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カテゴリ:Nの日記
先週日曜日に3回目のカウンセリングを受けてきました。
これまでの2回は、回答したアンケートの答えに沿って、時系列的に周囲の環境変化や起こった出来事について話していくという形でしたが、今度訊かれたのは私自身の(実家の)家族との関係のこと。 正直気が進まず。。 というのは、いちばん相談したい本題とは関わりがないように思えたから、なのですが。 でも、私という人間をより正確に少しでも理解してもらうためには、むしろカウンセラーさん側に必要なプロセスなのかなとも思い・・・ 訊かれるままに、できるだけ思い出しながら話してあっという間に1時間。 これで6000円。。。 きついです(泣)。 なかなか本題に入れないというのは、いろいろな意味でつらい~ まぁしかし、カウンセラーさんにとってみれば、私という人間のことを何も知らないまま、いきなり悩みを打ち明けられても答えようがないんだろうなぁとも思うわけで。 もう少し続けてみたいと思います。 カウンセリングのことをいろいろと思い出しながら、改めて考えたりして・・・ やっぱり私は親とのことを考えたくないんだなと自覚しました。 とてーも嫌な気分になるから 私自身は家庭を持って子どもが生まれて、親自身も歳を取って性格的に丸くなったりして、お互いにそれなりに“成長した子ども”と“老いた親”という関係を表面上うまくやっている今。 時間が味方して自分の中で割り切ってこれた(と思っている)部分をもう一度ほじくり返すというのは、何だかとにかくとても嫌な気持ちになります。 自分が実際に親になってみて思うこともあって。 親になったからと言って“大人”なのではないということ。 親も人間だから完璧ではなくて、間違うことだってある。 うまくやれないこともたくさんある。 でも、だからこそそれなりに、やっぱりがんばっていて。 じゃあ、がんばっていれば、どう間違っても、うまくやれなくても許されるのか。 それは、親の理屈で子どもに甘えるということ。 いかにそうなりやすいか、気をつけていても無意識にそうなってしまうことだってあるということを、知っているかいないか、これはすごく大きいことだと思う。 無自覚であるということが、ときにどれほど暴力的なことなのか。。。 結婚する前にいろいろな本を読んでみたことがありました。 今通っているカウンセラーさんが薦めている加藤諦三さんの本もいくつか。 加藤さんの本は親からの影響というものを「まず自覚する」という点では確かに役に立つと思う。 要は、物足りなかったのでした。 その先が知りたい。 親から受けた影響というのがなかなか厄介なものだとして、じゃあそこからどうしていけばいいのか、ということを。 今まででいちばんしっくりと「これだ!」と思ったのは、なんと『デクスター』中のワンシーンでした。 ※以下、ネタバレ注意です。 シーズン3でミゲルがデクスターに殺された後、デクスターとミゲルの弟ラモンが対峙するシーン。 ミゲルは、小さい頃から父親に虐待されていて、その父親を嫌悪しながらも、父親がいなくなった後は結局は自分が父親に成り代わってしまったという人。 自らが父親と同じ支配者になることで虐待のトラウマを無意識に解消しようとしている、ということでしょうか。 弟ラモンは父亡き後もミゲルに支配されていて、そのミゲルが今いなくなってしまった。 今度はラモン自身が、自分の息子に対して父親=ミゲル=支配者になろうとしている。 そういうことを予感させるシーンで、デクスターがラモンに一言。 「お前が断ち切れ」 というようなことを言うわけです。 シンプル イズ ベスト! いいこと言う~!! さすが私のデクスター(こら) もう、ぐっときちゃいました☆ 父親から兄、兄から弟、弟からその息子への支配の連鎖を「お前がここで断ち切れ」と。 ラモンははっと我に返って・・・ え?(デクスターって)お兄さん殺した人なんですけど?とか、デクスター自身も過去のトラウマから現役シリアルキラーなんでしょ?って、突っ込みどころは満載なわけですが(笑)。 デクスターって、ときどきすごく真っ当だなぁというか、たまらなく人間臭くて可愛らしくて、とにかく好きです テーマはすごく深刻なのに、なんでしょうあの軽いノリは。 それでいてやっぱり深い。 ほろ苦い『Lie to me』も好きですが、笑いの要素がさらに加わった『デクスター』は私の中では最強。 海外ドラマの中で、実はいちばん好きです。 そうか。 笑い、っていうのは大事なんだなぁ。 人生いろいろあるけど、どんなときでもいいことにくすっと笑えるような、そういうしなやかさを持っていられたら。 そんなわけで、『さや侍』も観てみたいなぁと思うのでした ・・・あれっ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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