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カテゴリ:語学
今日、なんとなくTVを見ていたら、フォーク歌手のイルカが出ていた。
彼女が「なごり雪」をハングルで歌うというので、 思わず(おおっ・・!)とボリュームを上げて聞いてみた。 実は、私も「なごり雪」をハングル訳にしたことがある。 プサンにいた頃、毎週2つ、ハングルで作文を書くという宿題をやっていたのだが、 どうにもネタに行き詰まり、 たまたまその時ラジオでかかっていた「なごり雪」を聞いて (これだ・・!)と思ったのだ。 たまには、既存のものを訳してみるのもいいんじゃないかと。 訳してわかったのだが、 韓国語には「なごり雪」という言葉がなかった。 「なごり(名残)」は、あるのだが、「なごり雪」の、そのニュアンスをうまく伝える言葉がない。 だから、「なごり雪」は、一番近い言葉で、「季節外れの雪」と訳される。 でもそれじゃ、なんとなく、しっくりこない。 それで、もっともそれらしい言葉を当てはめると、「ポムヌン(春の雪)」になるらしい。 これを訳した時、(あぁ・・日本語ってきれいだな)と思ったものだ。 「春の雪」は単なる”春の雪”だけど、 「なごり雪」は、そこに雪の情感が伝わるではないか。 これをハングル訳できなかったのは、ちょっと残念だった。 ところで、イルカの歌うハングルの「なごり雪」は、 私の訳とはずいぶん違っていて、やはり、すごく詩的で情感があり、きれいだった。 直訳で、味も素っ気もない私の訳との、なんという違いであろうか。 やはり私には、翻訳の才能は、無い・・・! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月24日 12時14分55秒
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