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宮崎で口蹄疫とかいう病気が広がって牛や豚などの家畜が大量殺処分され、ブランド牛の種牛にもその被害が及びだしたなんていう痛ましい事態が起こっているけど、ここで奈良市民としては奈良公園のシカは大丈夫だろうかと心配になってきました。
昔、学生時代に宮島に遊びに行ったとき、後輩がシカに足踏まれて白い靴にチョキマークをつけられたことを思い出したのです。足跡がチョキということは蹄が2つの偶蹄類ってことですよね。ニュースなどで口蹄疫は偶蹄類の家畜などに発生する病気だと言っていましたが、シカは大丈夫なのでしょうか? 宮崎では家畜舎の付近では車などに消毒処理をしている様子が映し出されていましたが、奈良公園のシカは一応、野生のシカということになっていて、一定の場所に棲んでいるわけではなく、あちこちに移動します。市街地まで出てくることもしばしばです。これだけでも消毒処理による防除は不可能に近いと思われます。 その上、奈良は観光地で、日本全国のみならず、世界各国から観光客が訪れます。そして、その多くが奈良公園でシカとご対面です。さらに、今年は遷都1300年祭ということもあって、観光客の数が半端ではありません。 家畜の場合は農林水産省所管で一極集中できますが、奈良公園のシカは天然記念物。つまり文化庁の所管となり、省庁が文部科学省と農林水産省に跨ってしまいます。奈良でも畜産業を行っているところはあります。防除の手立てはあるのでしょうか?もし、発生した場合、どうするのでしょう?縦割り行政で対応が遅れることはないでしょうか?牛や豚のように奈良公園のシカも殺処分するつもりなのでしょうか?それも全頭?8世紀からの歴史を持つ神鹿は大丈夫なのでしょうか? 何かの番組で「ワクチンはあるのに使わない」ということが話されていましたが、獣医師や畜産の専門家ではなく、いわゆるコメンテーターの発言だったので、あてにはできませんが、ワクチンによる予防や治療という点はどうなっているのでしょうか?口蹄疫にかかると成長が悪くなるとか不妊・流産、運動障害などが起こるそうですが、それはウイルスの感染による症状でそうなるのか抗体を持つとそうなるのか、どうなのでしょう?ウイルスは生体内でしか増殖できないので、感染拡大を防ぐには皆殺しが一番手っ取り早いというのはわかるのですが、抗体によるものでなければ、種牛などは隔離&治療で救えないものなのでしょうか?殺処分されていく豚を飼育していた畜産農家の方が「ブタちゃん・・・」と、涙ながらに話されているのを見て奈良公園のシカも他人事ではないと思いました。ちゃんと対策をとってくれ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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