バスに乗っている時から、雪が舞い落ちていました。静岡側の
浅間大社では、満開の桜で麗らかな雰囲気でしたが、山梨側の
浅間神社になると、すっかりと様変わりました。とても寒いです。
「北口本宮富士浅間神社」は、吉田口登山道が富士山頂に向か
う起点です。そのせいか、引き締まった厳しい気迫を感じました。
樹齢何百年の大杉の参道を抜けると、木造の大きさでは日本一の
鳥居が。朱塗りの４脚鳥居で高さ17,7ｍあります。垂仁天皇の代に
富士山の大噴火を恐れる人々の心を静めるために勅令をもって、
火山鎮護の神、コノハナサクヤヒメノミコトを祀ったそうです。
樹齢千年の御神木(天然記念物指定)太郎杉。かなり立派です。
本殿は、1615年（元和元年）に建立されました。根の辺りを触ら
せて頂きました。先ほどの洞穴で、すでに太ももの筋肉痛が・・・
この辺りから雪がかなり落ちてくるようになりました。かなり寒く
次第に積もって来ます。4月なのに雪だなんて。でも白い世界に
なりつつある風景が、私には初めてでとても美しく感動しました。
みなさん同じようなことを思われていたようです。それくらい感動。
鳥居の左前にあるのは、コノハナサクヤヒメノミコトのお姉さんの
イワナガヒメ。イワナガは、岩の永遠性を表すモノとされています。
この鳥居が登山門と呼ばれ、お山開きにはこの鳥居に張った
綱を切ってお道開きをするそうです。これをくぐった先のお社は
近世富士信仰の元をつくった３人の方々が、祀られていました。
吉田口一合目からは、かなり険しい道のりだそう。今は、五合目
までバスで登れますね。江戸時代には富士山を信仰の対象とする
富士講の人々に拝されたそうで碑がたくさんありました。帰路には
雪も止みました。今日は、桜・水・火・雪を体験出来て満足しました。
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