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テーマ:映画レビュー(889)
カテゴリ:映画 タ行
『ダブルビジョン』を観ました
道教の“ダブルビジョン≪双瞳≫”伝説をモチーフにした驚愕のサイコ・スリラーです >>『ダブル・ビジョン』関連 原題:DOUBLE VISION/雙瞳 ジャンル:スリラー・サスペンス 製作:2002年・香港=台湾=アメリカ 上映時間:109分 監督:チェン・クォフー 出演:レオン・カーフェイ 、デヴィッド・モース 、レネ・リウ 、レオン・ダイ 、ヤン・クイメイ 【ストーリー】 台北で、不可解な変死事件が連続するなか、アメリカ人神父が腹を裂かれ殺された。 台湾警察は、犯人像を分析するため、FBIのリクター捜査官(デヴィッド・モース)を招く。 リクターの通訳を任されたのは、国際課のホアン刑事(レオン・カーファイ)。 他の刑事たちに疎まれながら手がかりを探るうちに、2人は事件に古い道教の言い伝えが 関係していることを知る。 それは、両目にそれぞれ2つの瞳孔を持つ者が、5つの地獄を行った後に永遠の命を得る、 恐ろしい呪いの伝説だった…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 最近流行りの都市伝説、この映画も台湾を舞台に古代中国に伝わる 道教の“ダブルビジョン≪双瞳≫”が題材です。 両目にそれぞれ2つの瞳孔を持つ者が、道教の5つの地獄を 行った後に永遠の命を得るという恐ろしい呪いの伝説を基にストーリーが展開してます。 おっと、どこかで聞いた事があるような気がすると思ったら、 『セブン』もキリスト教の7つの大罪を題材にしてましたね。 『セブン』は、なんちゃって仏教徒の僕でもなんとなく理解できたけど、 今回の道教は始めからちんぷんかんぷん… 映画はグロテスクな出産シーンからスタート、 死産で生まれた赤ちゃんの瞳が二つあるんです うっすら開かれたひとつの目に2つの黒目が… 作り物みたいな感じはするんですが、やっぱり気持ち悪い そしてカメラの近づきすぎで、ますますギャー それから何年か後の台湾台北市で猟奇殺人事件が起こります。 大企業の社長がクーラーを切った状態の真夏の社長室で凍死(溺死?)。 ある議員の愛人が想像の火災での焼死体。 アメリカ人の神父は腹を割かれ、腸を洗われさらに元に戻して縫合された死体。 難解なこの事件の捜査協力にFBIからデヴィッド・モース演じるリクター捜査官が 応援にやってきます。 レオン・カーファイ演じるホアン刑事が英語が堪能ということで相棒役に。 ホアン刑事はトラウマを抱えていて美しい妻とかわいい娘がいながら 自宅に帰らず署で寝泊りしているという暗い&汗臭い男です。 というか、この映画自体が全体的に汗臭い みんな汗だくです! ホラーな涼しさを求めるにはこの作品は不向きです この2人の理解し合っていく姿を見守りつつ、事件の操作が続くのですが、 事件も難解、この映画も難解なんです。 結局いつ双子の片割れの少女がホアン刑事の家のクーラーの中に 菌を仕込んだんだとか、こんなにスゴイパワーがあるなら手下を 使わなくてもよかったんじゃ…とか、 中盤あたりから想像なのか、現実なのか区別がつかなくなって よく分からないまま終わりました。 「え~っ」って思っている僕に追い討ちの 「愛あれば、死なず」なんて ファンタジーチックなお言葉で〆… 思わず、失笑が… 愛があっても死ぬときは死ぬよ…と思う僕なのでした。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.02 19:33:57
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