いよいよ最終話です
ドラマ最終話では、
斉藤由貴と安達祐実、二人の対立場面の演技がよかったです
ノゾミを作った母とノゾミを産んだ母
遺伝病で自らの子供を諦めた女と
娘の遺伝子を操作して、遺伝病と息子の命を助けようとした女の対立場面に
自然妊娠して、子供の将来の心配もなく、生活の心配もなく、
ガンガン動いて、不規則な生活でストレスフルでも平気な女がいる意味は、
一人くらいどっちにも共感せずに、冷静に見られる人がいないと、
膠着⇒殺し合いになりそうだからだと理解しました
あれだけ非妊娠時と同じくらい動いて、平気だったら、
世の中の女性は楽に妊娠して、産休に入れるのになぁ
＜近森母＞
死にそうなアラタ
山原さんが連れ去ったノゾミ
近森父も自分の疾患を遺伝させないために、遺伝子操作に同意したのに
記者会見でノゾミはアラタのドナーとの爆弾発言
追い詰められた近森母は
「産んだ子をどうするかは私が決める」と言い切った！
まぁ、近森母の気持ちもわかるわ
目の前で死にそうな子供がいて、
その子を救えるのは新生児だけ
ドナーにしても、死ぬとは限らないし、他に治療法がないのに
子供を守るために頑張ってきた夫が、
いきなり目の前で、しかも公衆の面前で手のひらを返されたら
夫も敵！ なるよね
その上、人質交換に死にそうな子供を差し出せと言われたら、
自分が行くと言い出すよな
生まれた時から兄の命を救う使命を持たされたノゾミ
これって、第一子が障害児だった時に
その子の将来を面倒みるために兄弟を作る構図と同じですね
アラタにノゾミからの移植の話をしたら、
「ノゾミに血をくれていいか、きいてね」
あー、誰もノゾミの意志なんて考えてなかったと気が付かされた
みんな、自分の倫理観や必要性だけで、ノゾミを見ていたよなぁ
私も、新生児の意思なんて、思いもしなかった
とりあえずは未承認の治療法を試してみることでしのげそうですが、
いつかはノゾミにドナーになって欲しいと頼むこともあるでしょうね
意志表示できるようになったノゾミに対して、
両親がノゾミの意志を尊重できるかが、正念場ですね
＜山原＞
お父さんが近森父と同じ病気で、
自分もいつか発症するから、子供は持たない
でも、もしかしたら、遺伝していない卵子もあるかも。
だから、卵子を保存していたけれど、
これ以上、脅されないために破棄しちゃったしねぇ
自分と同じ病気遺伝子を持たない子供を作ろうとしたのは
その子の幸せのためになると思ったから
でも、救世主兄弟を作るつもりじゃなかった？
救世主兄弟の作成は、皆本先生のスタンドプレー？
新生児が大人しいのはともかくとして、
スリングに入れて全力疾走
人にぶつかっても、そのまま走る
子供を抱えたまま、刃物を振り回す
凄い演出するなぁと思っていたら、
スリングの中は人形だったんですね
山原さんも、善意で始めたことなのに、
ノゾミ誘拐と皆本先生の暴走でえらいことになっちゃいましたね
でも、山原さんがいなくても、同じことができるスキルを持った人は
世界中にいっぱいいると思う
病院に希望者が殺到したらしいし、皆本先生が言った通り、蓋を開けちゃった
＜皆本先生＞
警察に監視されてて、ビビってます
山原さんが全部やったと言いつつ、
世界発のゲノム編集、デザイナーベイビーは名誉と言った時点で、
「全部僕がやりました！」ってゲロってるよねー
崎山先生と須佐美先生は対立してて、ライバル関係だったけど、
死んで喜びはしない、ってところがわかってなかったのが残念
自分が賢いと思っている犯人ほど、喜んでペラペラ喋るって
相棒で言ってなかったっけな
皆本先生が蓋を開けたことで、生殖医療がどう変わるかな
もうゲノム編集なんて、とっくに某国あたりがやってそうなんだけど。
それ以上の、自分のパーツ取りをするためのクローン作製とかも。
＜速水＞
ほんと、誰もかれも、速水自身も、妊婦ってこと忘れてるよね
頼むし、産休寸前で走るなって
ノゾミを休ませるのと同様に、腹の子も休ませてあげて
立てこもり犯と交渉するときに、捜査班内で打ち合わせしないんだ
勝手に人質交換を申し出たり、それを近森夫妻に伝えるとか、
結果オーライだったからよかったものの、
上が、母親と身重を行かせるわけにいかないと言ったのは正論
妊婦と母親は違うからな～
女同士、母親同士、理解し合える、と言うなら
世の中に嫁姑問題は存在しないよ！
妊婦の前に捜査員というけど、妊婦の捜査員なんだよ？
破水したり、早産したら、それこそ大問題だわ
もし万が一の場合、速水が自ら望んだとか、
管理官が責任取るって言ったと言っても、
腹の子が死んだら、取り返しがつかないのになぁ
山原先生がリサイクルショップに立てこもった時に、
お腹が……とか言うから、ここで出産か！？と思ったのになぁ
監視カメラ越しに捜査員が出産を見届けるのかと、ドキドキした
観察に基づいた推測だけで、ノゾミがいないと判断して、
突入して、山原さんを乱暴に押したＳＩＴも……
もし本当にノゾミがいて、あの人形みたいに零れたら ｺﾜｯ
ちゃんと赤外線カメラで、スリングの中に生き物はいないとわかってたんだよね？
病院に入り込んで咎められて、産院の下見と答えたのは、冗談だよね？
今どき、妊娠発覚すぐに予約しないと、産む病院が見つからないよ
次の子はゲノム編集する？ ってのも冗談だよね？
そして、産休に入ったっつーに、呼び出す上司
警察官は労働基準法の除外規定の対象だけど、
産休まで返上させるなんて、怖いな、警察
＜須佐美先生＞
自ら渦中の栗を拾いに行った須佐美先生
崎山先生とは対立してたけど、死んでいいとまでは思ってなかったのに
目の前で皆本先生から白状されたら、頭に血が上ってしまいましたね
近森母に失礼な言葉を投げる記者に対して
本気で庇う発言をして、スッとしました
そして、「今は」ノゾミをドナーにすることはないけれど、
将来はどうなるかわからない
でも、ゲノム編集については、決めないといけないと須佐美先生
ゲノム編集を求めて、患者が殺到してるなんて、皮肉なことだ
＜神保さん＞
先週、速水のせいで飛ばされて、イーーーッ！と思ってたら、
立てこもり事件の経験を買われて、さっと呼び戻された
現場叩き上げの刑事って、神保さんのはまり役の一つだと思う
ま、一番好きなのは、やっぱり大河内監察官の神保さんですけどね
で、このドラマの筋書きが原作とかなり違うと聞いたので、
原作も読もうと、買ってきました
でも、それもドラマ化のために全面改稿したって本……
ドラマのノベライズになっていないことを祈る
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