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北緯15°西経91.5°(GUATEMALAN SLOW?LIFE)

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KENTA_GUATE

KENTA_GUATE

Mar 25, 2008
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カテゴリ:カテゴリ未分類
休日、山形から、仙台に電車で行った時、車窓からの景色で、すごく気になった所があり、その次の日、その駅に行ってみた。

山形と宮城の県境、奥新川という駅。
まだ雪が多く残る渓谷の中の駅は、無人であり、駅前には、一つ食堂があるだけ。

張り切って、大きなバッグの中には、山形駅のAEONで買ってきた、おこわ二つと、ごぼうサラダが入っている。これを川沿いで食べようと目論んでいた。
さて、到着して帰りの電車を確認すると、約2時間に一本しか電車が無い。11時過ぎについて、次の電車が12:45。その次は、15:30。15:30では、16:00からの山形での会議に間に合わない。ということは、この駅周辺に居ることが出来るのはたったの1時間半。ハイキングには短すぎる時間だ。

少し焦って、線路に沿って、山の中を歩き出す。雪解けのその土は、ぐちゃぐちゃしていて歩きづらい所がおおくあり、川に降りていくための山道は春まで閉鎖されている所が多い。

僕には目的地が一つあった。車窓から見えていた一つのもの。
それは、廃墟。

IMG_8972.JPG

最近、よく気になるスポットは、場末な雰囲気な所なのだが、廃墟は場末同様、すごくそそられる。15分くらい歩いただろうか、その廃墟が目の前に現れた。その廃墟は、期待していた通り、窓は割れ、壁には蔦が這い、鉄は錆びている。ワクワク。小学生の時、同じような廃墟に忍び込んで、かくれんぼしたり、むやみに散らかして遊んでいたあの頃の記憶がよみがえってくる。

中に入るドアを一つ見つけて、入ってみると、そこには大きな機械が多く並んでいた。男の子だったら、廃墟の中に、こんな大きな機械が現れたら、楽しくなってしょうがない。夢中になって、シャッターを切った。

IMG_8987.JPG

気がつくと、かなり時間が過ぎていた。もう一つの目的、雪解け水を触りにいかなければいけない。
車窓から見えた渓谷は、山々から多くの滝や、小さな流れが、きれいに透き通った渓流に注ぎ込んでいた。
やはり小さいときから渓流に連れて行ってもらっていたものとしては、こんなきれいな川を見つけたら、衝動に駆られるのは当たり前。山道から降りて水が触れそうな場所を探しに、少し早めに歩を進める。

駅に降りたときに気づいたのだが、雪解けのせいだろうか、すごく土のにおい、いや、葉っぱが腐る良いにおいがあたりに充満している。長い冬の間、雪で隠れていた葉っぱが、水と光を浴びて、分解して、大急ぎで土に還ろうしている。そんな光景を鼻で感じさせてくれている。

ふたたび10分くらい歩いた所に、山道があり(閉鎖されていたが)、渓流に降りれる場所があった。
雪まじりの急傾斜の道を慎重に、でも焦りながら降りていく。やっとの思いでたどり着いたその雪解け水は、思ったほど冷たくはなかった。しかし、その透明度は予想以上。手と顔を洗って、一息つく。本当は、ここでゆっくりとご飯を食べたかったのだが、ゆっくりしていたら電車に間に合わないかもしれない。泣く泣くその場を後にし、奥新川に戻ることにする。
駅に戻ると、電車到着まで30分もあった。電車が到着まで、スーパーで買った弁当を広げる。時間に余裕が無かったハイキングだったけれど、かなり充実な内容で、大満足な1日。

IMG_9007.JPG


帰り道、我慢していた花粉症の症状がだんだんひどくなってきた。考えてみれば、山は杉花粉のメッカ。薬も何も飲まずに来るなんて、自殺行為だった。





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Last updated  Mar 26, 2008 12:04:19 AM



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