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カテゴリ:【大阪】に関わる単語
もし、知り合いの中に“関西人”や“名古屋人”が居られるなら、是非とも次の質問を投げかけてやって欲しい。彼らは絶対に「嘘やわ~!」と言うだろう。そして「そんな事、ありえへん。死んでも無い」と言い切るに違いない。
その質問内容とは・・・ 「全国での喫茶店の数よりも、実は、不動産屋の店舗数の方が多いって知っていた?」 である。 俺も、最初に、この事実を突き付けられた時には、にわか信じる事が出来ずにいた。しかし、電話帳の登録件数実績表を見せ付けられ、はじめて信じたのであった。 逆に云うと、それほどにまで“関西”では【喫茶店】が生活の一部と化している証拠でもあるのだ。とはいえ、“名古屋人”ほどには生活に密着しては居ないのだが。 俺の地元“京橋”には、至る所に【喫茶店】が存在した。そして、その無数の店舗には、それぞれ顧客が居て、春になれば、選抜高校野球でトトカルチョ、夏になれば高校野球でトトカルチョ、秋になれば日本シリーズでトトカルチョ、冬になれば負けが積もったツケ払いの清算、俳句で云うところの季語よろしく、一年が四季に区分されている位に活気がある場所でもあったのだ。 そんな“関西・喫茶店事情”を語る俺だが、イキツケの喫茶店は、それほど多くない。小学生時分の時は“新京橋商店街”の国道一号を渡って少しいった右手にあった“純喫茶・凡”だ。ここでは有線のリクエストを頻繁にさせてもらった。 中学・高校のときは“国鉄・宝塚駅”から武庫川方面に歩き、阪急の駅と反対方向に進むと在る“喫茶YU” や“国鉄・三田駅”の近く“喫茶・はなや”“ミルキーウェイ”“利休”などがイキツケだった。理由は簡単。学生服のままでもヤンゴトナキ事が楽しめたりしたからだ。 社会人になってからは地元の大阪・都島“大東商店街”のアーケードを抜けたところに在る“きまぐれの小部屋”と名古屋では“コメダ珈琲”天白区近辺の各店舗だ。 しかし、関東に移り住んでからはイキツケの【喫茶店】が無い状態だ。たまに新宿に行ったりして疲れたら“ルノワール” にて休むのだが、イキツケなんかではない。それよりも、大体からして近所に【喫茶店】が無いのだ。 関東圏は近畿や中部地区に比べ、圧倒的に喫茶店の数が少ないのである。 スタバやドトールみたいな、ちょっと粋がった“カフェ”なら在るのだが、町の喫茶店っていうのが無いのだ。大阪や名古屋みたいに新聞や雑誌を広げ、コーヒーを飲みながらくつろぐ空間、もっと言えば肩肘張らずにのんびり出来る空間といえば良いのだろうか、そう云う雰囲気の【喫茶店】が無いのである。 「別に【喫茶店】が無くても日常の生活に不都合は発生しないのだから、いいじゃない!」と妻のshowcoolはノタマウのだが、そういう問題ではないのだ。 俺には子供が四人も居る。当然ながら「俺が休まる空間」すなわち「自室」は無い。子供達には各自あるのにも関わらず、だ。 だからこそ【喫茶店】の存在が唯一の憩いの場なのだ。それが無い関東での生活も10年になろうとしている。 そろそろイキツケを見付けるか、引越するかのどちらかを選択しなければ・・・と言いたいところだが、「アナタは【喫茶店】が、そんなに大切なのね?ならば【喫茶店】と結婚すればよかったのに!」などとshowcoolに言い返されるのが関の山なので、ぐっと我慢することにしよう。もう、オトナなんだしね・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/01/23 03:23:02 PM
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