団塊世代もまだまだ若いと思っていたら、いつの間にか70(才)の山が見えてきた。誕生日おめでとうと言われてもちっとも目出度くもなし、むしろ愕然として老い先の心配、鬱々とした気分が正直なところだろう。
先頃も、認知症の高齢者が徘徊したまま行方不明になり、何年ぶりに見つかったというニュースがあったばかり。出たまま帰らない行方不明者が年間一万人近くもあるというから驚く。 ということは他人事ではなく、誰でもそのような事態になりうると心した方がよさそうだ。
山歩きをお勧めします、心身ともにリフレッシュされます 2014.5.20 埼玉県飯能市.名栗湖奥の「日向沢ノ峰=1356m」
厚労省の発表した、「正常でも認知症でもない状態の高齢者」が増えていて、全国に400万人もいるという。こうした高齢者を役所では「軽度認知障害(MCI)」と仕分けしているそうだが、医療界ではMCIの人を早期に見つけ、発症予防の手立てを打つ試みが始まっているという。
MCI(軽度認知障害)とは...厚労省HP
MCIに気づくきっかけ
1 同じことを何度も言ったり聞いたりする
2 人と会う約束をすっかり忘れたことがある
3 昔のことは覚えているが最近のことはすぐ忘れる
4 電話で聴いたことを正確に家族に言えない
5 よく物をなくしたり置き忘れしたりする
6 薬を飲んだかどうか分らなくなることがある
1~2個位なら問題ないが、上記症状が半年も続いたり段々ひどくなるようなら、「もの忘れ外来」、「精神科」、「神経内科」など認知症の専門医に相談したほうがいい。
合言葉は 『く.く.か.か』
「く」...薬 飲み忘れ、飲み過ぎを防ぐためカレンダーBoxに貼るなどの工夫が有効。
「く」...車 症状が進むと判断力が低下するため運転はやめた方がいい。
「か」...お金、さまざまな詐欺に合わないよう気を配ること。
「か」...火事 たばこやコンロの消し忘れに要注意。タバコは止めた方がいい。
気づいて!新型認知症・見分け方&対策大公開 NHKためしてガッテン