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カテゴリ:一病息災
ここ数週間で秋もぐっと深まり、紅葉前線もそろそろ里山に降りてきそうな季節になりました。 昼間は暖かくても、朝晩の冷え込みで、思わぬ体調を崩してしまうなんてことも多いようです。出かけるときは、薄手のウィンドブレーカーなどをカバンに忍ばせておくと重宝助です。 ところで、アルコールが強いというのは、生まれながらにして、その人のDNAに深く刻み込まれていると聞いたことがある。自分の両親か、祖父母のどちらかが酒に強いと、その子供や孫の中に1人や2人くらいは酒の強い人がでてくるそうだ。 しかし酒に関しては、はたから見ていても本当に気の毒なほどに、縁が切れない人がいる。むしろタバコよりやめるのが大変なのでは。 当院の常連さんのなかにも、長年にわたる大量の飲酒で、慢性アルコール性肝炎という人がいる。最近になって急に体重が10キロ近くも落ち、以前より体がひとまわり小さくなった感じだ。週に何回か点滴を打ちにいき、その帰りに当院に寄って吸い玉と整体をやるという剛の者だ。 「ここへきて、吸い玉と整体をやるとすっきり楽になるんで助かります...」。どうもこの様子では、一生酒からは縁が切れそうもなさそうだ。 愛想がよくて腰の低い、商売人を絵に描いたようないい人なんだけど、唯一の楽しみがお酒だ。それもほろ酔い加減の酒ならまだしも、毎晩のように人の手を借りなければ帰れないような飲み方だというから、体を壊すの自業自得である。 1483年にイギリスに生まれ、初めて結婚したのがなんと80才。1男1女をもうけ、しかも122才で再婚! 亡くなったのは152才だそうで、生涯こよなく酒を愛し、長寿をまっとうした人だ(年齢についての虚実は定かではない)。 オールドパーに152という数字が入っているのは、トーマス・パーの亡くなった年齢を示しているのだそうだ。 日本でも泉重千代さん、横山大観など、大酒飲みでも長生きした人は大勢いるそうですから、愛飲家のどや顔が目に浮かぶようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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