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そもそも「損益計算書」のひな形が悪いのだと思うのですよ。 決算書には、「損益計算書」という財務諸表がある。 個人事業であれ、法人であれ、経営者であれば、必ずみたことはあると思います。 「損益計算書」のひな型は、上から「売上高」、「売上原価」、「販売費及び一般管理費」という順で並んでいる。 そして、末尾に「当期利益」といった感じとなる。 お客さんに会社の業績を説明する税理士(もちろん私も含めて)が上から順番に説明するから、いけないのですよ。 私が考えるに、「損益計算書」をひっくり返して、上から「販売費及び一般管理費」、「売上原価」、「売上高」という順に並べて、末尾は「当期利益」といった方が、よいと考えている。 従来通り、「売上高」を上にもってくると、売上金額で、経費をまかなっている・・・と読んでしまう。 でも、よ~く考えてみると、そうではない。 「売上高」は、作られるもの。 必要なお金を投資をして、その投資した金額以上のお金(=「売上」)を作る。 それが、「売上」ではないかと思うのです。 そんな考えを基に「損益計算書」を作り変えてみる。 1.販売費管理費 1000 2.売上原価 300 (経費合計) 1300 3.売上高 1500 当期利益 200 見慣れないから、何これ?という印象はあるけど、こうしておけば、「売上高」を得るために、どのように投資しているのかが、見えてくる。 もともと、売上が足らないから、欠損になる・・・という考えではなく、効率的な投資ができていないから、効率的な運用をしていないから、赤字になっているわけで、そこら辺が「損益計算書」を変形させるだけで、見えてこないかな?と考えたのです。 お客さんの数字を追っていくと、ものすごく感じるのです。 どこの中小企業もそうだけど、投資した・・・という意識がなく、なおかつ、自分でそれを運用しているという意識もない。 だから、支払ったお金がどれだけ「売上高」に貢献しているのか、「測定」することすら、していないところが多かったり・・・。 私は経営コンサルタントではないですけど、ホント、どうしてここにお金を使うのかなかな~と疑問を感じる支出が多かったりするの! 「経費」として投資し、その運用の結果として、「売上高」が作られる・・・という考えを頭に入れておけば、ヤバくなってきてから、「経費節減!」なんて叫ぶこともなくなる。 こうした考えを基にすると、「売上」を上げるには、「経費節減!」なんて言ってちゃいかんのです。 「売上」を上げるには、それに貢献する「経費」の増するしかない。 だから、効率的な投資をする・・・ということと同義ではありませんが、経費を削って、売上を上げる・・・ということはできないのです。 そういうのが分かっていないし、こちらも説明する能力に欠けているから、伝わらないのね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.21 12:50:27
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