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カテゴリ:映画 サ行
『幸せになるための27のドレス』を観ました
他人の結婚式を成功させることに情熱を燃やす万年“付添い人”のヒロインが、 自分の片思い相手の結婚式のために奔走するハメになるロマンチック・コメディーです >>『幸せになるための27のドレス』関連 原題: 27 DRESSES ジャンル: コメディ/ロマンス/ドラマ 製作年・製作国: 2008年・アメリカ 上映時間: 111分 監督: アン・フレッチャー 出演: キャサリン・ハイグル ジェームズ・マースデン エドワード・バーンズ 【ストーリー】 世話好きのジェーンは人の幸せばかりを気にかけ、いまや結婚式では花嫁付添い人のスペシャリスト。 クローゼットには花嫁付添い人として着たドレスが27着も。 ところが、そんな彼女も自分の恋には臆病で、片想いの上司ジョージにいつまでたっても 想いを告げられずにいた。 そんなある日、ジョージがジェーンのわがままな妹テスと出会って一目惚れ、 あっという間に結婚まで話が進んでしまうのだった。 ショックを隠して2人の結婚準備に奔走するジェーン。 一方、地元の新聞社で結婚式の記事を手掛ける記者ケビンは、そんなジェーンを取材しようと 執拗にアプローチを繰り返すのだったが…。 ここから先はネタバレを含みます。ご注意を 「プラダを着た悪魔」のスタッフが贈るあなたの物語。 『プラダを着た悪魔』の脚本家アライン・ブロッシュ・マッケンナによる 万年ブライズ・メイド(=花嫁付添い人)ばかりの 結婚式を夢見る乙女なヒロインが自らの幸せを掴み取るまでを描いた ロマンチックなコメディでありまして、 予測を裏切らないハートウォーミングな展開でほっこりさせてくれました。 クローゼットに27着のブライズメイドのドレスを隠し持つ主人公のジェーンには、 『グレイズ・アナトミー』『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のキャサリン・ハイグルでございます。 『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』では物怖じしない下ネタ万歳コメディで楽しませてくれましたが、 今回は乙女な魅力全開に、自分の事より他人の事を優先し、世話好きで、 ”NO”と言えない、アメリカ人とは思えない奥ゆかしいヒロインを好演であります。 職場のボスに長年恋焦がれるも、想いを伝えられない健気さ、 仕事以外は結婚式のブライズ・メイドの重複は当たり前。 そんな自分の現状に満足しているようにさえ見える可愛らしさがいいんですね。 そんなジェーンが美人でゴージャスでわがままな妹テスの登場で、 意中のボスまで奪われ、結婚式の記事を書くジャーナリスト ケビンに心かき乱され、 今までの自分に疑問を持ち始めるわけでありますね。 同僚にパンチを浴び、雨に打たれ、飲んで笑って「ベニーとジェッツ」を歌い踊り、 傷つき、ブチギレ、喧嘩して、少しずつお人よしの仮面を脱ぎ捨て、 自分の思いに素直に従う術を見に付けていくジェーンと、 詩的で美しい文章で結婚式の記事を書いているが、 実は皮肉屋で結婚式嫌いなジャーナリスト ケビンが 嫌味を言い合い、辛らつな事を言い合い、一歩も引かずにやりあいながら、 共通点に気づいていくという、なんともロマンチックな展開も良いです。 結婚式記事を書くジャーナリストには、『ヘアスプレー』『魔法にかけられて』のジェームズ・マースデン。 いつもヒロインを誰かに奪われる役が多いジェームズさんですが、今回は昇格ですね。 歌って踊って、矢継ぎ早な台詞回しと爽やかな笑顔で、女性ファンを釘付けにしてしまいそうでありました。 ジェーンの意中の人でボスのジョージには、『ワン・ミス・コール』のエドワード・バーンズが 動物にも環境にも優しい若き会社社長でありながら、 ジェーンの想いにだけ鈍感という残念さを披露し、 妹テスには、『ウォッチメン』のマリン・アッカーマンが これぞモデルだと言わんばかりのゴージャスさを醸し出し、 ジェーンの同僚で親友のケイシーを演じるジュディ・グリアが時に熱く、 時に冷静にジェーンを見守ってくれたりして いろいろと目が放せない濃いキャラクター揃いで楽しませてくれました。 27着のドレスをファッション・ショーしてくれたキャサリン・ハイグルも最高に可愛く、 さらにナイスな演出の光るラストも圧巻で、元気になる映画でありました。
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