埼玉.所沢/ キヤリア40" 現役整体師の技と知恵

「あぁぁ～、これは厳しいなぁ～」
「えぇ、厳しいってどうしたんです？」　　　

　　 「・・・・・」

「ウ～ン、これは参ったなぁ...」
「...あれでしたら、明日またきて、院長先生にお願いしてもいいですけど」
「ですねぇ、それでもいいですよ」



夕べ、仕事が終わってかかりつけの歯医者へいったときのおはなし。
しばらく調子よかったのに、あちらが欠けこちらが欠け、詰め物が抜け落ちたりしているうちに、二週間ほど前から、左右両方の奥歯がいよいよ痛くなりはじめた。普段はなんでもないのにちょっと硬いもの、といってもキンピラや沢庵ていどのものでも、うっかり噛むとヅキ～ンとひびく。

「虫歯予防の決め手」

いつもは痛くならないうちに早め早めに受診しているが、今回は一年ちかくも空いたので抜歯を覚悟。それにしても麻酔注射を打つときの、あの頭のてっぺんに突き抜けるような激痛を想像するだけで身震いする。歯を削るのはしょうがないとしても、抜歯のときの麻酔針の傷みはもうちょっと何とかならないものでしょうかねぇ。あれがなければ歯医者にいくのも、もっと気が楽なんだけどね。

で、診察台に座って、口をあけたとたんにドクターが、「あぁぁ～、これは厳しいなぁ～.....」。患者...「？!!」。。。誰でも歯医者というものは余程でなければ行きたくない鬼門(失礼)。どの患者も先生の一言ひとことに耳がバンダになっている。近頃の政治家じゃないけど、医者のひとことで患者は恐怖と極楽を敏感に感じとっているのです。

いつか落語家の柳昇さんがいっていたけど、「医者があぁ～って言ったときは、ろくなことがない」ってホントですね。

「日本全国・歯医者の口コミネット」

で、結局、今日は休み中の院長先生に連絡がいき、クルマで20分ほどの自宅から駆けつけてきた。とりあえず、左奥歯一本を抜歯。抜歯といっても、もう神経は壊疽状態でそのまま歯根を抜いて神経も掻きだしたので、麻酔注射なしで終了。ガリガリだいぶ削ったようだが痛みなしでホッと胸をなでおろす。痛い思いをしなかった分ちょっと得したような気分。

考えてみれば外科医や歯医者は、手先や器具を微妙に操作する職人みたいなもので、人によって上手下手があるのは仕方ないとして、学校をでてまだ2.3年の二代目先生も、一日も早く熟練の域になられんことを期待しています。

帰りしなの待合室は夜も遅いのに、患者さんでいっぱいでした。細かい治療を丁寧にやってくれる、評判の歯科医院なんです。念のため。

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