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テツの「PuraVida!」日記

テツの「PuraVida!」日記

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2006/11/03
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カテゴリ:素晴らしき人々
みなさん、こんばんは。
“あんちくしょうたちの日記”コーナーの
時間がやってきました。

お相手は、
最近久しぶりに会った友人に
「おっさんになったね」と言われる確率が
イチローの盗塁成功率より高めな“DJセニョール”です。
最後までお付き合いくださいね。

本日のピックアップは、
東京都東村山在住の、SHINGO君(20歳)。

わたくしDJセニョールと違ってここ最近、
「あれ、若くなってきたんじゃない?」
と言われる確率が新庄の打率くらいという
極めて微妙な確率の、期待の若手選手です。

数ヶ月前に、
この深夜番組『PuraVida!日記』の
『 放浪野郎の煽り。 』という回の時にも
登場してもらいました、
限りなく危険な、要注意大学生のひとりです。

では、
今回の“あんちくしょう”SHINGO君の
素敵な日記いってみましょう。





 『 自然の自由 』


  天気予報に反して晴れた予想外の日曜日。

  何か非日常なことがしたくなりました。
  そこで時計・携帯を留守番させ、
  チャリに乗って多摩川を目指します。
  どれくらい走ったんだろう。
  それが分からないのがいいところ。

  多摩川の河川敷までやって来ました。
  腰を下ろして、残りわずかとなった
  “ASIAN JAPANESE”を読破。
  この本、本当に奥深いです。
  自分の旅の時の思い、
  考えていたことなんかがシンクロして、
  とても考えさせられます。

  旅って楽しいだけじゃない。
  辛いこと、しんどいこと、不便なこと、いっぱいある。
  危険でもある、孤独でもある、不安でもある。
  それでも、たくさんの人がそういう旅をする。
  俺もそういう旅をする。

  これってなんでだろう?

  目の前を多摩川が流れている。
  決して速くはないけど、決して止まりはしないその流れ。
  この流れは、どこまで行くんだろう。

  いつかは海へ出て、
  遠い遠い国の海まで行くのだろうか。

  いつかは雲になって、
  遠い遠い国の空まで行くのだろうか。

  そしてまた雨として地上に降って、
  どこかの川の流れになるのだろうか。

  今目の前を流れている水は、
  いったいどんな道を経て
  この多摩川を流れているのだろう。
 
  今見上げている雲は、
  いったいどんな道を経て
  この東京の空に浮んでいるのだろう。

  なんか、自然って自由ですよね。

  船乗りが神経を尖らせる経済水域なんてものも、
  この水は悠々と通過します。
  飛行機が決まったコースを進む空を、
  あの雲は風の吹くままにふらふらします。
  そこには国境も、税関も、パスポートチェックもない。

  そこでは世界はまだ1つで、まだ自由なんですね~。

  決まりを作るのが大好きな人間は、
  何もない大地の上に道を作り、
  そこだけを歩くようになりました。
  
  やがて陸地の上に国境という線が引かれ、
  それを巡って争い始めました。
  
  それに嫌気がさして海を旅するようになったけど、
  結局海の上にもその線を引きました。

  それでも自由を求め人間は空を飛んだけど、
  そこにすら道を作りました。

  こうして人間は、自ら切り開いた自由に
  自らの手で制限をかけていきました。

  人間は基本的に、自由に憧れるのだと思います。
  でも、人間は自由を本質的に
  恐れているのだとも思うのです。

  決して手に入りはしないからこそ、人は
  “自由っていいな~!俺ももっと自由に生きたいよ!”
  なんて気楽なことが言えるのかもしれない。
  しかし、実際その自由を目の前にすると、
  “いや、やっぱ俺○○だしな~。ちょっと無理かな~。”
  なんて言って逃げ出すのかもしれない。

  自由はいつもそこにある。
  逃げ出すのはいつも人間だ。

  それはまるで、
  美しい女性に強い憧れを抱きながらも、
  いざ彼女を目の前にすると
  及び腰になってしまう男のよう。

  自由は美しく、高潔で、険しい。
  だから、僕は思うのです。

  自由に生きること、それはきっと戦いなんだ。
  本当の自由人、それはその戦いから
  逃げない人のことを言うんだ。

  何が起こっても、誰のせいにも何のせいにもできない。
  もしかしたら、誰も助けてくれないかもしれない。
  それでも、自分の足で立って歩くしかない。

  自分の人生に対する果てしなく思い責任
  直面せざるを得ないであろう絶対的な孤独
  戦わなくてはいけない本質的な恐怖
  これらを受け入れる覚悟がない人を、
  僕は自由人だとは思いません。
  それはどっちかというと道楽人です。

  恐らく、道楽人としての人生の方がはるかに楽で、
  一般的には幸せなんでしょう。
  僕も人には道楽人になることを勧めます。

  でも、僕は自由人になりたい。

  なんでかは分からない。
  僕に一般的な幸せを受け入れる器が
  まだないからかもしれない。
  僕の幸せは、他人には分からない
  何かの先にあるからかもしれない。
  このままなら、とっても簡単に
  道楽人としての人生を楽しめるでしょう。
  でも、そんな自分に対して
  絶対的に満足してない自分がいる。

  目の前を流れる川の流れを、空を漂う雲を、
  誰も止めることは出来ない。
  僕もこの自然のように強く、自由でいたい。
  速くなくたっていい。真っ直ぐじゃなくたっていい。

  ゆっくりと、ふらふらと、それでも確かに、前へ。





SHINGO君、どーもありがとう。
多摩川の河川敷で湧いてきたというこれらの言葉たち、
そして感受性、とても素晴らしいとセニョールは思います。

みんなからのおっさん大合唱に負けないように、
これからも心は瑞々しく、
あ、心“も”瑞々しく頑張って下さい。

リスナーのみなさんも、
お聴きいただいてありがとうございました。

お相手は、
おっさんになったと言われるのは、
髭を生やしてるせいじゃないのかと
真剣に思おうとしてる、DJセニョールでした。

See You Next Week , Bye Bye!!!






『われわれの自由とは、
 今日、自由になるために戦う
 自由な選択以外のなにものでもない。』
              哲学者・サルトル






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Last updated  2006/11/06 01:52:47 PM
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