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テーマ:旅行業界ってどんな所?(266)
カテゴリ:バスガイド裏話と旅行記
おととい、ポインセチアさんに 「よっぽど好きでないと出来ない仕事ですねえ」 と、コメントをいただいた。 ふと、読み返してみる。 う~~~~ん・・・たしかに・・・・ このままではいけないので、弁解をさせていただくことにします。 結局は、あたしはガイドを辞めた人間だけれど、 バスガイドの仕事は大好きでした。 同じ乗務員なのに、空の上のスチュワーデスさんばかりがもてはやされる 世の中だけれど、バスガイドのほうがうんと大変でスゴイ仕事だ!! そんな張り合う相手を間違った誇りを胸に、頑張っていました。 大変なことももちろんたくさんありました。 ドライバー関係の話しかり、バスが壊れたり、お客さんが脱いだり・・・ (あ、やべ。また余計なこと書いちゃった) でも、やってよかった、心からそう思える仕事だったのです。 「いろんなところへ行ける」「人と接する仕事がしたい」 志望動機は単純明解。 まさしく、希望通りの仕事内容でした。 案内をするための勉強はもちろん大変です。 朝も早いときは午前4時半に出勤、 夜も、10時を回る事だって少なくはありませんでした。 観光シーズンになると、連日の乗務、休みも1ヶ月に3日とか。 勉強のプレッシャーと睡眠不足と戦いながら、 体力勝負の仕事であることには違いありません。 けれど、マイクを持って、お客さんと過ごす1日ないし2日間は、 ほとんどが楽しいものでした。 忘れられない初乗務。 ろくに案内も出来ないあたしに暖かく接してくれたお客さん達。 涙をぽろぽろ流しながらお別れの挨拶をしました。 初乗務以外でも、短い時間でも お客さんと心を通わすことが出来ると、 泣き虫なあたしはやっぱり泣いてしまっていました。 一緒にとった写真を、後から会社に送っていただいた時の喜びは たとえようがありません。 その時の手紙は、今でも宝物です。 20歳の小娘が、全国津々浦々の景勝地、観光地、 温泉を巡りまくることができたのも、この仕事ならではの特権。 各地の名物料理は、おおよそ食べました。 (飛行機を乗るようなところは点添乗員になってからですが) 自分ではなかなかお金を出して泊まることができないであろう高級旅館も 数え切れないほど宿泊。 温泉旅館のお料理なんて、当時は「食べ飽きたね~」と 言えるほどでした。 観光地は、基本的に乗務員はフリーパス。 美術館でも博物館でも、ロープウェイでも鍾乳洞でもどこでも。 遊園地でも、乗り物乗り放題のところも少なくありませんでした。 「知らなきゃ案内できないじゃんね~」です。 息を飲むような素晴らしい景色にも、何度も感動したものです。 山の美しさ 紅葉の眩しさ 夕日の沈む海に浮かぶ島々 絶景の夜景。 たとえようもないほど澄み切った滝の水 温泉の贅沢さ 人の暖かさ・・・ これら全てが、バスガイド時代に教わったことです。 まだまだ、数え上げればきりがないです。 ガイド時代時代に出会った友人達も、同じ困難を乗り越えてきた 大切な同士。 研修旅行は楽しい思い出ばかりです。 修学旅行が何度もあったようなもので、 観光地は自由行動、みんなでわいわい騒ぎながら回りました。 草津の研修では、浅間山にみんなでのぼり、西の河原を散策。 温泉がいくつもある伊豆の旅館では 全裸に浴衣で旅館中を走り回り、お湯めぐり。 南紀勝浦では、露天風呂にオッサンが間違って入ってきた←いい思い出? 寮に泊まってお好み焼きパーティー、怪談話大会もしたなあ。 思い出の写真は膨大な量です。 バスガイドと言う仕事をすることによって、 本当に良い経験をさせてもらったなあ、と心から思っているのです。 しんどいけど、素晴らしい仕事なんですよ♪ 誤解は解けましたか? っていうか、そもそもあたしのせいですね。すみません。 全国のバスガイドの皆さん、ごめんなさい。 ↓↓投票して下さると嬉しいです↓↓ 人気blogランキング ↓こちらもポチっとお願いします↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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