テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:ゆみの一歩一歩<2005年のゆみ>
「いつも心が清らかなあなた。。。」とまた今日言われました。
ゆみちゃんの心は純粋。。。もう何度言われたかわからない。 女性からも、男性からも、ずっと言われ続けています。 私は、そういう表現をしてくださる方こそ、心が純粋だと思っています。 これは私の持論です。 ゆみの心をきれいだと思ってくれる人って、絶対その人も、 ご自分がきれいな心を持っているんです。。。 その持論は覆されてはいないけど・・・ やっぱり、ゆみのほうが純粋だったんだ。。。と悲しい思いをしたことが無くは無い。 人が、言ってることをころっと変えたりしたときや、確信犯的に、人を騙すことに 出くわしてしまう時には、ちょっと悲しくなってしまう。 そんな時、いい歳こいてゆみは未だに「おんおん」と泣く。。。 世の中の理不尽なことに対して、免疫機能が出来ていない。 この歳になってくると、「純粋だ」と言われるのは、バカだ、と言われるのと同じ、ってことにも 気づいてきた。 そしてその純粋ゆえの、馬鹿さ加減は、逆に罪だと、知らされることもある。 でもね、バカは死ななきゃ治らない、って言うでしょ。 ゆみの純粋も、死ぬまで続く気がするよ。。。 だって、治し方知らないんだから。。。 ゆみの純粋さって、自分でもわからないけれど、相当ひどいらしい。 母親に太鼓判を押されるほどの、筋金入りみたいだ。 二十歳の時に恋をして、ゆみはその恋を母親に饒舌に語っていた。 それは雲行きの怪しくない恋だったから、当然母親は、喜んで聞いてると思った。 そしたら彼女は言った。 「あなたって、そこまで心がきれいな子だったのね。 ママはあなたをそんな純粋な子に育てたとは思わなかったわ!」 えー?これにはゆみもびっくりした。自分の親にそう言われる子供って何? 母は言った。 「なんか先が思いやられるわねエ。人間は、そんな人ばっかりじゃないわよ。 もうちょっと賢くならないと。。。」 このときだ。ゆみに純粋=バカの烙印が押されたのは。。。 ところが間もなくゆみに保護者が出来たために、たぶんまた守られて そのまんまの路線で歩んできてしまった。 別に純粋でも不自由しなかったのだ。 自分よりだいぶ年下の人から、「あなたって可愛い人だね。」と言われてきた。 それって、バカだね、って言われてたのかもしれないけど、気にしなかった。 ゆみは、いつでも前向きでいたかったし、笑っていたかった。 辛いことや、苦労を前面に出して、同情されるのは、嫌だった。 自分が、前向きに生きてれば、素敵なことはどんどんやってくると信じていた。 その生き方は、人から僻まれる、という現象を多く生んだ。 「なぜゆみちゃんばっかり。。。」と言う声は、日常茶飯事聞こえていた。 ゆみはゆみで努力してるんだから関係ないや、と思っていたら、 一度、ものすごく痛い目にあった。 世の中、僻む人のパワーが結集した時には、ものすごいことをやらかすものだと知った。 週刊誌に「無いこと、無いこと」を書かれる芸能人の気持ちがわかった。 あること、無いことなんかじゃなく、完全に話は出来上がっていくのだった。 いつも、一人で強がってるゆみさんも、そのときばかりは、人の胸で泣いた。 外にも出たくないような心の傷だった。。。 そんな時、年上の友人が勧めてくれたのがボタニカルアートだった。 人に向うのではなく、無心に絵を描くこと、で心が救われると。。。 そして彼女は言った。 「同年代の同じ環境に人たちの中にいたら、あなたはいつも楽しそうに笑ってるから、 僻まれるでしょう。 でも、ボタニカルの生徒さんたちは、50代、60代の方たちなの。 その方たちと接してると、30代の自分なんて、どんなにまだ子供かがわかるよ。 そして、目の前しか見ないで、人と比べてることが、どんなにくだらないかを 教えてもらえるよ。」 私は彼女の言葉にすがるように、ボタニカルアートを始め、 その細密画を書くことにもはまっていったし、 人生半ばを過ぎて、穏やかに趣味を楽しんでるおじさま、おばさまたちから、 多くのことを学んで癒されていった。 私を救ってくれた彼女は、それから間もなく遠く九州の実家に帰って行ってしまったけれど、 忘れられない人生の転機にいてくれた人だ。 今の、自分の回りを考えてみても、ゆみをわかってくれる、 ゆみの純粋さを呆れたとしても、馬鹿にせず見守ってくれてる年上の女性に、 ずいぶんゆみは助けてもらってると思う。 そして、今日も話しこんだ親友は、年下だけれど、やっぱり長年の付き合いで、 ゆみちゃんの純粋さに、ほとほと手を焼きつつ、まあ悪い奴じゃないからと、諦めて 一緒にいてくれてるのかもしれない。 そういうありがたい存在の人に、支えられて生きてるのだと思う。 男の人を好きになるときも、必ず相手は純粋な人だ、とゆみは信じてる。 だってさ、ゆみが誰かを好きになるとき・・・その人は必ずゆみの心がきれいだ、 って言うんだ。。。 ゆみは開き直って最初から言うもん。 「ゆみの心がきれいだ、と言うのは、一番の口説き文句ですよ。 それでもあなたは、言いますか?」