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テーマ:映画館で観た映画(8581)
カテゴリ:アルファベットで始まる映画
『JUNO/ジュノ』を観ました
>>『JUNO/ジュノ』関連 原題:JUNO ジャンル:コメディ/ドラマ/青春 上映時間:96分 製作国:2007年・アメリカ 監督: ジェイソン・ライトマン 出演: エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー 【ストーリー】 ごく普通の16歳の高校生、ジュノ。 同級生のポーリーと興味本位でしたただ1度のセックスで、思いがけず妊娠をしてしまう。 動揺しつつも気丈に振る舞うジュノは、親友のリアと“父親”のポーリーに妊娠を報告すると、 両親には内緒で中絶することを決意する。 ところが、病院を目の前にして気持ちが揺らいだジュノは、中絶の道を諦めることに。 方針を転換して、赤ちゃんを産んでから養子に出すことにしたジュノは、リアと一緒に 里親探しを始めるが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を そのつもり。 ジュノ16歳。いちばん大人。 デビュー作の今作でアカデミー賞脚本賞を受賞した元ストリッパーの脚本家ディアブロ・コディの他にも アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞にもノミネートされ話題になった作品です 一見よくある普通のストーリーで、ティーンエージャーの妊娠、中絶、養子縁組などの 暗くなりがちなテーマを多く含んだ話なのですが、 16歳で思いがけず妊娠してしまったジュノが、 悩みながらも周りの人に支えられ成長していく過程がユーモアたっぷりで 清清しく爽快な気分になります ラストの展開が予想を裏切る普通じゃない感じなのも良いんです ジュノや他のキャラクターが個性的で、交わされる言葉の数々が独特で、 ジョークや、音楽、ハンバーガーフォンなどの雑貨が効果的に 織り交ぜられているのも面白かったです 妊娠した事で周りが見えて成長できたジュノがポーリーの腕の中で見せた涙の表情と、 ジュノとの出会いと関わりで決断に至ったヴァネッサが初めて赤ちゃんを抱いたときに見せた 不安と喜びの入り混じった表情が印象的でした。 しかし、好きなものに囲まれていたくて、夢を諦めたくないというダメダメはマークの気持ちを ちょっと分かってしまうのは精神年齢の低い証、男の悲しい性でしょうか… 責任が持てないのに父親にはなれないって決断したその気持ちは、 本当の責任感がある証拠かもしれませんよとちょっとかばってあげたくなる僕なのでした 主人公のジュノを演じたエレン・ペイジは、個性的なジュノの役柄にピッタリでした。 早口でクールで個性的な言動と、毒々しいジョークが彼女らしさを引き立てていて 不思議な魅力が可愛らしい そんなジュノのお相手ポーリーを演じたマイケル・セラも、ジュノに押され気味で、 頼りなさげなところが等身大の少年ぽくて、2人は相性ピッタリです ジュノの義理の母を演じたアリソン・ジャネイがジュノのために超音波検査士を やり込めたシーンには気分爽快 ジュノの父親を演じたJ・K・シモンズが、悩める娘ジュノに対して愛情を示す会話も 胸にジーンと沁みました いや~、良い両親です ジェイソン・ライトマン監督の作品としては、『サンキュー・スモーキング』の方が好みでしたが、 この作品も実にアメリカらしい切り口が独特で面白く、前向きな主人公たちのおかげで 観ているこちらも前向きになれる映画でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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