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テーマ:ゲーム日記(30166)
カテゴリ:MOTHER
■マザーズ・デイですね。全国の母のみなさん、毎日ありがとう。今日のBGMはジョン・レノンとポール・サイモンでいいですか。足りなかったら、ピンクフロイド、かけてもいいですか。今日は久しぶりにゲームソフト「マザー」の話をすることにします。
■このゲームをやったことがあって少しでも気に入った方はおそらくこのページのことはご存じだと思います。もしやったことがないという方でも、ぜひ一度のぞいてみて下さい。ここには「マザー」「マザー2」のセリフが全部掲載されています。 ■このゲームの面白さの大部分はセリフの妙にあります。ゲームを進めていく中で、色んなキャラクターに話を聞きながら、仲間を集めて、イベントをクリアーしていくわけですが、その会話自体がとても楽しいし、時々ドキッとさせられます。物語の進行上、相手の質問に「はい」と答えるはずの所も、「いいえ」と答えたらどうなるんだろうと、わざと自分の都合と逆の答え方をして、相手のセリフを確かめることもしばしばありました。 ■いくつかお気に入りのセリフたちを抜き出してみます。 ◆場所 「マジカント」 相手 「マジカントの住人」 「幸せについて哲学してるやつに会ったか?」「はい」「嘘ついてるだろう。おれにはお見通しさ。」 「やつはあだ名をつける名人なんだ。最高にセンスがいいんだぜ」「いいえ」「会わなきゃ別れもないわけだ 」 ◆場所 「マジカント」 相手 「フライングマン」 「私はフライングマン。あなたの力になる。そのために生まれてきた」 (フライングマンが倒れてしまった場合) 「兄は美しく倒れたと聞きます。ハカを立てて手厚くとむらいました。次は私の番です」 ◆場所 「地下大河」 相手 「忘れられた男」 「オレは忘れられた男。いないのも同然。気づいてくれなくてもよかったのに… オレのことなんか無視していいんだ」 ◆場所 「スノーマン」 相手 「アナ」 「あなたにとってもよく似た人を夢で見たことがあるわ」 ◆場所 「ホーリーローリーマウンテン手前の小屋」 テディ 「力だけじゃ奴らに勝てねぇ。でもオレ達は必ず平和を取り戻せる。信じてるぜ。」 ネス 「おい、ロイド君。君のなけなしの勇気を使う時がきたようだぞ」 ロイド 「今度こそ弱虫の僕が戦う番だ。 テディ!君はここで休んでいてくれ」 ■マザー2ではご存じ「どせいさん」が登場。サターンバレィに生息する彼らの言葉はまさにこのゲームの哲学のかたまりです。文法的には日本語よりも英語に近い構造を持っていますが、読む時は是非どせいさんフォントで読みたいものです。(上記HPでダウンロード可能です) 「あー もー…。ほんとにー!にこにこ」「やるときゃやる。」「なんか むつかしいことを かんがえよう これからの ぼくは。」「ふー。ぽえーん。」 ■もうひとつこのゲームで驚いたことは、罪悪感の存在です。色んなキャラクターに声をかけて話を進めていく以外にも、画面に現れる様々な物(ドアとか箱とか本当に色んな物)をチェックしていくわけですよ。これはRPGではお決まりのことですよね。でね、いつもの調子でスノーウッドの寄宿舎で友達が作っていたプレゼントの箱をチェックしたんですね。以下その場面です。 「あー、眠い。明日はトニーのお誕生会だろ? だからみんなに配るクッキーをひとつずつ心をこめて包んでたんだ。」 (クッキーをチェックした場合) 「今日のジェフはずいぶんひどいことをするんだな。」 ゲームでこんな気持ちになったことは初めてでした。だから2度目以降はこの場面では絶対にこの箱をチェックしないことにしました。でも、そうしないと進まない物語にこういう仕掛けを作っておくということ自体、凄いゲームだなぁと唸ってしまうわけですよ。 ■最後にもうひとつだけ。やはり主人公が成長していくには様々なアイテムが必要なわけで、危険を冒してまで、それを手に入れようとするわけですが、マザーの中に「あいのことば」ってアイテムがありました。これはわざわざ孤島に行って、そこにいる博士にいちごどうふ(これを手に入れるのにも相当苦労したんだ)を渡すことによって、やっと手にすることができるものです。 ■それでね、色んな持ち物を犠牲にして、ギーグとの最終決戦に備えて、その「あいのことば」をとっておきの最終兵器だと信じて最後まで残しておいたんです。さて、いよいよ、ホーリーマウンテン。ギーグが現れ、その重々しい攻撃に耐えきれなくなった時、よし今だと思って、使ったわけですよ、「あいのことば」を。 グッズ → あいのことば → 使う → 「・・・好き・・・」 よーし、これはギーグに相当なダメージを負わせたなって思うじゃないですか。ここでこのアイテムを使うことに気づいた自分に少し誇りを持っちゃうとか、そんなこと思っちゃうじゃないですか。でもね・・・、何も起こらなかったんですよ。まったくこの戦闘において、この言葉は何の威力も発揮しなかったんですね。じゃ、この「あいのことば」っていったいどういう風に使うのが一番有効なのかって考えると深いでしょ。このエピソードだけを書いても、かなり語れるんですが、ま、そんなゲームなんですよ。 ■実は「マザー2」の方もセリフの面白さに関しては、より磨きがかかっているような所があって、触れたい場面は、もっともっとあるわけなんですが、それはまたの機会にということに。では、See You Again ってことで。 ← please vote! おまけ ■ドコドコ砂漠 黒ゴマと白ゴマ 黒ゴマ (よくこんなに小さな黒ゴマに話し掛ける気になったものですね) (昔、つめたくした白ゴマに、もしも会えたらあやまりたい) 白ゴマ (昔、好きだった黒ゴマがこの砂漠のどこかにいるって聞いたんですが、 もし会ったら白ゴマは今も好きよって伝えてね。) (えっもう会った?!元気でしたか…そうですか。) 黒ゴマ (えっ、白ゴマが…まだおれを好きだと?!ホロリ…) ■ゲーセン 「あ、あ、おま(え)、今、ガンつけ(な)かったぁ?(な)まいきこいてると、(ぶっ)とばされっぞォ。」 ■ハッピーハッピー村 「無人の販売所で金を払わないやつを監視してるんだ。」 (お金を払った場合) 「お前ちゃんと払ったな。よしよし。」 (お金を払っていない場合) 「おれは見た。お前は金を払ってない!」 (信者と戦闘) 「バトルではおれに勝ったが、お前の良心は痛むだろうな。フッフッフ。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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