ってね。 ネ、言われたことある人いるでしょ。 そんなこというとさ、また 「だからゆみちゃんは、人に騙されるんだよ。そんなの男は誰だって言うさー。」 と言われるんだけど、 そんなこと無いよ。意外と言わないものだよ。 すごく仲良しの男の子や、男のお友達がいるけど、何年たったって 言わない人は言わない。 誰かを判断する基準に、そんな言葉が思い浮かばない人たちだっていっぱいいる。 でも、出会いのときに、「心がきれいなんだね。」と言う人は、 実は自分が、その心のきれいさゆえに、傷ついたことがある人なんだよ。 言っときますけど、男の人に騙された経験は無いと思っています!! あー、それこそバカだよ、と言われるのでしょうが、ゆみが好きになった人は、 みんなみんな純粋さゆえに苦しんでるような人たちで、 どっちかといえば不器用に生きてる人で、 たぶんそういう人じゃないと、お互いの琴線に触れないんだろうと思います。 だからね、あまりに二人が純粋なゆえにね、気持ちを深く追求しすぎて、 傷つけあう時も半端じゃないかもしれない。。。 ゆみをよく知る人が、 「ゆみちゃん、これ以上被害者を増やすのはやめときなさいよ。」 なんて言っています。他人事のように。 ・・・経験者は語る。。。 肝に銘じておこう。。。 たぶん純粋に突っ走ると、誰かが苦しくなるのかもしれない。。。 あーそうだった。「あまりにも純粋で重くなった」と言われたっけ。。。 純粋を絵に書いたような人に「ゆみちゃんは人を信じすぎで怖いよ。」 と言われたっけ。。。 仕方ないです。。。。 でもね、男の人のほうがもっと純粋なんだよ。 ゆみのほうが、さばさばしてて、傷つけたこともある。 長い長いお付き合いの大親友がいました。 小5でクラスが一緒になって、そこから知り合いで、中2から仲よくなって、 ゆみが恵比寿に出るまでずっと、心を通わせてくれた人。 その人に今は逢えなくなって二年半。 ずっと親友だったのに傷つけたのは、ゆみがイーネ・イーネに初めて行った日だった。。。。 今となっては仕方ない。 彼はゆみを、「お前はこの世で一番純粋な奴だ。」といつも言っていた。 「何があっても、そのままでいろよ。それがお前のいいところだからさ。」 と彼は最後に言った。 今、一番いてほしい、ゆみの独り立ちのこの二年半に、彼がいないのは、 ゆみが彼の純粋さを否定したからだし、 彼の方こそ純粋だったんだと、気づいてなかった情けなさだ。。。 彼は深く傷ついてた。。。。 「俺をわかってくれてると思ってたのに。。。。」と泣いてた。悔しそうに怒ってた。 そして逢わないだけじゃなく、音信不通の人となった。 すぐ逢えると思ったら、意外と長かった。まだ逢えてない。 二十歳の時に約束をしたのを、覚えているかと、最後に逢ったときにゆみは聞いた。 「ねエねエ、40歳になったら、逢うんだよね。」と。。。 二十歳のその子は言ったんだ。 「俺らさ、これから先、どんなことがあるかわかんない。 途中逢えなくなっちゃうかもしれないけどさ、 二人が40歳になったらさ、どこにいても、何してても、必ず 見つけ出して逢おうな。 そのとききっと、お互いに子供とかいて、悩み抱えてても、 相談する奴居ないかも知んないだろ。 だから必ず、逢って、助け合おうや。。。」 「かっこいい台詞だよね。本気でいい奴だよね。」とゆみが言ったら、 「バッカだなあ。そんなこと言って、碧かったなあ。。。 聞いてるこっちが恥ずかしいぜ。。。」と照れてた。。。 でもそのときに二人は、離れ離れになってないことの照れもあり、 そして40歳になったって、逢い続けてると思ってた。。。 今はほんとに離れて・・・いーねさんとこのゆみちゃんがしてきた試練を何一つ知らない。 もしかしたら、それでやっとゆみは、一人前に歩けてきたのかもしれないけど。 そろそろタイムリミット!約束覚えてるのかな。。。。 あ、話がずれましたね。。。 誰かに「純粋だ」とか「心がきれいだ」って言われると、思い出すんですよね。 そして出逢いの始めに、「ゆみは心がきれいだ。」って言った人たちを思い出す。。。 でもいいか。 開き直るわけじゃないけど、みんな純粋のままに終わってるんだから。 自慢じゃないけど、心だけは「きれいだと思ったら汚かった。」と 言われたことはただの一度も無いです。。。 ただ純粋だからこそ別れていくことになったんだと思う。。。 これからもこのバカ、治んないと思いますから。。。 みんな注意してね。うっかりゆみに言わないほうがいいですよ。口説き文句。。。 だんだんゆみも学習するので、気持ちのままに進むことを・・・ 躊躇するようになってきたこのごろです。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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え、めっちゃ すっごくわかります
何年越しのコメントだってなるかもだけど (2022年01月30日 02時24分20秒) |
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