンチウム90)があり、つまり総量は24兆!ベクレル、広島・長崎の原爆が撒き散らしたストロンチウムの数分の一、タンク一つからそれだけで、広島とそれほど変わらないものが地下に漏れた、猛烈に深刻で、今起きたのではなく、2年半もれ続けているのが深刻なのです。つまり、1日300トンなら、2年半で原爆数百発分!のものストロンチウムが漏れているのです。海で薄まるかについて、心配すべき放射性物質はストロンチウム、セシウムは30年経たないと半分にならず、それを一度海に流したら、一方で薄まり、一方で海にて生物が濃縮するのです。
 海から取れるもので基準値を超えるものは出ていないが、小出先生の見解は、汚染水は2011年3月から漏れて敷地の地面に汚染水が染み込み、土に浸かりながら(土は放射性物質を捕捉しやすい)少しずつ海に流れる。タンクから漏れた放射性物質が全部海に出るのではなく、福島の敷地が放射能の沼のような状態である。そこから少しずつ海に流れてしまう。海のものを注意すべき期間は、セシウム、ストロンチウムも30年経って半分になるので、60年経ってやっと1/4、90年でも1/10にならない(泣)。小出先生は放射能を処分するにはもともとの汚染の1/1000の濃度まで下げないといけない=半減期の10倍、300年後まで汚染・被爆が懸念されるのです。つまり2300年まで続くのです(泣)。事態は、それだけ深刻なのです。以上、今週の小出先生のお話でした。

 再び河野さんと湯浅さんの対談、雑誌・生活と自治の6月号のインタビューから、参院選について河野さん、政治の選択も自分の意見でしたいというとき、今政界にいたらどうかと河野さん悩む(笑)。その悩みとは、どの党・誰の主張に共感するか、どこにも共感できる主張がない。さらに困るのは選挙制度が小選挙区制で、自民、民主に一つの主張しかマニフェストに出ない、これに従わないと公認されず、自民、民主、革新の中も共感できる人はたくさんいるのに、その人の主張は具体化されず、表面に出ないのが困る。選挙制度を変えないといけない。選挙制度に河野さんも責任があり、お詫びをしながら言うが、少数の意見が反映されない、51%の声が通り、49%は死に票で意見は反映されない。それを救うのは比例代表性なのに、比例を併設して、重複立候補の惜敗率で救われて、救われるのは小選挙区の人、純粋に比例で出た人は救われない。さらに、議員定数削減は比例を削減するというが、死に票を救う方法が分からず減らしやすいものをやるのは絶望的なのです。小選挙区制は2大政党制を目指したものの、自民の派閥内で擬似政権交代が中選挙区制であったことへの異議があったのに、小選挙区制で政権をとった民主党も擬似政権交代を、自民の派閥たらいまわしと同じのをやった。今の議員で中選挙区制を経験した人は1割くらい、この制度がいいのかと、変えることにしか望みはないが、その望みはあるのです。
 右中間と左中間が空いており、他方決めたほうが勝ちとの見方もあり、それは生活者に合っていない。ハト派リベラル、リベラル保守というものもあり、中間で(右ではなく)幅を持った人が顕在化すると日本の政治にいいと湯浅さん言われて、河野さんは政治の中で注目されるのは、日本社会は概ね健全な穏健主義に基づき、それは保守といわれることもあり、自民はかって唯一の保守で全部を守備範囲にしており、その中に様々な主張があり自民にはいろいろな意見(左派的、右派的)があったのに、最近はいろいろ。かつては左寄りの人も自民の総裁選にいたのに、みんなで右を向いてしまい、ライト寄り、全部ファウル、一人くらいレフト、センターに行っても良いのに右になってしまった。日本が自信を失い、中国、韓国の台頭もあり、神経を高ぶらせ、過激に自民がなり、それが内向きの過激さ。去年は世界中で選挙があり、選挙になるとどの国も票のために内向きになる、世界中そうであり、ナショナリズムが台頭し、それが日本にも影響した。今の状況だと、政治、政党にあまり期待できない。自壊作用を待つしかない。それが起こったら、新しい動きになるのか、それが大事で、最近は官邸、政治の中枢と財界、一部メディアが組み、原子力村、防衛族、利害関係がもたれあいが深くて壊すのは大変、それにメディアが絡むと困る。アメリカも軍産複合体が強く、しかし抵抗力が政治・政党にありバランスしているが、日本では原子力村への抵抗力がなく、簡単ではないが、そういうものに負けない議員を市民が育てないと、議員もそれに答えて一筋で行く必要があるのです。私たちに出来るのは政治家を育てることで、そのためにはいろいろな条件、障害があり、難しい。しかし官邸の前に大勢が集まり原発反対デモをやるのは新しい動きであり、ただ問題は迎合して現れる輩が出るのは残念。原発、軍縮、いろいろなテーマで、ポケットに手を突っ込んでもダメ、汗をかかないといけないのです。湯浅さん、市民が政治家を育てられたらということ、政治不信で育てるのは困難であり、しかし私たちの社会は政治家を投票で選び、政権交代は選挙は徳川の世襲とは異なる、有権者・主権者が自身で社会を良くしないと政治も良くならない、私たち自身の行動が政治、日本の将来につながると、河野さんのメッセージを取られました。

 ラジオのたね、夜間中学の先生で、課題を社会に発信しておられる草京子さんのお話がありました。夜間中学は、1947年に義務教育が6年→9年になり、戦災孤児、経済的理由で学校に行けない子供が数十万人いて、そういう人に夜なら仕事が終わってから勉強する、今の時代での高齢者の人が多く、差別、貧困で学校にいけなかった在日の人もいるが、今はいろいろな人がいて、中国残留孤児、養護学校が普及していなかった時期に障害で学校に行けなかった人、難民、不登校などの人に必要なのです。草さん、全国夜間中学校研究会を作り、15歳を越えた人に教育を保障する法律はなく、これを何とかしたい。義務教育と、教育充実で法案を作り、義務教育を受けられなかった人に教育の保障をするのです。この番組のリスナーに関心を持って欲しいのは、夜間中学はあまり知られず(就学率100%)、その中で読み書き、日本語の分からない人への関心と理解をもってほしい。こういうことは当事者が声を上げにくく、教育に携わる人が夜間中学に関心を持ち、アンテナを立てて敏感に知ってほしいのです。想像力と関心を持って気づいて欲しいのです。以上、草さんのお話でした。
 全国夜間中学校研究会のホームページは、http://zenyachu.sakura.ne.jp/です。

 今週のラジオフォーラム、湯浅さん、社会に課題があり、身を引き締めていかないといけないと言われました。今週のラジオフォーラムは以上でした。







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Last updated  Oct 12, 2013 06:03:56 PM
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