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2011.05.18
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カテゴリ:親バカ日記
お隣の、93歳のおばあちゃんが亡くなった。

なにしろ93歳なので、耳は遠いし、話したこともすぐ忘れるし、

何回でも同じ話をするし、間は長いし、、、、、、

だったんだけど、私の大切な「おともだち」の一人でした。



ジロウが生まれて、本当に近くをちょっと散歩することしかできなかった頃でも、

おばあちゃんが「こっち来い」って手招きしてくれて、ジロウを抱いてくれて。

繰り返しになる世間話を何度も何度もしたのでした。



タロウやハナコが、いつの間にかお隣に上がりこんでいて

ソファの上で大騒ぎをしながら飛び跳ねているのを、

「ほう、ほう」と目を細めて見ていてくれたのも、おばあちゃん。



よそ様にご迷惑をかけてはならん!

みたいな肩の力も、おばあちゃんの前では無条件降伏状態で、

一気に楽になったのでした。



昨日、学校から帰って来たタロウにおばあちゃんの訃報の話をすると、

あのおばあちゃん大好きだったのに、さびしくなる……

と本当に悲しそうな顔で言ったので、お通夜が始まる前に、

タロウとハナコを連れて、お参りをさせてもらいました。

本当は、お通夜やお葬式、ということも経験させてやればいいんだけど、

ジロウのこともあって、それは出来なくて……お参りだけ。



ご近所の不幸に立ち合わせたのは、今回が初めてなのですが、

かわいがってくれたおばあちゃんの棺の枕元で、

タロウとハナコは、静かに手を合わせていました。

家に帰ってから、何か話したりはしなかったけど、

きっとタロウとハナコの心の中に、「なにか」が残ったと思う。



でも、考えてみれば、「死」を身近に感じる機会って、現代ではなかなか無いんだよね。

親族でもない子どもがお通夜や葬式に参列することは一般的ではないし、

平均寿命が延びた分、親族として出席する機会も減ってるし、

そもそも親族間の付き合いも希薄化しているし。

人の死に立ち会う回数が少ない、というのは良いことなのかもしれないけど、

なんだか貴重な機会を失っているような気もして、親として複雑です。



おばあちゃん、大切な機会を、ありがとう。







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Last updated  2011.05.18 13:03:07
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