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カテゴリ:語学
プサンに住んでいた頃、
うちは、12階建てのアパートの11階にいたのだが、 時々、二匹の犬を連れた12階(うちの真上)のお嬢さんと エレベーターに乗り合わせることがあった。 この彼女、 背がスラ~リと高く(170センチくらい?)、 長い黒髪をサラリとなびかせて歩く姿がまるでモデルのようにかっこよく、 その上いつも感じが良く、笑顔がとっても可愛いらしかった。 私は勝手にチョン・ジヒョン(「猟奇的な彼女」のヒロイン) と呼んでいたのだが、 彼女よりももっと親しみ易い感じだった。 ある時、 授業を終えたEさんと私がエレベーターから降りると、 彼女が下で待っていたので、 「アンニョンハセヨ~^^」 と会釈をしてすれ違ったのだが・・。 ボ~~~~~・・・・(・-・) 「先生・・?」 「・・・・・」 「ちょっとE先生!」 「あ・・・あ、ハイ!?」 「何 見とれてんですか」 「いや~・・**」 「今 見た彼女でしょ^^」 「え、ええ・・ははは・・・^^:」 「可愛いでしょ?」 「・・・かっわいい!ですねぇ~~~・・・!@@」 「チョン・ジヒョンみたいですよね」 「そうですね~~!!」 「E先生が好きそうな感じ~^^」 「チョン・ジヒョンが嫌いな男がいますか~~!!」 「そりゃそうですね」 「何歳くらいかな・・」 「大学生かな?聞いたことないけど・・」 「いや~でも可愛い・・・」 「今度会ったら聞いといてあげますよ^^」 「ええ、ゼヒ!」 「先生・・・もしかしてまたアタックする気じゃ・・・--;」 その1週間後・・・・ 「E先生、あれからすぐ、また彼女に会ったんですけどね・・」 「え?誰?」 「チョン・ジヒョンですよ、上のチョン・ジヒョン!12階の美女!」 「あ~!上の美女!」 「それが、美女じゃなかったんです」 「美女じゃない・・・?」 「ええ」 「どういうことですか?」 「年を聞いたら、大学生じゃないって。 来年受験みたい。背は高いけど高校生ですよ」 「え~ほんとに!?@@」 「若いでしょう? だから、美女じゃなくて、美少女だったんです」 「そうでスカ・・**」 「若いですよね~。先生、いくら可愛くても対象外でしょ?」 「そうですね・・ちょっと年下すぎますね・・++;」 「また違う人探してください^^;」 「ええ、そうします・・・ーー;」 てっきり大学生だと思っていた大人っぽい12階の美女は 実はまだ高校生、12階の美少女だった。 そして、 すれ違いざまに感じたE先生の一瞬の恋心は、 年の差というその現実の前に、 あっけなく、これまた一瞬でヒュワワ~ンと吹き飛んで行ってしまったのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月13日 14時42分48秒
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