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2006.11.24
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カテゴリ:アート・イベント
東京国立近代美術館の「揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに」に行ってきました。

企画展の入場券を買うと、常設展と工芸館の企画展も入場できますが、工芸館の方は10月末に来たとき同様「ジュエリーの今:変貌のオブジェ」で、正直二度見たいとは思わなかったので、常設展の「近代日本の美術」だけついでに覗いてきました。こちらは、いくつか掛け換わっていた一方、前回いいなと思ったものはほとんど残っていて退屈しませんでした。


明治から大正にかけての開国後の時期は、一気に洋画や遠近法などが入ってくる一方、著名な日本画家も何人も洋行し、日本画も日本人の描いた洋画も和洋両方の技術が入れ乱れ、一番面白い時期だと思います。

狩野芳崖の日本画は構図や色遣いが違うし、彭城貞徳の「和洋合奏之図」は和洋楽器を畳の上で弾く子供たちを描いた油絵だったりするし、油絵の具で描かれた武者絵(曾山(大野)幸彦の「武者試鵠」)があったりするし、川村清雄 の「瀑布」は日本画の典型的な滝の構図で何か新しい油彩ならではの表現をしている気がします。

最初の展示室にある狩野芳崖の「悲母観音」は1979年発行の近代美術シリーズで切手になりましたが、今回の展示で一番見たいと思っていたのはやはり1982年に近代美術シリーズで切手になった岡田三郎助の「あやめの衣」でした。こういう日本人独特の油絵は大好きです。右は、和田英作の「野遊び」。

あやめの衣.jpg 野遊び.jpg


岸田劉生は一連の麗子像で有名ですが、ここでは「壷の上に林檎が載って在る」と「道路と土手と塀」が展示されています。麗子像は正直好みから外れますが、この壷や舗装されていない土の道路の質感がすごくリアルです。ちなみに常設展の方にいくつか麗子像がありました。

小林古径の唯一の油絵だという「静物」は、みごとに違う画材を使ってみただけという趣でしたがそれはそれで興味深かったです。

他、いいなあ、と思ったのが、高橋由一の「鯛」、荒木寛畝の「狸」、荒木寛畝の「雉図」、渡辺省亭の「牡丹に小禽図」、渡辺省亭の「インコ図」と「魚貝図」、徳岡神泉の「椿」、榊原始更の「路」、小杉放菴の「黄初平」。

川端龍子の「土」は、大地に生えた深い草の根元に小さな鳥の巣がある絵です。 

秋口に練馬区立美術館で見て凄くいいと思った近藤浩一路、油彩も水墨画も出ていましたが、今回の展示では特に水墨絵の選択がいまいちなのがちょっとだけ残念です。


ちょっと変わったところで、下は熊谷守一の絵描かれた魚が妙に人間臭い「海の図」や「白仔猫」が、結構好きだと思いました。



[参考]
 
 東京国立近代美術館 公式サイト

 ※ 割引引換券はここ

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最終更新日  2011.09.24 21:31:32
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