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2008.11.02
テーマ：映画館で観た映画(8352)
カテゴリ：映画 ラ行
『レッドクリフ Part I』を観ました
 『Ｍ：Ｉ-２』、『フェイス／オフ』のジョン・ウー監督が、三国志の有名なエピソード “赤壁の戦い”を全２部作で描く歴史スペクタクル巨編の前編です   >>『レッドクリフ Part I』関連 原題： RED CLIFF 赤壁 ジャンル： 歴史劇／アクション／ドラマ 製作年・製作国： 2008年・アメリカ／中国／日本／台湾／韓国 上映時間： 145分 監督・製作・製作総指揮・脚本： ジョン・ウー 出演： トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン 【ストーリー】 西暦208年。 帝国を支配する曹操は、いよいよ劉備軍、孫権軍の征討に向け80万の大軍を率いて 南下を開始した。 最初の標的となった劉備軍はわずか２万。 撤退が遅れ、曹操軍に追いつかれてしまい全滅の危機に。 しかし、関羽と張飛の活躍でどうにか逃げ延びることに成功する。 軍師の孔明は、劉備に敵軍である孫権との同盟を進言、自ら孫権のもとへと向かう。 しかし、孫権軍では降伏論が大勢を占めており、孔明は若き皇帝孫権の説得に苦心する。 そんな時、孔明は孫権軍の重臣・魯粛の導きで、孫権が兄と慕う司令官・周瑜と 面会することに。 最初は互いに警戒心を抱いていたものの、次第に２人は相手への尊敬と信頼を深めていく。  ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です  ここから先はネタバレを含みます。 ご注意を 帝国が、襲ってくる。 信じる心、残っているか。 この映画は、多くの三国志ファンの方が注目していたと思いますが、 何を隠そう、少年時代にゲームで三国志にハマリ、 横山光輝の歴史漫画『三国志』を一気読みしちゃったくらい 英雄たちに魅せられた僕にとっても、待ち焦がれていた映画です 冒頭では、魏の君主 常に冷静で才能ある人物を見つけるのが上手く、 時に非情と評された曹操という男が漢の皇帝を威圧感たっぷりに言いくるめる 存在感たっぷりなシーン。 僕は曹操も好きなキャラクターなのですが、この映画では徹底的に悪役として 描かれちゃってます。 さらに、裏の目的が一人の女性を巡っての戦いなんて これまた男のロマン（？）を感じさせられるわけです  その曹操が率いる80万の軍勢が人徳で民に慕われた英雄 劉備軍に襲い掛かる 長坂の戦いでは、歩みの遅い民たちのために 劉備軍が誇る3人の猛将、趙雲、関羽、張飛が剣や槍を振り回し、 敵をバッサバッサとなぎ倒す、 見せ場に次ぐ、見せ場の連続でもう釘付けです  趙雲が逃げ遅れ敵に囲まれた劉備の息子 阿斗と玄徳夫人を助けに戻り、 一人で阿斗を背に、華麗に戦う姿にはもう痺れっぱなしです  個人的には、一騎当千の武勇と劉備への厚き忠義の心をつらぬく立派なおヒゲの男 関羽が好きなので、関羽が一人で多くの曹操軍相手に悠然と戦うシーンにも痺れました 曹操に「おっ、凄いヤツがいる」と知らしめて、後に赤兎馬が…って 思わせる粋なエピソードがさらに嬉しいわけです そして、追い込まれた劉備軍の中国史上最強の軍師と言われた諸葛亮孔明が 孫権軍の軍師 周瑜に同盟を持ちかけ、2つの忠義に厚い君主を持つ国同士が 連合軍となり、曹操を迎え撃とうと頑張っちゃうわけです  その諸葛亮孔明は、金城武が演じ、知性溢れ、凛々しく、常に扇をパタパタさせて 鳩まで乾かそうとする、ユーモアもある魅力的なキャラとして登場し、 トニー・レオンが演じる周瑜は、繊細で優しさもあり、音楽の才能も持ち、 水牛事件では兵士たちに対する想いの深さを見せたり、 絶世の美女で妻の小喬とは深い愛情で結ばれている、愛すべき魅力的な男に描かれ、 今までの僕のイメージとは違っていたので非常に印象的でした 小喬を演じたリン・チーリンがものすごく美しいこと、 孫権の妹 尚香を演じたヴィッキー・チャオがおてんばで可愛らしいところも見逃せないです  戦艦2000隻を率いて進軍してくると見せかけ、陸路で攻め入る曹操軍との対戦は、 男勝りの尚香が怖いもの知らずな良い仕事としてくれて、 土煙の中から現れる連合軍が、ピカッと大作戦と八卦の陣に あっけにとられ攻められない敵を面白いように倒しまくります  八卦の陣の凄さがイマイチ伝わりにくく、敵はなんで攻撃しないのかと、 突っ込みを入れたくもなるんですが、 またまた劉備軍が誇る3人の猛将や、日本から参加している中村獅童が演じる 甘興、 軍師の周瑜までが戦う見せ場が続くのでそんな事はどうでもよくなるくらい テンション上がってしまうのです そして、いよいよ赤壁の戦いへってところで今回は終わってしまうので ものすごくものすごく、続きが気になります  ジョン・ウー監督、来年の4月と言わず、もっと早く観せて下さい  そんなこんなでアクションが凄いのはもちろんの事、 諸葛亮孔明と周瑜などの男たちの友情、 忠義に生きた男たちの生き様に触れ、痺れっぱなしの145分でした ランキング参加中です。ポチっとしてくれたら感激です
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