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カテゴリ:語学
ソウルからプサンに引っ越してきた当所、
韓国語を勉強する手立てが何も無く、途方に暮れてしまった。 大学の語学堂に通おうとしたが、申し込み期間過ぎでNOと言われ、 夏休み明けに申し込んだら、予定人数に満たないので教室がないと言われ、 その次に申し込んだら定員オーバーでだめだった。 語学教室も、英語や中国語ばかりで韓国語を教えてくれるところがない。 ダラダラと時間ばかりが過ぎて焦った。 そんな時、 大学生のEさんを紹介してもらい、 (とにかく、韓国語を習うことになった。習えばなんとかなるだろう。) と言う、漠然とした気持ちのまま授業が始まった。 私の中で、具体的な勉強法は何も考えてなかった。 ただ、(言いたいことが言えるように)と、それだけだった。 だから、その時の勉強法は今でも疑問に残っている。 小学校中学年用の本を一冊渡されて、 「毎回2ページ翻訳してきなさい」 と言う。 「翻訳ですか?私は生きた会話ができるようになりたいんですけど・・。」 「この本には会話も出てくるし、なによりいい話ですよ、これは。」 (ほんとにこの勉強法でいいの・・?) とりあえず、その時は訳してみたが、知らない文法や単語ばかりで いっこうに進まないし、訳しても意味不明の妙な文になったりして とにかく時間が掛かるわりには、何一つちっとも頭に入らない。 話の先も見えないので、いい話かどうかもよくわからない。 あまりに先が見えないので、だんだん私は、この本の表紙を見るのも 嫌になってしまった。 おまけに、話の設定が30年くらい前のことなので、 せっかく覚えた「ムンバングジョム」(文房具店)という単語も 今では使わないらしい。 (私はこれを韓国人に言って笑われた。++;最近では「ファンシーショップ」というのだそうな。) 結局、翻訳が終了したのが、ほぼ1年後。 そんなに嫌ならやめりゃいいのに・・と、自分でも思ったのだが、 (実際、何度も訴えてみた) その度になんだかんだと却下され、こちらも意地になり、 (そんなら終わらせてやろうじゃないの!!)と、 無駄な時間を費やして、まったく身に付かない韓国語翻訳作業に取り組んだのである。 あぁ・・その時間を違う教科書に充ててりゃ、 今頃私はもっと韓国語ペラペラで、「冬ソナ」も「天国の階段」も 字幕なしで堪能できたであろうに・・!!(TT) で、そのテキストはというと、 終わった途端、2度と読み返さずに、本棚の奥深ーくにしまってある。 もちろん、表紙も見えないように・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月15日 16時35分24秒
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